
「また再発した」
そのたびに少しずつ希望が削られていく感覚、ありませんか。
注射で一時的に楽になっても、また手首が痛くなる。
安静にしようとしても、育児や仕事で手を休ませられない。
病院では「様子を見ましょう」と言われるだけで何も変わらない。
腱鞘炎は「手を使いすぎたから痛い」という病気ではありません。
「なぜその人は同じように手を使っているのに腱鞘炎になったのか」 この問いに答えられない治療は再発を止められません。
伊勢市のカイロプラクティック心では、手首の痛みの「本当の理由」を特定し、脳・栄養・構造の3つの軸から根本的にアプローチします。
このページでは、なかなか治らない腱鞘炎の仕組みと当院の考え方をお伝えします。

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腱鞘炎とは? まず仕組みをシンプルに理解する
腱鞘炎とは、腱(けん:筋肉と骨をつなぐ白いひも状の組織)を包む「さや状のトンネル」に炎症が起きた状態です。
このトンネルの中で摩擦が増えると痛みや腫れが生じます。
特に多いのは、ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)と呼ばれるタイプ(図ではコンパ―メント1)で親指の付け根から手首にかけての痛みが特徴です。
出典:ネッター解剖学アトラス
出典:臨床スポーツ医学
発症しやすい方の特徴
- パソコン・事務・手先を使う職業の方
- 産後・育児中の女性(とくに第一子の産後に急増)
- 更年期前後の女性
- バドミントン・テニス・ゴルフなどのスポーツをされる方
なぜ、病院の治療でも腱鞘炎がなかなか治らないのか
病院での腱鞘炎治療は、大きく分けると「炎症を抑える」ことが中心です。
具体的には、安静・湿布・痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)・腱鞘内注射(コルチコステロイド)・手術という流れです。
これらは「今ある炎症を鎮める」ことには有効です。
しかし、「なぜ腱鞘炎になったのか」とい原因には、ほとんど対処できていません。
7つの研究をまとめたメタ研究では、「安静と非ステロイド性抗炎症薬の組み合わせでは治癒効果が認められなかった」という報告もあります。(参考論文⇒https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12665175)
また、腱鞘内注射は有効性が高い一方、繰り返し使用すると腱の断裂リスクや皮膚の菲薄化(薄くなること)のリスクがあり、何度も打ち続けることはできません。
もちろん、最終手段として手術は有効となるケースもあります。
しかし、これからも同じ生活習慣(仕事、家事など)を続けるのであれば、「なぜ痛めたのか」を考えなければ再発リスクは高く原因が残ったままであるため、また同じ場所が痛くなることもあります。
腱鞘炎がなかなか治らない、本当の3つの原因
長年、腱鞘炎の方を診てきた私(院長・岡 真靖)が、臨床で繰り返し目にしてきた共通のパターンがあります。
「手首だけをみても、必ずどこかで限界が来る」ということです。
治らない腱鞘炎の背景には、次の3つの問題が絡み合っています。
構造の問題:関節の連動性が乱れている
手首は、複数の小さな骨が連動して動く精密な構造をしています。
どこかひとつの関節の動きが悪くなると、腱に余計な負担がかかり続けます。
出典:カパンディ関節の生理学
さらに、手首の土台となる肩甲骨や手の筋肉に命令を伝達する神経が通る頸部(首)の問題が、手首への慢性的な負担を生み出していることも多いです。
一般的な治療院では、こうした小さな関節の評価が難しく、電気治療やサポーターに頼らざるを得ない場面が多くなります。
中枢神経系の問題:脳からの指令が乱れている
親指ひとつ動かすにも、複数の筋肉が脳の指令のもと絶妙なチームワークで動いています。
この協調運動(コーディネーション)が乱れると、特定の筋肉だけが過緊張し、腱への負担が偏ります。
これらのコーディーネーションや緻密な動きは、脳の小脳という領域を中心とした神経ネットワークやモーターコントロール(脳を介した運動コントロール)の問題がみられます。
さらに関わるのが把握反射(パーマーリフレックス)という原始反射(生まれつき備わった自動的な身体反応)です。

本来は乳幼児期に統合されるべきこの反射が残っていると、無意識のうちに手や指に余分な力が入り続けます。
「筆圧が強い」「キーボードを打つ音が大きい」「ペンを握りこむように持つ」 こういった特徴がある方は、この反射の影響を受けている可能性があります。
反射が残ったまま「力を抜きなさい」「姿勢を正しなさい」と指導しても脳のレベルで解決されていないため、改善は難しいです。
原始反射について詳しくはこちら
栄養の問題:細胞レベルで炎症が慢性化している
産後・更年期に腱鞘炎が急増する背景には、ホルモンバランスの変化があります。
妊娠中に増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)は腱鞘を収縮させる作用があり、腱との摩擦が増えて炎症を起こしやすくなります。
更年期にはエストロゲン(女性ホルモン)が減少し、腱の弾力が失われることで痛めやすくなります。
加えて、マグネシウム・ビタミンD・オメガ3系脂肪酸などの不足が、細胞レベルでの慢性炎症体質を作り出していることもあります。
手首だけを治療しても、体の内側の問題が残っていると症状は繰り返します。
産後ケアにいて詳しくはこちら
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症状・経緯をお伝えいただければ、当院のアプローチが合っているかどうかも含めて、正直にお答えします。
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カイロプラクティック心の腱鞘炎アプローチ|脳・栄養・構造の3軸で改善
当院では、腱鞘炎の原因を「脳(中枢神経系)・栄養・構造(筋骨格系)」の3つの軸で評価し、その方に合わせたオーダーメイドのアプローチを行います。
伊勢市内で、この3軸を統合して腱鞘炎に対応しているのは、カイロプラクティック心だけです。
構造へのアプローチ
- 手関節の調整
- 頸椎の調整
- 各種検査
手根骨(手首を構成する小さな骨)・指の骨・肩甲骨・頸椎(首の骨)など、細かな関節の可動域を丁寧に評価します。
問題のある関節には、カイロプラクティックアジャストメント(関節の動きを正常化する専門的な手技)や関節運動学的テクニックを用います。
テーピングも固定目的ではなく、関節が正常な方向に動くよう誘導する巻き方を採用しています。
「固定して安静」ではなく、「正しく動かしながら治す」が当院の方針です。
施術について詳しくはこちら
中枢神経系へのアプローチ
把握反射など残存している原始反射に対し、機能神経学(脳と神経系の働きに基づく専門的なアプローチ)を用いて統合を促します。
反射が統合されると、手や指の不必要な緊張が自然に減り、再発しにくい状態になっていきます。
筋肉の協調運動の乱れには、筋伸張テクニックやストレイン・カウンターテクニック(筋肉をゆっくり緩める手技)を組み合わせます。
筋肉の緊張度のバランスが崩れていることで協調運動ができないケースではこのような手技は有効です。
反射の統合や脳の神経ネットワークエラーでは、原始反射統合、感覚エクササイズなどを行います。
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感覚エクササイズについて詳しくはこちら
栄養・生活習慣へのアプローチ
産後・更年期の方には、ホルモンバランスと栄養の関係についても具体的にアドバイスします。
腸内環境を整えて過剰ホルモンの排泄を促すこと、慢性炎症を抑える食材の取り入れ方(水溶性食物繊維・オリーブオイルなど)も施術と並行してお伝えします。
一般的な整骨院や整体では、ほとんど行われていない視点です。
栄養アプローチについて詳しくはこちら
院長より:臨床で気づいた治らない腱鞘炎のパターン
私が特に印象に残っているのは、産後に腱鞘炎を発症し、注射を3回打ったにもかかわらず再発を繰り返していた方のケースです。
手首だけを診ると、私が動かすときは、関節の動きがある程度保たれていましが、ご自身で動かしてもらうと力の入れ方がわからず、簡単な動きもぎこちなさがみられました。
そして、丁寧に評価すると、把握反射の残存と頸部の関節運動の異常が組み合わさり、手首への慢性的な負担が抜けていないことが予想されました。
そこへの対応を始めたところ、数回の施術で「あれ、力が抜けてきた」と言っていただき、スムーズな動きが取り戻され、その後は再発なく育児を続けられています。
手首の痛みは、手首だけの問題ではないことが多い。
この視点を持つかどうかが、腱鞘炎で悩まれている方の助けになることを私は臨床を通じて実感しています。
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腱鞘炎のセルフケア|今日からできる3つの工夫
腱鞘炎(ドケルバン病)は生活習慣や身体の使い方が原因となるケースも多いため、セルフケアが改善・再発予防の鍵になります。
姿勢と机・椅子の高さを見直す

姿勢を無理に伸ばす必要はありません。
左の写真のように腰を反らした姿勢は交感神経が優位にもなるため、筋肉が緊張しやすく腰痛、肩こりも引き起こしやすいです。
背筋を無理に伸ばしすぎると交感神経(緊張・興奮をつかさどる神経)が優位になり、筋肉が余計に緊張します。
腰を少し丸める姿勢のほうが体の緊張が緩みやすいです。
手首が反った状態でのデスクワークは、腱への負担を増やします。
机と椅子の高さを調整し、手と腕がほぼ直線になるポジションを意識してください。
小指側に力を入れる意識を持つ
「物を持つ・握る」動作において、小指側を使用することが重要です。
親指は「添えるだけ」が基本になります。
小指側でしっかり保持することで脇が締まり、安定した力が発揮でき、親指への負担が自然に減ります。
ゴルフ・バドミントンのグリップ、包丁の持ち方なども同様です。
抱っこの方法を変える(産後の方へ)
手の甲で赤ちゃんを支えるように抱くと、指を握りこまずに抱っこができます。
指への負担がぐっと減りますので、産後で手首に痛みがある方はぜひ試してみてください。
よくある質問
腱鞘炎に関するよくある質問をまとめました。
腱鞘炎以外のその他の質問はこちら
腱鞘炎になりやすいのはどんな人ですか?
A.手を使う職業およびスポーツ、女性に多く見られます。
パソコン・事務作業など手を使う職業の人、妊娠中・産後・更年期の女性に発症しやすく、バドミントン、テニス、ゴルフなどのスポーツをする人にも多くみられます。
自分がドケルバン病かどうか、自分でチェックできますか?
A.フィンケルシュタインテスト変法と呼ばれるチェック法があります
「フィンケルシュタインテスト変法」で確認できます。
親指を握りこみ小指側に手首を曲げたとき、親指の付け根付近に痛みが強くなれば陽性の可能性があります。
ただし、ほかの障害でも同様に痛みが出るため、自己診断による治療は行わないほうが良いです。
どれぐらいの期間でよくなりますか?
A.重症度によりますが、3~6回くらいの施術(1~2回/週)が目安となります
慢性的(数年間続く、何回も繰り返す)でなければ、臨床的に3~6回で痛みの軽減(日常生活に差し支えない程度)がみられます。
とくに原因の分かっているケース(痛めたときの原因が説明できる)は、比較的早く改善されます。
繰り返す痛みを何年も放置した、原因がわからないけど徐々に痛みが現れた場合は、手首以外の問題も考慮する必要があるため、時間がかかるケースがあります。
病院や整骨院では効果がみられなかったのですが良くなりますか?
A.良くなります。
電気治療や痛み止め薬、簡単なマッサージだけでは腱鞘炎は改善されないことがあります。
カイロプラクティック心は、手根骨、指の骨など小さな関節の可動域を回復させることが可能であり、腱鞘炎の痛みを改善させることができます。
手をよく使うのですが(育児、手先を使う仕事など)それでも腱鞘炎は改善されますか?
A.改善は可能です
臨床的に育児中の女性、調理師、整備工などの方も仕事を継続しながら改善しています。
セルフケア、エクササイズ方法なども指導いたしますので、ご自宅でも行っていくと改善されやすいです。
湿布や痛み止めは効きますか?
A.痛みが抑えられる可能性はありますが、その場しのぎにしかならないこともあります
湿布は痛みが和らぐようであれば使用を続けて問題ありませんが、海外では処方する国がなく、効果に明確なエビデンスはありません。
ただ、痛み止め同様に非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニンなど)を含む湿布は炎症を抑える効果があるため、初期治療には有効ですが、研究報告では治癒には至らないとされています。
病院治療として強力な抗炎症作用のあるステロイド注射が用いられますが、副作用もあるため、何回も使用することはできません。
安静にしていれば治りますか?
A.治る方もいるかと思いますが、効果は限定的であり、リスクも伴います
痛みが強い場合は安静も必要ですが、安静と非ステロイド性抗炎症薬の組み合わせでは治癒効果がみられなかったという研究報告があります。
また、長期の安静・固定は関節の可動域制限や筋肉の機能低下を招くこともあるため、「どのようにすれば痛くないか」を考えながら、できる範囲で動かし続けることを心がけましょう。
カイロプラクティック心ではどんな施術を行いますか?
A.カイロプラクティックをベースに痛みの少ない施術です
関節・筋肉・神経系などを評価して手首への負担の原因を特定し、原因に合わせた施術を行います。
関節障害には関節運動学的テクニックやカイロプラクティックアジャストメント、筋肉の協調運動の問題には筋伸張テクニック、腱障害には腱伸張エクササイズや腱リリースなどを使い分けます。
更年期の女性は、ホルモンの影響を受けている可能性もあり、生活習慣に問題がみられる場合は、食事のアドバイスもいたします。
また、手首への負担を減らすために肩を含めた上肢および体幹機能を回復させる運動も指導いたします。
腱鞘炎の再発を防ぐためにできることはありますか?
A.あります
姿勢の見直し(机・椅子の高さを手と腕が直線上になるよう調整)、抱っこの方法の工夫(手の甲で赤ちゃんを支える)、親指に力を入れすぎない持ち方(小指側に力を入れる意識)などが有効です。
妊娠中の方は食事による便通改善(白野菜・水溶性食物繊維・オリーブオイルなど)でホルモンバランスを整えることも再発予防につながります。
腱鞘炎が改善した先の日常を取り戻しましょう
痛みなく赤ちゃんを抱っこできる朝。
仕事に集中できる手。
また楽しめるようになったスポーツや趣味。
腱鞘炎の改善は、「痛みがなくなる」だけでなく、こういった日常の質が戻ってくることです。
「もう注射しか選択肢がない」「手術を勧められた」という段階でご相談いただく方も少なくありません。
まず話を聞くだけでも、もちろん大丈夫です。
ご自身の状況をLINEでお伝えいただければ、当院のアプローチが合っているかどうかも含めて誠実にお答えします。
予約について
※当日予約も可能ですが、施術中は電話にでることができないため、営業時間前(8時30分~45分)昼休み(12時30分~13時30分)にお電話ください。































