坐骨神経痛といっても色々な病態があり原因は多岐に渡るため、なかなか改善されずに悩んでいる人は多いです。
しかし、原因や発症期(急性期、亜急性期、慢性期)に対して適切な処置が行えれば、坐骨神経痛は良くなる症状です。
急性期(坐骨神経痛が現れて1週間以内)は、痛みを抑えることも大切であり、鎮痛剤の服用で自然と痛みが消失していくこともあります。
ただ、鎮痛剤が効かない、1週間以上たっても鎮痛剤を飲み続けないと痛みが治まらないケースがあり、このような場合はカイロプラクティック施術が有効となります。
また、カイロプラクティック心は三重県でも数少ない機能神経学、原始反射、NKTなど神経機能も評価し、施術歴15年以上のセラピストが一人ひとりの原因にあった施術で坐骨神経痛を改善させていきます。
坐骨神経痛でお困りの方は、ぜひご相談ください。
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坐骨神経痛の病院(西洋医学)治療は?
坐骨神経痛の原因が腫瘍、閉塞性動脈硬化症など特殊なケースを除けば、整形外科もしくは脳神経外科を受診し治療を行います。
坐骨神経痛治療は、主に以下のことが行われます。
薬物療法
抗炎症剤(ロキソニン、ボルタレン)神経再生薬(メチコバール、ビタミンB12)神経障害性疼痛の緩和薬(リリカ)などが処方されます。
痛みの原因が炎症性であることも多く、抗炎症剤の服用は痛みが消失することもあり、急性期には有効です。
ただ、副作用もあり1週間以上の長期服用は勧められていません。
リリカについては、坐骨神経痛に効果がないという以下の研究報告もあります。
坐骨神経痛の患者209人を対象としてランダムに2グループに分けられ、プレガバリンを使うグループ、有効成分を含まない偽薬を使うグループとされました。
8週間の治療終了時点で、プレガバリンのグループと偽薬のグループを比べると、足の痛みの強さに差がありませんでした。
治療開始から52週の時点で比較しても差がありませんでした。
機能障害や背中の痛みなど、ほかの点から比較しても8週・52週時点とも差がありませんでした。
臨床的にも抗炎症薬が効いている間、痛みを感じないという話はよく伺います。
しかし、リリカに関しては「服用しているけど坐骨神経痛が改善されない」という訴えで、ご相談を受けることが多いです。
物理療法
椎間板が狭い、腰椎椎間板ヘルニアなどがみられると、けん引療法が行われることがあります。
しかし、腰椎椎間板ヘルニア自体が原因ではないことも多く、効果がみられない人もいます。
電気治療は、炎症の抑制や組織修復を促すなど治療機器によって色々と効果はあります。
急性期であれば炎症の抑制は効果的であり、組織修復を促すことも大切です。
ただ、炎症を起こした原因を解決しなければ再発する可能性は高く、神経障害であると物理療法は効果が現れにくいと考えられます。
また、何ヶ月も電気治療に通われる方もいらっしゃいますが、亜急性~慢性期(症状発症から1ヶ月)では組織損傷による炎症はみられないことが多いため、電気治療の効果は少ないです。
手術
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症など手術が行われるケースもあります。
手術方式は病態によって異なり、保険が適用されない術式もあります。
手術を選択され術後に症状が改善されたとしても、生活習慣の見直しは必須であると脳神経外科医は言われています。
病院の治療は、主に痛みを抑え込む治療と画像で問題のみられる部分に対しての治療の2つです。そのため、薬を継続しないと痛みが治まらない、画像所見とは異なる原因によって効果が感じられないケースがあります。
坐骨神経痛が病院で治らない理由
「坐骨神経痛」は症状であって病名ではありません。
そのため、病院を受診したのであれば、「腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが原因で坐骨神経痛症状が現れています」と告げられます。
まれに「お医者さんからは、坐骨神経痛としか言われてません」という人もいらっしゃいますが、それは頭が痛いと病院へ行って「頭痛ですね」と言われているのと同じです。
坐骨神経痛としか病院で告げられていない場合は「画像での問題はみられず原因不明」と言われていることと同じと考えて良いでしょう。
坐骨神経痛の原因疾患がみつかってもそれが原因とは限らない
病院では、主に画像診断が行われますが、以下のような研究報告があります。
以下は健常者と腰痛患者のレントゲン画像を比較して差がなかったという研究報告です。
腰痛患者200名と健常者200名のX線写真を比較した結果、脊椎辷り症、腰仙移行椎、潜在性二分脊椎、椎間狭小、変形性脊椎症、脊柱側彎症、前彎過剰、前彎減少、骨粗鬆症、シュモール結節、圧迫骨折、骨盤傾斜の検出率に差はない
この研究報告のとおり、症状を訴えていない人でも椎間の狭小(椎間板ヘルニア)脊椎辷り症(すべり症)変形性脊椎症など画像では問題と捉えられる所見がみられることが多いです。
病院で治らないのは、画像の所見と痛みの原因が一致しておらず、そもそもの治療方針が間違っているといえます。
こちらでも画像と腰痛の原因が一致しない論文を紹介しています。
最近では、病院も画像に所見がみられても痛みやしびれだけでは手術が選択されないケースも多く、他の所見や身体評価を総合的にみて判断するようになっています。
また、術後に再発したとしても特別な所見がみられなければ再手術も行われないそうです。
このようなことから、坐骨神経症状について手術経験者、手術を検討した方などからもカイロプラクティック心にご相談いただくことも少なくありません。
坐骨神経痛の原因
主な原因は以下のとおりです。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰部すべり症
- 梨状筋症候群
- 閉塞性動脈硬化症
- 脊髄腫瘍
- 骨盤内腫
- 筋筋膜性
- 仙腸関節障害
- 内臓起因性
- 外傷性
- メンタル(脳)
- 姿勢
- 身体の使い方
- 運動不足
- ストレス
- 食生活
このように原因は多岐にわたり、病院の画像診断だけでは特定できません。
それぞれの原因について詳しく書いた記事はこちらになります。
なかなか治らない坐骨神経痛を改善させる第一歩は、最新治療器や最新の技術ではなく、多岐に渡る原因を探っていくことです。
また、原因は1つではなく複数絡んでいることがほとんどであるため、多角的な視点で原因を考えることが大切です。
カイロプラクティック心は、過去の病歴、生活習慣、神経機能が働いているか、過剰に筋肉が緊張していないか、関連痛の有無など坐骨神経痛の原因を色々な視点から紐解くことが得意です。
病院では改善されない坐骨神経痛の原因は、関節の運動障害、内臓機能の低下、筋筋膜性など個人差の大きい機能的な問題がほとんどです。
カイロプラクテイック心は、これらの機能面を解決する知識と技術を習得して、坐骨神経痛の改善に取組んでいます。
カイロプラクティック心の坐骨神経痛の改善アプローチ
カイロプラクティックは「バキバキ」とするイメージが根強いですが、身体の問題点をしっかりと把握してから施術を行い、その後の再検査によって施術効果を確認します。
そのため、カウンセリング(現在の状況、過去の病歴、生活習慣など)関節の可動域検査、神経機能検査などの身体にチェックを重要視しています。
施術
身体チェックで評価して多角的な視点から考えられる問題(筋肉、関節、神経機能など)に対して、一人ひとりに合わせたテクニックを用いて施術を行います。
カイロプラクティック心の施術方式について詳しくはこちらをご参考ください。
- 機能神経検査
- 足関節調整
- 背骨のモーションパルペーション
- ホームケア指導
病院、他の治療院(整骨院、整体など)でなかなか回復しない典型的な坐骨神経痛は、仙腸関節障害や腰椎の関節運動障害です。
筋肉や炎症性の問題は、服薬や筋肉を揉むだけでも変化がみられることもありますが、本当に問題のある関節障害は1人ひとり関節の運動方向を微調整する必要があります。
そのため、関節障害による坐骨神経痛は、しっかりと技術を習得したカイロプラクターが得意とする問題です。
他にも循環系、内臓起因性など坐骨神経痛の原因は人それぞれであるため、原因に合わせたアプローチ方法で坐骨神経痛改善のサポートをさせていただきます。
関節障害、筋骨格系の問題⇒関節運動学的テクニック、カイロプラクティックアジャストメント
バイオメカニクス異常、モータコントロール異常⇒NKT、
筋筋膜性⇒筋伸張テクニック、ストレイン・カウンターテクニック
内臓起因性⇒内臓マニュピレーション、栄養指導
詳しいアプローチ方法はこちらをご参考ください。
施術者歴15年以上のセラピストが、カウンセリングから施術、再発予防のアドバイスまで一人で責任をもって担当させていただきますので、ご安心ください。
診断名別では以下の記事もご参考ください。
病院で原因がわからない坐骨神経痛
足のしびれがみられる坐骨神経痛症状は、病院でも明確な原因が分からないケースも多いです。
なかには腰部付近の問題以外が見逃されていることもあります。
絞扼神経障害
腰部以外でも腸腰靱帯、腓骨頭、足根管などで神経が締め付けられることで神経が障害されて足のしびれを引き起こすことがあります。
このようなケースは、当然ですが絞扼されている部位にアプローチする必要があります。
例えば、下部腹筋群の機能低下、腸腰筋の過緊張などによって腸腰靱帯の間をとおる神経が絞扼されていれば、歩くときおよび立位姿勢でとくにしびれ感が強まります。
そのため、腸腰筋の過緊張の改善および下部腹筋群の機能回復はもちろんですが、仙腸関節の運動障害、股関節の伸展制限などを問題部位を把握してアプローチしていく必要があります。
このように神経が絞扼されている以外の部分も対処することで、坐骨神経痛が改善されていきます。
ケースによっては、歩行、日常的に履く靴などが影響していることもあり、靴の選び方、歩行の問題を解決する感覚エクササイズなどを行います。
自律神経系による脚のしびれ
足の冷えや坐骨神経痛以外の自律神経症状(睡眠の問題、息苦しい、動悸など)がみられるケースがあります。
また、動作でしびれに変化はなく常に同じようなしびれを感じ、ストレスを強く感じるとしびれ感が強まることも多いです。
このようなケースでは、筋骨格系へのアプローチは効果的ではなく、あらゆる治療院を巡って筋骨格系の施術や薬を漢方を処方されても効果はありません。
自律神経系へのアプローチ(迷走神経アプローチ、呼吸機能の改善、頭蓋療法など)および日常生活に副交感神経を活性化させる習慣を取り入れるなどを指導します。
栄養の問題による脚のしびれ
たんぱく質不足は、むくみを誘発するため、結果として風船で膨らませたようなパンパンな状態となり、しびれ感がみられることがあります。
また、腸内環境の悪化、胃炎などにより炎症が誘発されやすい状況(豚肉、牛肉、調味油など炎症を誘発する物質が含まれます)では、様々な症状がみられこともあり、その1つとして坐骨神経痛がみられることがあります。
なかには肥満によって腰部が過剰に伸展することによって、足のしびれを誘発することがあります。
このようなケースでは、栄養の見直しが重要です。
腸内環境の悪化を含めた炎症性が考えられる場合、まず過剰な脂質(調味油、揚げ物、脂質の多い動物性食品など)および精製された糖質(お菓子、スィーツ類など)を抑える必要がります。
そして、食生活の見直しが重要となります。
坐骨神経痛の改善例はこちらをご参考ください。
坐骨神経痛でよくある質問
坐骨神経痛の症状でよくある質問をまとめました。
坐骨神経痛でやってはいけないことありますか?
A.症状が強まる行動は止めたほうが良いです
重い物を持ったり、運動したりするなど腰の負担を気にする方もいらっしゃいますが、症状が悪化しなければそこまで神経質になる必要はありません。
ただ、症状が強まる傾向のある動作がある場合は、その動作に問題があることが考えられるため、やめた方がよいです。
また、症状が悪化しないにも関わらず、安静にすることも良くありません。
可能な範囲でいつもと変わらない日常生活を過ごすことで、他の機能を損なわず慢性化を防ぐことができます。
坐骨神経痛は自然に治りますか?
A.ご自身で生活習慣を変え、原因に対して体の使い方を変えられるのであれば自然と改善される可能性はあります
最終的には坐骨神経痛症状を引き起こしてしまった生活習慣(体のケアを怠る、睡眠不足、不規則な生活など)の改善が重要です。
また、慢性的な症状ほど、日々の体の使い方の問題がみられます。
そのため、これらの問題をご自身で解決していけるのであれば、自然に治る可能性は高いです。
個人的な話をするのであれば、娘を抱っこすることが多い時期にお尻から足にかけてしびれ感があり、歩くとお尻の辺りが重だるくなる時期もありましたが、歩き方や抱っこの仕方などを修正およびそれを実行するためのエクササイズを行うことで症状を改善することができました。
少なからず、今までの習慣を続行するケースにおいては、自然に治るとは言えません。
坐骨神経痛は早く良くなりますか?
A.集中的に施術を行い、生活習慣なども変えていくことで早く坐骨神経痛が改善されることはあります
週1~3回の施術で集中的に原因にアプローチしていくことで早く症状が改善されやすいです。
1回の施術で症状が軽減したとしても、日々の生活習慣、体の使い方の問題によって痛みが再発しやすいため、症状が悪化する前に施術を集中的に行うことで体が良い状態に戻りやすくなります。
また、原因によってはコンスタントな施術によって組織の伸張性を回復させるほうが有効なこともあり、そのケースでは初回では変化がなくとも数回の施術で症状が軽減し始めます。
坐骨神経痛の原因が自覚できていないケースは、生活習慣(仕事、趣味、睡眠時間など)の悪習慣の積み重ねで坐骨神経痛を引き起こしていることがほとんどであり、日々のケアを継続するもしくは生活習慣を変えることが必須です。
生活習慣や体の使い方なども施術と並行して修正していくことで、より早く改善しやすいです。
坐骨神経痛を改善させて快適な生活を
坐骨神経痛は、多くの人を悩ませている症状の1つです。
なかなか改善されず、日常生活にも支障を感じ「何とかしたい」その想いをもった皆様に多く出会ってきました。
そこから感じたのは、原因は十人十色であり一人ひとりアプローチ方法は違うということです。
そのため、カイロプラクティック心は多角的な視点で原因をとらえて、アプローチできるよう日々、技術や知識の向上に努めております。
坐骨神経痛を改善させて「仕事に集中したい」「こどもや孫と一緒になって楽しく遊びたい」「趣味を再開したい」など想いを叶えたい人は、ぜひご相談ください。
「坐骨神経痛を改善させて病院・治療院巡りをここで終わらせる」という強い想いで施術をさせていただきますので、一緒に頑張りましょう。
投稿者プロフィール

- カイロプラクター
-
伊勢市小俣町でカイロプラクターをしています。
病院では異常が見当たらず、どこに行っても良くならなかった方が体調を回復できるようサポートします。
機能神経学をベースに中枢神経の可塑性を利用したアプローチで発達障害、自律神経症状、不定愁訴にも対応しています。
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