
口を開けると顎が痛い、ガクガク音が鳴る。歯医者に通っても変わらないあなたへ
顎が痛い。
口を大きく開けられない。
ガクガクと音が鳴る。
歯科クリニック(口腔外科)で治療を受けても、痛みが長引く。
マウスピースをつけても、なかなか治まらない。
そんな経験はありませんか。
私は18年間、カイロプラクターとして1万人以上の方の身体をみてきました。
その中で何度も出会ってきたのが、まさにこのお悩みです。
「歯医者ではかみ合わせを診てもらったけど変化がない」そう話される患者さんは少なくありません。
実は、顎関節症の原因はかみ合わせだけではないのです。
顎よりも下にある身体の問題、生活習慣などが顎の動きに影響していることもあります。

このようなお悩みを1つでもお持ちの人は、ぜひカイロプラクティック心にご相談ください。
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顎関節症とは(まずは基本から)
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎の関節や食材を噛む筋肉(咀嚼筋・そしゃくきん)に起こる痛みや動きの異常をまとめた呼び方です。
主な症状は次の3つです。
- 顎関節の痛み
- 口を大きく開けにくい(開口障害)
- 口を開け閉めするとカクッ、ガクガクと音が鳴る
実は、顎に何らかの違和感がある人は人口の7〜8割にのぼるという調査報告があります(出典:慶應義塾大学病院医療健康情報サイト)。
そのうち、実際に病院で治療を受けている人は7〜8%ほどとされています。
つまり、多くの方が「気になっているけれど、特に何もしていない」状態だということです。
なお、医学的には顎関節症はⅠ型〜Ⅴ型に分類されます。
〇顎関節症の分類
- 顎関節症Ⅰ型:筋肉の障害(顎の周囲の筋肉痛や痙攣など)
- 顎関節症Ⅱ型:関節包・靱帯の障害(顎周辺の関節包、靭帯の損傷による炎症)
- 顎関節症Ⅲ型:関節円板の障害(関節内ののクッションの役割をする関節円板がずれることによる障害)
- 顎関節症Ⅳ型:骨の変形(骨が変形したことのよる障害)
- 顎関節症Ⅴ型:Ⅰ~Ⅳ型に該当しないもの(精神神経学的障害が含まれる)
しかし、これはあくまで顎関節周辺の問題を分類したものであり、大切なのは「原因がひとつではない」という点です。
顎関節症は、顎以外の症状も連れてくる
顎の不調は、顎だけにとどまらないことがあります。代表的なものは次のとおりです。
-
- 頭痛
- 耳鳴り
- 歯痛
- めまい
- 肩こり
- 耳の感覚異常(耳に水が入った感じ、耳に膜が張った感じなど)
- 多様な不定愁訴(眼精疲労、生理不順、生理痛の悪化、皮膚の乾燥など)
「長年の頭痛や肩こりが、実は顎の問題と関係していた」というケースも珍しくありません。
顎を動かす筋肉は、姿勢を保つための筋肉(抗重力筋・こうじゅうりょくきん)とも連動しているため、顎の不調和が全身に波及するのです。
なぜ歯医者の治療だけでは改善しないことがあるのか
ここが今日いちばんお伝えしたいことです。
歯科医院での治療(かみ合わせの調整、マウスピース、薬物療法など)は、もちろん大切な選択肢です。
実際、かみ合わせの問題が顎関節症の引き金になっているケースは多くあります。
ただし、それだけでは説明がつかない原因が、いくつか存在します。
姿勢
顎関節は、身体の中でも「上のほう」にある関節です。
家の土台が傾けば、上の柱も傾くのと同じように、背骨や骨盤、足首など下の部分のバランスが崩れると、その影響が顎関節にまで届きます。
実際に、首を左右に傾けるだけで、口の開けやすさが変わることがあります。
一度試してみると、身体のつながりを実感できるはずです。
姿勢の傾きは、ただ「背骨が歪んでいる」ということはなく、脳を介した姿勢のコントロールシステムから見直すことが大切になります。
姿勢について詳しくはこちら
頸椎の問題
顎関節は、首の骨の2番目(頸椎2番)と一直線上で結ばれています。
そのため、頸椎2番の傾きが顎関節の軸の傾きにそのまま連動することがあります。
また、顎を動かす神経は頸椎の間を通っているため、首の骨のわずかなズレ(カイロプラクティックではサブラクセーションと呼びます。
カイロプラクティックのサブラクセーションについて詳しくはこちら
神経の働きに影響を与える背骨のズレのことです)が、顎関節症の一因になることもあります。
顎関節は、頸椎2番の関節と直線状で結ばれる位置にあります。
足関節の問題
意外に思われるかもしれませんが、足首の問題が顎関節症と関係していることがあります。
図のように足の問題は、関節や筋肉の運動連鎖によって頭部まで傾きがみられるようになります。

実際に当院でも、歯科治療であまり変化がなかった方が、足関節の調整によって口が開けやすくなったケースを多く経験しています。
頭蓋骨の問題
頭蓋骨には、顎を動かす筋肉である側頭筋が付着すると共に、下顎と関節を形成する側頭骨があります。
頭蓋骨は側頭骨を含め23個の骨で形成されており、僅かに動くことによって脳脊髄液を循環させています。
この頭蓋骨の僅かな動きに狂いが生じることで、顎関節にも影響を及ぼします。
筋肉の問題
下の図のように筋肉の問題(✖印)によって顎周辺、頭、歯(赤い部分)に痛みを発生させることがあります。
出典:筋骨格系の触診マニュアル
筋肉の問題は、過剰に繰り返し使われたり、反対に使わなさすぎたりすることで筋損傷、循環不良を引き起こし、結果として顎周辺の痛みとして現れます。
「かみ合わせ以外に原因があるかもしれない」と感じた方は、一度ご自身の身体のバランスをチェックしてみませんか。LINEからお気軽にお問い合わせください。
ストレスと顎関節症の関係(決めつけないでほしいこと)
顎関節症には、心理的な要因(ストレスによる歯ぎしりや食いしばり)が関わっているとも言われます。
ある調査では、不安傾向が高いグループで顎関節症の発症リスクがやや高くなったという報告があります(若年者を対象にした2.5年間の追跡調査)。
参考論文⇒若年者における顎関節症発症と心理特性に関する2.5年間の前向きコホート調査
ただし、これは限られた対象者を調べた1つの研究結果であり、「ストレスが強い人は必ず顎関節症になる」という意味ではありません。
原因がわからないからといって、安易に「ストレスのせい」と片づけてしまうのは避けたいところです。
顎の不調がきっかけで自律神経が乱れ、結果的に不定愁訴として現れているケースもあるからです。
顎や舌のまわりには自律神経の線維が豊富にあります。
そのため、顎の異常な動きが、脳幹(自律神経のコントロールに関わる部分)の働きに影響し、めまいや不定愁訴につながることも考えられます。
自律神経症状について詳しくはこちら
カイロプラクティック心の顎関節症へのアプローチ
- 姿勢チェック
- 足関節の調整
- 頸椎の調整
- 頭蓋骨の調整
当院では、かみ合わせ以外の原因を探るために、姿勢分析と背骨の可動域検査を行います。
検査結果に応じて、以下のようなアプローチを組み合わせます。
- 関節の問題 → 関節運動学的テクニック、カイロプラクティックアジャストメント(関節の動きを整える手技)
- 筋肉の問題 → 筋伸張テクニック、ストレイン・カウンターテクニック(筋肉の緊張をゆるめる手技)
- 頭蓋骨の問題 → クラニアル、頭蓋仙骨療法(頭蓋骨のわずかな動きを整える施術)
- 神経系の問題 → 機能神経学(脳と神経の働きを評価するアプローチ)に基づいた検査とエクササイズ
歯科治療であまり改善がみられなかった方の多くに、足関節の問題が見つかります。
足関節を調整することで、口が開けやすくなったり、痛みなく顎を動かせるようになったりするケースを私はこれまで数多く経験してきました。
頸椎へのアプローチもソフトな手技で行います。
「バキバキされるのが怖い」という方もご安心ください。
施術について詳しくはこちら
頭蓋へのアプローチについて詳しくはこちら
施術後、どんな生活が待っているか
顎の痛みが和らぐと、変化するのは顎だけではありません。
- 気にせず大きな口で食事を楽しめるようになる
- 肩こりや頭痛など併発していた症状も軽くなる
- 家事や仕事、趣味に集中できる時間が増える
「一生このままなのか」という不安を抱えたまま病院や整体を探し続けるのは、つらいものです。
顎の不調が、毎日の暮らしの質に直結しているからこそ、根本的な原因にアプローチする価値があると、私は考えています。
生活習慣も見直すことが大切
左右どちらかに偏って噛む(虫歯、歯肉炎などの影響も含む)、歯を食いしばるクセがある、頬杖をつくなど生活習慣が顎に負担をかけていることがあります。
また、仕事で力作業が多いケースは、歯を食いしばることが多く結果として顎に負担をかけてしまいます。
このようなこともあり、なかなか顎の痛みが変わらないケースで見落とされがちな生活習慣の見直しも大切です。
よくある質問
顎関節症に関してよくある質問をまとめました。
カイロプラクティックでなぜ顎関節症が改善するのですか?
A.歯科医師と異なる観点から原因を追究しアプローチするからです
歯科医師はカイロプラクティックと違い投薬、マウスピースの作成、かみ合わせ矯正など医師でしかできない治療方法があります。
そのため、顎関節症はまず歯科医師に診断してもらうことが重要と考えています。
しかし、一定数として歯科医師の治療で効果がみられないケースもあり、それらの問題は顎関節以外にみられることが多いため、カイロプラクティックの技術が有効となります。
カイロプラクティックは一般的に背骨へのアプローチと思われていますが、顎関節へのアプローチは専門学校でも学びます。
肩こりや頭痛など他の症状の原因が顎関節にあるケースもあるため、顎関節症に限らず顎関節へのアプローチは日常的に行っています。
こうした理由から、カイロプラクティックでも顎関節症の改善が期待できます。
歯科医と併用しても大丈夫ですか?
A.歯科医と併用は問題ありません
歯科医によっては、カイロプラクティックを受けることを勧めてくれるケースもあり、カイロプラクティック心にも来られています。
口が開きにくいケースでも改善されますか?
A.改善されます
口が開きにくいケースとして、単純には噛む筋肉の拘縮(固くなっている)顎関節の異常な関節運動がみられます。
そのため、筋肉の拘縮を改善し、正常な関節運動が行えるようアプローチすることで、症状が改善されていきます。
施術後の効果はありますか?
A.ほとんどのケースで改善効果(10⇒5以下くらい)を感じていただけます
身体評価によって症状が軽減されるかを確認し、それらにアプローチすることで施術後に効果を感じていただけます。
ただ、マウスピースのような装具、かみ合わせの矯正(外科的)のように強制的なアプローチではないため、日常生活のクセ(噛み癖、デスクワーク、スマホ視聴の姿勢など)によって、効果が減少していきます。
そのため、生活習慣の改善も並行して行っていくことで、症状改善が早まると考えています。
医療機関でなくとも効果は期待できますか?
A.期待できます
まず前提として医療機関の治療は受けてください。
そのうえで解決しない場合が、カイロプラクティックの適応です。
カイロプラクティックやオステオパシーのセミナーには、歯科医師も参加していることもあり、口腔以外の問題があるケースも存在することは間違いないと言えます。
施術は痛くないですか?
A.基本的に痛くないです
原因の特定による圧痛検査、筋拘縮の緩和など一時的に痛く感じることはあるかもしれませんが、コミュニケーションを取りながら痛みを抑えていきます。
施術はソフトなテクニックであるため、痛みは少ないです。
顎の痛みと姿勢は関係ありますか?
A.関係あります
一般的には頭部が前方へ移動した姿勢(首猫背、猫背と呼ばれることが多い)は、顎関節への負担は大きいです。
ただ、下顎が後方に移動しているためそのようなケースでは、歯科医師による嚙み合わせの治療が有効となるかもしれません。
なかには口呼吸を継続した結果、頭部が前方へ移動していることもありそのような場合は、胸郭や呼吸エクササイズを行うことが有効です。
このようにいくつかの問題が姿勢に反映されることがあり、それが結果として顎関節の問題が生じていることがあります。
カイロプラクティック心では、クライアントがいかに早期改善できるかを考え、歯科医師の治療が有効と思われることは歯科医の受診(セカンドピニオンを含む)をお勧めします。
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