パッと読みたい人は見出しをクリック
【浮動性めまい】自分の身体ではないような感覚になり、雲の上を歩くようなフワフワ感がある
30代 女性
〇主訴
数日前に姉妹の知り合いの整体施術を1時間半程度うけたあと、フワフワした感じのめまいが酷くなった。左半身が自分の身体ではないような感覚があり、歩きにくさを感じる。このような状態でもあるため、首や腰に強い張りを感じる。
※頭蓋骨調整をするところを探してカイロプラクティック心を訪問。
〇既往歴:現病歴
20歳の頃にもめまいを発症している。
右膝の骨折
現在も気になる部分は、歯のかみ合わせが悪い感覚があり、鼻詰まり感が続いている。
〇病院での診断
過去のめまい 病院⇒異常なし
〇カイロプラクティック心の主な検査
- 脳疾患、腫瘍によるめまいの鑑別
- 姿勢分析
- 機能神経学
- 原始反射
- 触診
- カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)
〇所感
カウンセリングと神経機能の検査を最初に行い、脳疾患や腫瘍によるめまいでないかを鑑別し、カイロプラクティック適応のめまいであることを確認し施術を行うことを決定した。
原始反射をみると恐怖麻痺反射が現れている。(神経不統合、マイヤーソンテスト、ディレクトリウォークなど)恐怖麻痺反射がみられると自律神経も乱れやすい傾向がある。また、感覚的に過敏な傾向もあり、これに関してはクライアント自身も自覚があり、カウンセリングでも感覚的に話す印象をうけた。
フワフワ感のめまい(浮遊性めまい)は、固有受容器の乱れが関与することも多く、肩こりがひどい人にもみられる症状である。そのため、検査で頭部を動かすと浮遊感が増悪する。閉眼でも同様に行ってもらうと浮遊感が軽減されたため、前庭神経の問題よりも眼球を介した固有受容器の問題が強いと考えられる。また、眼球運動もチェックすると右斜め上をみると力が入りにくい感覚がある。
座った状態では、骨盤部、腹部を保持するとフワフワ感が軽減された。腹圧の低下も一因と考えられる。
1時間ほど肩から首周りを施術してもらっていたということで、首周りの固有受容器の異常が生じたのではないかと考えられる。また、施術を受ける前から左の大脳機能低下、恐怖麻痺反射があることから、症状が表面化してしまったと推測し、神経系のバランスを調整することを優先に施術を行う。
〇カイロプラクティック心の施術
神経不統合の解除を行うため、スイッチングを行い左大脳機能を活性化させるため右側の距骨の調整と眼球運動を行った。施術後は、真直ぐ立てる感覚が戻る。5日後の施術時には、フワフワ感はなく、首が曲がっている感覚があるとのこと。また、風邪をひき鼻詰まりがひどく感じる。
2回目の施術は頭蓋骨(とくに後頭骨)を調整し、内臓マニュピレーション(上行結腸)、鎖骨下のリンパなど身体の循環を改善させることを目的に行った。施術後は、鼻が楽になっていた。
半年後、腰が張るため整骨院の施術(骨盤を含めた関節を調整する〇〇〇)を受けたが、体調が悪くなる(めまいはないが、身体が自分の思いとおりに動かず真直ぐ歩けない感覚)改めて検査を行うと原始反射の恐怖麻痺、副腎の問題、左大脳機能低下はみられた。
今回は恐怖麻痺のコントロールができるよう背骨、腹圧の調整、頭蓋骨、副腎調整を中心に施術を行った。
週2回のペースで5回の施術を行った。
5回の施術の間に顔の腫れ感、歯が痛むなどの症状も現れたが体調も回復し、数か月後クライアントの知人を介して体調を聞くと良い状態が続いているということであった。
〇カイロプラクティック心からのコメント
恐怖麻痺反射がみられる人は、自分と他人との境界が曖昧(パーソナルスペースがやたらと広い、もしくは狭すぎるなど)であることも特徴的です。
そのため、人混みや人との距離感を保つことが苦手であることが多いです。
このようなことから、長時間の接触は非常にストレスを感じる可能性があります。このような特徴から1時間半もの施術を受けたことで、体調を崩すキッカケを作ったと考えられます。(首周辺の固有受容器の乱れがフワフワ感も併発したと考えられます)
カイロプラクティック心は、恐怖麻痺反射がみられる場合は、信頼関係を築くことはもちろんですが、施術は最小の刺激を心掛けて行います。そのため、検査を除けば施術時間は10分程度です。
2回目も違う整骨院へ行ったのは、カイロプラクティック心の定休日に腰の張りを感じ、骨盤矯正を受けたそうです。
施術を実際にみていませんが、刺激が強すぎたか大脳機能低下側からの刺激を繰り返した可能性があります(基本的には大脳機能低下と反対側にアプローチする必要があります)
恐怖麻痺反射のアプローチとしては、頭蓋骨調整(クラニアル)が有効で、さらには機能神経学評価による大脳機能低下を考えて刺激を入れていきます。
また、腹圧の低下、自律神経の乱れによる副腎への過負荷などもみられ、それらに対してもアプローチしていきます。
今回のケースは、骨格や筋肉が問題で不調がでたのではなく、中枢神経を含めた神経系のエラーが元となるため、それらを検査、施術後の確認を最小の刺激で行っていくことで症状が改善されました。
【浮動性めまい】フワフワ感を感じることが多い
60代
〇主訴
- 歩くとフラフラする感覚がある
〇既往歴:現病歴
- 副鼻腔炎
- 中耳炎
- 気管支炎
耳鼻科に通院中
〇病院での診断
脳検査は異常なし、耳鼻科でもめまいの原因は不明(鼓膜に変性がみられると告知される)
〇カイロプラクティック心の主な検査
- 姿勢分析
- 機能神経学(呼吸、小脳、眼球運動、前庭系など)
- 触診
- カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)
〇所感
頭位の変化によってフラフラ感が強まる(とくに上を向き姿勢)
また、眼を閉じた状態では片足立ちができない(とくに右側)両足で立っても右側に倒れやすい状態であった。
眼球運動をみると輻輳(遠近の焦点を合わす)が動かず、左側に視野が狭く眼球運動を行うと頸部が動いてしまい、眼球運動を継続すると気分が悪くなる。
平衡感覚に関わる前庭系、小脳の検査では、機能低下が考えられる状態であり、さらに眼球運動が正常に行えないため、バランスをとることが困難と考えられる。
運動の微調整を行う小脳、平衡感覚に関わる前庭系、眼球運動が上手く働かないことでフワフワ感が現れれていると推測される。
〇カイロプラクティック心の施術
初回は、胸郭を調整し呼吸へのアプローチを行うと共に胸椎を調整し、頸部の動きを改善させた。
眼球運動と頸椎の共同運動および小脳への刺激として、眼球運動と頸椎調整を合わせて行う。
また、脊髄終糸テクニックを行った以降は頸部の痛みが軽減した。
また、頭蓋仙骨療法、神経系エクササイズなどを合わせて週2回の施術を12回程度で片足立ちの安定がみられるようになった。
感覚エクササイズを中心に浮動性めまいの改善に取組む。
苦手な眼球運動の方向、体性感覚刺激(振動刺激、位置感覚など)などを組合せながら、体性感覚と視覚の感覚を統合していく。
また、歩行時にふらつく感覚が多いため、歩行を取り入れたエクササイズを取り入れた。
週1回を3ヶ月程度、感覚エクササイズを行い、ふらつく感覚が減少(たまにみられるが以前ほどではないとの本人談)
〇カイロプラクティック心からのコメント
施術と感覚エクササイズを取り入れて改善されためまいです。
浮動性めまいは、簡単に言えば感覚のミスマッチであり、視覚、体性感覚、前庭系などを個別にチェックしていくと問題がみられます。
とくに体性感覚(触られた感覚、関節の位置感覚など)の鈍さがみられ、触られた位置を正確に把握することが困難でした。
頭位の変化によるふらつきは、施術だけでも軽減されていきましたが、眼球運動による気分の悪さは継続しているため、体性感覚を中心とした感覚エクササイズを実施しました。
感覚エクササイズを行ったことで、徐々に体性感覚や視覚などの問題が解消され、結果としてめまい感が激減しました。
めまい、不安感、手汗、頭痛、肩こり
10代
〇主訴
小学生の頃(5年前)から、肩こりと頭痛はみられ、一か月前からめまいが現れ、そこから不安を感じる日が続く。
〇既往歴:現病歴
- アトピー性皮膚炎
〇病院での診断
耳鼻科でのめまい検査は異常なし
薬の服用もなし
〇カイロプラクティック心の主な検査
- 姿勢分析
- DHI(めまい問診票)
- 呼吸
- 神経機能検査(小脳、眼球運動、前庭系など)
- 自律神経検査(心拍変動、脈拍、血圧など)
- カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)
〇所感
めまい問診表では、めまいによって生活自体に支障がありストレスを感じていた。
以前から肩こり、首こりが酷ということから、頸性めまいの可能性もあり検査すると頸部の回旋によって、バランス感覚および筋力低下がみられた。
眼球運動は、右を向くときだけ頸部の動きを伴い、早い動き(急速期)にオーバーシュート(眼球が停止せず少し動いてします)がみられる。
前庭系(半規管)の影響よりも小脳の調整が上手く機能していないことが考えられ、片足立ちも目を閉じるとバランスがとれない。
自律神経機能は、立位において急激に交感神経が働き、副交感神経の働きが弱くなった。ただ、心拍、血圧の変化はみられなかった。
神経機能の影響もみられるが、頸椎の問題(カイロプラクティック検査でみられるフィクセーション)を優先して初回の施術を行う。
〇カイロプラクティック心の施術
初回は、めまいが生じないかを確認しながら、頸椎の回旋に伴った眼球運動を取り入れた施術を行った。
初回の施術だけでもめまい感が減った(本人の申告)
呼吸を確認すると浅いため、横隔膜、頭蓋(矢状縫合)に調整を行った。
前庭系の確認としてトランポリンを飛んでもらうと上下動のバランスが上手くとれなかった。そのため、バランスボールで上下に動くエクササイズを行う。
3回目の施術時には、ほぼめまいは感じない状態であり、不安感もかなり軽減した(本人談)
神経機能回復を主にするため、エクササイズを中心に行い、それを元にホームケア方法を指導。
テスト期間前ということで、いったん経過観察することになり、施術を終了。
〇カイロプラクティック心からのコメント
頸椎の調整によってめまいが軽減したため、頸性めまいであった可能性が高いです。
ただ、自律神経機能や神経機能の検査でも問題もみられたため、それらを解決していくことも今後の予後が良くなる可能性があると考えました。
神経機能では小脳の機能低下が考えられます。
小脳は平衡感覚や運動制御だけではなく、認知にも影響すると言われています。
エクササイズとしては、バランスを取りながら(座位でバランスボードにのる)小脳を刺激する方向の眼球運動を行うとオーバーシュートの改善がみられました。
そのため、ホームケアではバランスボールにのりつつ、簡単なタスク(計算、手指の運動など)をしてもらうことを指導しています。
突然、視界が歪む感覚のあるめまいおよび良性発作性頭位性めまい
10代
〇主訴
突然、視界が歪んだ感覚となり自転車で転倒した。
その後も回転するめまいも度々みられた。
〇既往歴:現病歴
- 頭痛
〇病院での診断
耳鼻科でのめまい検査は異常はみられないが「良性発作性頭位めまい」ではないかと言われた。
薬の服用後も変化なし
〇カイロプラクティック心の主な検査
- 姿勢分析
- DHI(めまい問診票)
- 呼吸
- 神経機能検査(小脳、眼球運動、前庭系など)
- 自律神経検査(心拍変動、脈拍、血圧など)
- カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)
〇所感
前庭系、視覚などの評価では、眼球がスムーズに動かず、頭位変換でめまいは起こらなかったがバランスを崩しやすい。
また、触られるとくすぐったい場所も多くみられる。
眼球運動では気分の悪さも現れる。
可能性として視覚性で誘発されるめまいと考えられ、本人にスマホのスクロールの状況を尋ねるとスクロールを続けると気分が悪いと告げられた。
視覚の機能がめまいを誘発していると思われるが、他の感覚も機能低下が考えられるため、段階に応じたアプローチが必要と考えられる。
〇カイロプラクティック心の施術
初回は、めまいが生じないかを確認しながら、頸部へのアプローチを行う。
また、視覚と前庭系を合わせたエクササイズを指導。
視覚が歪む感覚はなかったが、目が回転する感覚があった。
施術後にエプレイ法を実施し、頭位変換による気分の悪さはみられなかったため、施術は終了し、まくらの位置やエクササイズを指導。
その後は、景色が回転するようなめまいはみられなくなった。
施術と感覚エクササイズ(徐々に眼球運動の動きを変更、バランスエクササイズ、振動、ストレッチなどの体性感覚へに刺激)を週1回約3ヶ月程度行った。
日常的にめまい感が無くなり、自転車に乗っても景色が歪む感覚もないため、施術とエクササイズを終了。
〇カイロプラクティック心からのコメント
めまいは感覚系のミスマッチが起因していますが、今回のケースは視覚が最も影響していたと考えられます。
視覚のエクササイズを変更していく段階で、気分の悪さも訴えることもあり、体調を聞きながらエクササイズのプラグラムを構築していきました。
眼球運動がスムーズに行えるようになるとめまい感も減ったことから、視覚の影響が大きかったことが考えられます。
ふわふわする感じのめまいが1年以上続く
50代
〇主訴
1年くらい前からフワフワする感覚が1日に何回もある
〇既往歴:現病歴
- 腰痛
- 肩こり
- 卵巣摘出
〇病院での診断
内科では異常がみられず更年期の症状の1つと説明される
〇カイロプラクティック心の主な検査
- 姿勢分析
- 神経機能検査(小脳、眼球運動、前庭系など)
- 関節可動域検査
- カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)
〇所感
首周りは軽く押すだけでも、強い痛みを感じていた。
姿勢全体をみると腰部を過緊張させるような骨盤前傾がみられる。
頭位を変換させると左回旋、伸展位では、姿勢が大きく揺れた。
また、頭位変換からタイムラグがあり揺れが始まるため、関節の位置感覚の問題が大きいと推測される。
頭位や腰部の位置感覚、分離運動などを評価すると動きが難しく、位置感覚も正確には把握できない。
腰痛も訴えていることから背骨を含んだ深部感覚に問題があると考え、結果として頸部の緊張が強まりフワフワしためまいが現れたと仮定してアプローチしていく。
〇カイロプラクティック心の施術
頸部よりもその土台となる腰部および股関節、足関節を初回は施術を行った。
2回目の施術時には、少しめまい感が治まった(10⇒8:本人の自覚)
めまい感が治まってきたと聞いたため、頸部にこだわらず背骨全体のアライメントを改善させる施術およびエクササイズを行うことにした。
週1回の施術で4回目にはめまいを感じなくなっていた。
その後も週1回のペースで通い、2ヶ月はめまいが発症しなかった。
〇カイロプラクティック心からのコメント
背骨のアライメントを改善することは、呼吸機能や体幹部の機能を回復させるためには重要です。
呼吸機能が回復すると頸部を過剰に使った呼吸をしなくなるため、頸部の痛みや肩こりも軽減されます。
それが結果として、めまいが治まったと考えられます。
エクササイズは、日常的な姿勢や動作を再学習するために必要であり、それも有効だったと思います。
フワフワするめまいは頸部のアプローチが必要なことも多いですが、頸部以外の問題を解決したことでめまいが改善された一例でもありました。
ふわふわする感じが1年以上するめまい
50代
〇主訴
1年くらい前からフワフワする感覚が1日に何度もあり、ひどいときは寝て休んでいる
〇既往歴:現病歴
- 頭痛
- 高血圧
- 盲腸
〇病院での診断
頭部MRI異常なし、耳鼻科でのメニエール、鼻腔に異常なし
〇カイロプラクティック心の主な検査
- HRV(心拍変動:自律神経機能評価
- 神経機能検査(小脳、眼球運動、前庭系など)
- 関節可動域検査
- カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)
〇所感
HRVの評価では副交感神経の働きが弱く、立位でも副交感神経と自律神経のバランスの悪さがみられ、自律神経が環境に適応していない状態であった。
呼吸機能も低下がみられる。
眼球運動の評価では右側の注視が難しく、頭痛があるとキラキラと光が見える側であると報告を受ける。
他の眼球運動も正常範囲と考えられるが、継続するとミスが生じやすく前頭葉領域が疲弊しやすい状況と考えられる。
そのため、食生活や血液検査内容をカウンセリングでチェックし、食生活の見直しも勧めた。
他の脳機能検査も顕著な問題はみられなかった。
カイロプラクティック評価では、副腎の疲労および頭蓋仙骨の問題(頭頂骨、蝶形後頭縫合など)がみられる。
HRVにて呼吸(深呼吸)によって副交感神経の活性化がみられたため、まず呼吸機能の回復を目的とした施術を行い、他の問題は随時チェックしながら施術をすすめていくこととする。
〇カイロプラクティック心の施術
初回は呼吸機能を回復するために胸郭および脊柱のオシレーション(揺らしつつ脊柱起立筋群の緊張緩和が目的)を行う。
施術後は、呼吸機能の評価が正常範囲となったため、呼吸エクササイズを指導し自宅で行ってもらう。
2回目の施術時には、少しフワフワ感が減った(10⇒8:本人の自覚)
血液検査、消化器官の状況のカウンセリングなどを踏まえて内臓マニュピレーション(大腸、胆のう、肝臓)を行う。
また、副腎へのニューロリンパリリースのセルフケアも指導。
3回目の施術時にはフワフワ感のない日が2日あった。
4~6回目の施術で頭蓋仙骨療法および迷走神経アプローチを行った。
7回目の施術時には1週間以上フワフワ感を含めた不調を感じず過ごすことができた。
7回目の頭蓋骨を含めた施術を行い、本人の希望により施術を終了し、不調の際は連絡をいただくこととなった。
〇カイロプラクティック心からのコメント
HRVの評価で自律神経系の問題がみられた割には、脳機能の評価は比較的問題がなく、疲労感によるエラーがみられる状態と考えられました。
そのため、食生活の見直し(食物繊維の摂取⇒便秘気味のため、マグネシウムの摂取⇒HRVの低下、および高血圧)を行ってもらった。
頭蓋骨では自律神経の中枢とされる視床下部付近および前頭葉付近の問題がみられ、頭蓋骨療法が行った後に調子も向上し始めたため、頭蓋骨の問題がなんらかの悪影響を及ぼしていたと考えられます。
めまいは脳機能評価も重要ですが、今回の症例はカイロプラクティック的な頭蓋骨療法の有効性を改めて認識できました。
科学的な知見で改善されない症例は少なからずあり、まだ科学的には解明されていない頭蓋療法によって救われる人もいます。
科学的な知見を踏まえた脳機能評価によるアプローチとカイロプラクティック的なアプローチをより正確に使い分け、一日でも早く症状を改善できるよう精進していきたいと改めて思いました。
投稿者プロフィール
-
伊勢市小俣町でカイロプラクターをしています。
病院では異常が見当たらず、どこに行っても良くならなかった方が体調を回復できるようサポートします。
機能神経学をベースに中枢神経の可塑性を利用したアプローチで発達障害、自律神経症状、不定愁訴にも対応しています。
最新の投稿
- 発達障害2025年1月6日幼児期の発語の遅れに対する脳機能から考えるアプローチ
- むち打ち症2024年12月17日交通事故の高次脳機能障害でお困りの方へ
- 栄養2024年12月3日過敏性腸症候群
- 発達障害2024年11月1日発達障害の個性を活かすための早期介入の重要性
この記事へのコメントはありません。