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アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)でも楽に生きられるお手伝い
アスペルガー症候群の特性をもつ人は、社会生活で困難に感じる場面が多いです。
また、知的な遅れがないことから大人になってアスペルガー症候群と診断されることも少なくありません。
そのため、「変わった人」思われがちで周りから理解されないまま困難を感じ続けることで2次障害(うつ、パニック症状、依存症など)を引き起こすことがあります。
2次障害を予防し、困難と感じることを減らすためにも早めに対処していくことが大切です。
しかし、病院での治療方法は確立しおらず、専門医も少ないということが現状で、病院だけを頼りにすると対応が遅れてしまうことがあります。(他の疾患との鑑別や治療方針を立てるためにも医師の診断は必要です)
そのため、色々な業種(臨床心理士、栄養士、作業療法士、ブレインジム、リズミックムーブメントなど)の人たちがアスペルガー症候群のサポートに関わっています。
そのなかでもカイロプラクティック心は、BBITの認定療法士であり、機能神経学的に評価、アプローチが可能なため、脳の機能異常もみられるアスペルガー症候群に対しても有効な療法です。
この記事では、アスペルガー症候群に対する病院の治療方法、療育、カイロプラクティックなどについて書いています。
少しでも苦手を克服したい人、こども苦手を何とかしてあげたい人は、ぜひ続きをお読みください。
アスペルガー症候群は、国際的な診断基準となるDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)で自閉症スペクトラム障害にまとめられたため、以前はアスペルガー症候群と診断された人でも現在は、自閉症スペクトラム障害と診断されることが多くなります。そのため、ここでは説明の便宜上で「自閉症」および「自閉症スペクトラム障害」と書いてあるところもありますが、アスペルガー症候群と同じ意味と考えてお読みください。
アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)の治療を受けるまでの流れ
アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)を診断できる専門医は少なく(こどもに比べ大人を診断できる専門医はさらに少ないです)、地域によっては数ヶ月の診断待ちになることもあります。
そのため、「アスペルガー症候群かな?」と疑いをもった場合は、各地域にある専門機関での無料相談窓口の利用がおすすめです。
●主な発達障害の相談窓口
【こども】
- 保健センター
- 子育て支援センター
- 児童発達支援事業所
- 発達障害者支援センター
- かかりつけの小児科(発達障害の専門性がないと同じ小児科でもアスペルガー症候群の判断が難しいです)
【大人】
- 発達障害者支援センター
- 障害者就業・生活支援センター
- 相談支援事業所
上記の施設がどこにあるかわからない場合は、居住区の役所に相談することで教えてくれます。
また、それぞれの専門機関に相談した上で疑いがある場合は、アスペルガー症候群を診断できる専門医を紹介してもらいましょう。
カイロプラクティック心のある伊勢市では、以下の相談窓口があります。
こども発達支援室/伊勢市八日市場町13番1号 福祉健康センター3階
アスペルガー症候群の病院治療
アスペルガー症候群に対して、医学的な治療方法は確立していないため、特別な治療方法はありません。
そのため、社会生活の困難を軽減させる療育や環境整備が中心となります。
ただ、療育(とくに大人)は病院では行われず、専門施設に通うことになるケースも多いです。
そのような場合、病院は薬を処方し定期的に身体の状態を確認するだけとなります。
アスペルガー症候群においては、「てんかん」「睡眠障害」「ADHD」など併存障害がみられるケースもあるため、アスペルガー症候群を治すのではなく、現れている症状に対して薬が処方されることがあります。
- てんかん⇒抗てんかん薬
- 睡眠障害⇒睡眠薬
- ADHD⇒ストラテラ、コンサータ、インチュニブ
- うつ症状⇒抗うつ剤
薬には副作用もあるため、医師と相談し経過を観察しながら服用する必要があります。
実用化はしておりませんが、以下のとおり対人コミュニケーション改善させるオキシトシン経鼻スプレーの治療効果が検証されています。
少人数での検討で示された対人場面でのコミュニケーションの障害そのものに対する効果について大規模な試験で検証しました。その結果、面談場面での振る舞いから専門家が評価した対人コミュニケーションの障害に対するオキシトシンの効果はプラセボ効果を上回らなかったものの、オキシトシン投与による変化の客観的な指標である血中濃度の上昇は、プラセボ効果とは関係せずに、オキシトシンの効果とのみ関連するという結果を認めました。また、もう一つの主な症状である常同行動と限定的興味や、視線の計測で評価した対人コミュニケーションの障害の客観的な指標については、オキシトシンの投与で改善していました。
オキシトシンは脳(下垂体)から分泌されるホルモンであり、分娩時の子宮収縮作用や授乳時の乳汁を分泌させる働きがあります。
初めは女性特有のホルモンと考えられていましたが、男性でも分泌されることが判明しています。
幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンは、人との絆を形成するうえで重要なホルモンとしても知られています。
そのため、対人コミュニケーションの苦手な自閉症スペクトラム障害に効果がある可能性が期待され、現在研究が重ねられています。
療育
療育を分かりやすく簡単にまとめると、18歳以下の障害のある児童を対象に発達を促し、自立して生活できるように援助する取り組みです。
療育を受けれる施設を大きく分けると「入所型」「通所型」に分けることができます。
また、施設によって福祉サービス中心の「福祉型」治療も併せ持つ「医療型にも分類できます。
このように療育を受けれる施設もいくつかあり、援助の仕方も色々あります。
療育の内容
アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)の療育で行われることは、主にABA、TEACCH、PECS、SST、ペアレントトレーニング、環境整備です。
こどもによって、そのときに必要な支援の仕方が異なるため、個別指導(集団が苦手、1対1のほうが効果的と考えられる場合)が行われたり、集団指導(他のこどもとコミュニケーションをとりながら学ぶ)で行われたりします。
※ABA、TEACCHは知能の遅れがみられる自閉症スペクトラム障害で活用されることが多いです。
これらの指導は、臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士など各分野の専門家が関わることが多いです。
また、発達支援をおこなう学校、幼児教育施設では学校の先生や保育士が療育の指導を行うこともあります。
環境整備
学校や家庭の生活環境を調整します。
例としては以下のようなことが行われます。
- 聴覚過敏⇒テレビの音や話し声などの音量を配慮
- 光過敏⇒蛍光灯の明るさの工夫
- 伝え方⇒具体的な方法で伝える
- 生活⇒明確なルールを決める
こどもでは不登校の原因がこのような環境が整備されていないことで、日々過剰なストレスを感じていることが起因していることもあります。
ただ「学校へ行きなさい」と注意するのではなく、このようなことに気づいてあげられることも大切です。
大人では、このような環境整備や仕事の指示の仕方を工夫して自閉症スペクトラム障害をもっていることを前提として雇っている会社もあります。
PECS(Picture Exchange Communication System)
PECS(Picture Exchange Communication System)は、コミュニケーション障害のあるこどもや大人が、自発的なコミュニケーションを身につけるための絵カードを使っコミュニケーションを学習する方法です。
「言葉を発しない」「言葉を発するけど人に向けてコミュニケーションをとらない」「自分から話しかけることがない」「言葉が適切ではない」などのコミュニケーション障害を支援します。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)
社会で他の人と関わりながら生きていくために欠かせない技術を身につける訓練のことです。発達障害のあるこどもなどに対して効果があるとされ、学校や療育施設、病院などで取り入れられています。
ソーシャルスキルトレーニングは以下のように人と関わって生きていくことが困難なケースに適応します。
- 指示を理解したり、判断したりするのが苦手
- 自分の行動をコントロールするのが苦手
- 人とのコミュニケーションが苦手
- 情緒が不安定
etc
そもそも人は生まれて色々な人と関わることで「やってよいこと」「やってはいけないこと」「その場に合わせた行動」などを自然と身につけていきます。
しかし、アスペルガー症候群を含む発達障害をもったこどもや大人は身につけられていないことがあります。
そのため、ソーシャルトレーニングスキルによって、社会性を身につけていきます。
ソーシャルスキルトレーニングの方法は、「ゲーム」「共同作業」「ロールプレイ(状況に合わせてどのような行動を実際の場面を想定して練習します」などがあります。
RDI(対人関係発達指導法)
「RDI:Relationship Development Intervention(対人関係発達指導法)」は、1996年、アメリカの臨床心理学博士スティーブン・E・ガットステインが提唱した自閉症スペクトラム障害の社会性に焦点わ合わせた療育方法です。
RDIの目的は、子どもが非言語コミュニケーション(態度や表情など、言葉以外を使ったコミュニケーション)を活用した対人関係を構築することのサポートをすることです。
効果の高さで注目されている療育方法ですが、日本ではRDI認定コンサルタントが2017年現在で8人しかいません。
家族支援プログラム
保護者が、発達障害のこどもと関わり方を学ぶプログラム(ペアレントトレーニング)や似た立場の親同士の情報交換、接し方について考えるピア・カウンセリングなどがあります。
周りから理解されないことも2次障害に進行する原因でもあるため、一番の理解者であるべき家族が関わり方を学ぶことはとても大切なことではないでしょうか。
療育で行われるプログラムは、病院でも実施していることもあります。
アスペルガー症候群に対応する各種療法
アスペルガー症候群に限らず、発達障害に対応するアプローチ方法はいくつかあり代表的なものは以下のとおりです(カイロプラクティックを除く)
- ブレインジム(教育キネシオロジー)
- リズミックムーブメント
- 発達支援コーチ
- ビルディング・ブロック・アクティビティ
これらの療法の共通としては、原始反射に注目してアプローチしているところです。(ブレインジム以外)また、脳の仕組みについて言及しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射で生まれたての乳児にとっては必要不可欠です。
そして、成長と共に原始反射は大脳でコントロールされるようになります。
ただ、何らかの原因で原始反射がコントロールできずに成長すると、それが発達障害をもつ特有の振る舞いとして現れることがあります。
このような理由から、各種療法で原始反射が注目されています。
脳でみていくと原始反射は脳幹が関与し、成長と共に大脳皮質が成熟していくことでコントロールされます。
そのため、大脳皮質が未発達のこどもでは原始反射の影響を強く受けてしまうケースがあります。
大人では大脳皮質が成熟しているため、落ち着いているときは上手くコントロールできることが多いです。
しかし、緊張した場面やストレスを強く受けると大脳の機能が低下し、大人でも原始反射が強く現れてしまうことがあります。
それが、結果として大人のアスペルガー症候群の症状として現れることがあります。
このようなことから、アスペルガー症候群の振る舞いに対して、原始反射を評価してアプローチしていくことも有効であり、成果をあげています。
ブレインジムは、原始反射を評価しませんが、いくつかの脳を活性化させるエクササイズを組み合わせていくことで、発達障害にアプローチしています。
アスペルガー症候群は脳へのアプローチがカギを握る
アスペルガー症候群の原因は、脳機能の問題(神経回路をつなぐシナプス、海馬や大脳の問題など)が一因であることから、脳へのアプローチが有効と考えられます。
脳へのアプローチというと一般的には「難しそう」というイメージが多いかもしれませんが、身近なところでは「ゲームの脳トレ」があるようにホームワークでも脳へのアプローチは可能です。
ただ、脳の仕組みは複雑で可能であれば、あまり活動していない部分を中心に刺激してあげることが望ましいです。
このように「脳のどこが?」が抜けてしまっていることで各種療法で効果の差がみられると考えられます。
また、身体は1つであり脳(中枢神経)と身体(末梢神経)は、常に情報を交換し合い良い状態を保とうとします。
例えば、「恐怖を感じれば身体を緊張させて身を守る」「足を怪我すれば、早く回復するようにかばって行動するようになる」「坂道を歩いたり転倒しそうになったりそるえば、そのとき最適な姿勢になる」など無意識でも身体を最適化します。
このようなことから中枢神経と末梢神経は相互作用しており、どちらの機能が落ちても神経系の働きは不十分です。そのため、末梢に問題があれば、それらを解決することも脳へのアプローチには重要です。
カイロプラクティック心では、身体へのアプローチで脳からの連絡を受け取りやすい状態にします。
また、機能神経学で脳のどの部分に活動が弱まっているかを評価し、脳の活性化を目指します。
このようなことから、カイロプラクティック心のアプローチもアスペルガー症候群には有効です。
カイロプラクティック心のアスペルガー症候群アプローチ方法
カイロプラクティック心は発達障害に有効なBBIT認定士であり、機能神経学、AKなど神経評価も取り入れてアプローチしています。
また、発達支援コーチや宇佐川研などカイロプラクティック以外で発達障害の支援を行っている団体のセミナーにも参加し、発達障害について学んでいます。
※機能神経学は、アメリカで発達障害のアプローチ評価に取り入れられ効果がみられている学問です。
アスペルガー症候群に有効な主なアプローチ方法は以下のとおりです。
AK(アプライド・キネシオロジー)
各種療法は、カイロプラクティックのAKを基に作り上げられた技法もあります。(AKを噛み砕いたものがブレインジムの基になる教育キネシオロジーでもあります)
そのため、各種療法で期待できる効果がカイロプラクティックでも期待できると言えます。
※すべてのカイロプラクティックがAKを取り入れているワケではありませんので、情報がないまま近くのカイロプラクティックへ行っても対応できないことの方が多いです。
AKの著書にも発達に関することが記されています。
通常、乳児のそれぞれの脳半球の特性は遺伝的に決定されており、それぞれの脳半球の優位性を割り当てることになる。適切な機能のためには、優位性は全身で統合されなければならない。DomanとDelacatoは、両側の機能と優位性を通して神経システムの発達について仮説を立てた。
~中略~
彼らのアプローチを失語症や失読症などの学習障害と神経機能の障害を持つ者に対して使用した。
~中略~
DomanとDelacatoによって示されたコンセプトは1960年代の教育やリハビリステーションの分野において活発に取り入れられ大きな成果を上げた。
この考え以外にも神経学的不統合、筋紡錘(固有受容器)テクニックなどAKには、神経機能を評価、アプローチ方法が多くあります。
機能神経学
簡単に説明すると脳の偏り(左右どちらかの大脳機能低下)を評価して、機能低下側の大脳を活性化させるアプローチを行います。
ただ、大脳の関りは複雑で他の部位(小脳、脳幹、前庭系など)も評価することになります。
脳の機能をどう活性化させる?
脳の可塑性についてヘッブの法則というものがあります。
神経系は外界の刺激などによって常に機能的、構造的な変化を起こすこしておりこの性質を一般に“可塑性”と呼んでいる。
引用元:心理学者のドナルド・ヘッブによって提唱
ヘッブの法則は、ニューロン間の接合部であるシナプスにおいて、シナプス前ニューロンの繰り返し発火によってシナプス後ニューロンに発火がおこるとシナプスの伝達効率が増強されるというものです。
要約すれば、神経が活動するような刺激を繰り返しいれることで強化され、脳が活性化するということです。
アスペルガー症候群では、遺伝子の変異でシナプスの形成がうまくいかず情報伝達が上手くいっていないのではないという仮説もありますが、遺伝子とは関係なく発火しにくい状態である可能性もあります。
ヘッブの法則で考えれば、機能低下している側の大脳半球に繰り返し発火する刺激を入れることができれば、神経伝達が正常に戻り調和のとれた脳の状態になります。
脳への刺激方法
カイロプラクティックでは、機能が低下している大脳半球に刺激がいくようにカイロプラクティックアジャストメント(基本的には大脳半球低下している反対側)運動、音を聞かせる、眼球運動などを行います。
また、刺激には頻度、持続、強さに分類され、その人に合った適切な刺激を選択する必要があります。
脳への刺激は頻度も重要で、施術以外でも行ったほうが良いです。
ただ、右側および左側の大脳半球に刺激を与える方法に違いがあるため、それを評価して大脳の機能低下側に刺激がいく方法(読書、片側の耳で音楽を聴く、バランスエクササイズ、計算をするなど)を行います。
脳の可塑性(活性化)には、刺激だけではなく栄養、酸素も必要です。
栄養は糖質のため不足することは少ないですが、呼吸が上手くできておらず、酸素が上手く取り込めていなことが多いです。
発達障害とは関係ない書籍ですが、酸素不足について以下のことが述べられています。
脳が酸素不足になって疲弊すると、心身は緊張を緩めることができなくなります。例えば筋肉が過度に緊張する、光や音などの刺激に対して過敏に反応する、感情のコントロールができなくなるなどの症状が現れます。さらに運動能力、免疫機能、消化機能も低下し、脳が疲弊すると人間のもつほぼすべての能力が低下すると言っても差し支えないでしょう。
このように呼吸は神経機能を回復させるには重要であり、カイロプラクティック心では胸郭や呼吸指導なども行います。
原始反射統合
人は生まれつき備わった原始反射を使って外界に対応していきます。
成長するに従い、いくつかある原始反射が、上位の脳でコントロールされている状態(原始反射統合)となります。
上位の脳は大脳皮質のことで、反射は大脳皮質の下位にあたる脳幹という部分で行われます。
反射は脳幹で勝手におこるため、大脳皮質の発達が十分ではないこどもにとっては、その反射がおこす振る舞いをコントロールすることは不可能かもしれません。
発達障害の子どもがみせる、場にそぐわない行動や年齢に不相応な振る舞いは、この原始反射が統合されていない可能性があります。
アスペルガー症候群では、恐怖麻痺反射・モロー反射の残存(とくに恐怖麻痺反射)が問題となります。
恐怖麻痺反射は、ストレスを感じると身を丸めて固まります。
そのため、不安な状況に置かれると過度な緊張、新しい環境を嫌う傾向がみられます。
また、原始反射の初期の反射であり、発達も基礎が育っていないことが多く身体感覚、眼球運動、固有受容器など未成熟となります。
それが結果として過度な緊張や過敏性がみられるようになります。
このような原始反射統合不全をカイロプラクティックのアプローチや療育で行われているような遊び、エクササイズをカイロプラクティック心では行います。
施術
- 機能神経検査
- 頭蓋骨の調整
- 施術
- ホームケア指導
大脳機能低下⇒関節運動学的テクニック、カイロプラクティックアジャストメント、眼球運動、バランスエクササイズなど
原始反射の問題⇒頭蓋骨調整(頭蓋仙骨療法)内臓マニュピレーション、原始反射統合エクササイズ
ホームケア指導⇒栄養、簡単なエクササイズ
カイロプラクティック心は施術歴10年の施術者が責任をもって一人で担当させていただきます。
また、安心して施術を受けていただけるよう現在も文献を読んだり、セミナー、勉強会にも出向いて知識と技術向上に努めております。
カイロプラクティック心の役割は、土台をつくることにあります。
花で例えると、良い土壌があり、水や日光が与えられることで立派な花が咲きます。
土壌、水、日光どれが欠けても花は咲きませんが、土壌という土台(カイロプラクティック)をつくり、根を張り水分を蓄えられるようにしてあげることで、日を浴びて水をえて(心理療法、療育、栄養素)成長しやすくなります。
「他の療法がなかなか効果が現れない」と感じている人は、療法を受ける前の土台作りをしたほうが良い可能性があるため、カイロプラクティックを一度お試しください。
家庭でもできること
①褒める
記憶力が良い特徴があり、些細なことでも褒められた記憶が残りやすいです。
そして、褒められた行動はしやすく、新しいことにも取り組みやすくなります。
療育でできたことをしっかり褒めたり、日常生活でもできたこと長所を発見した場合などは褒めてあげましょう。
②具体的な方法を示す
曖昧な方法は理解できないため(適当にやっておいては通用しないことが多いです)、具体的(掃除機を使って床のごみや埃を吸い取って)な方法を示すことで作業が的確になります。
③明確なルールを作る
「朝起きたらあいさつをする」「○○時に食事をとる」など当たり前に思うようなことでもルール化することで、生活しやすくなります。
④過敏性にも配慮する
光、音、匂いなどに過敏であり、それがストレスとなるケースもあります。
話し声の大きさ、洗剤や石鹸の匂い、部屋の明るさ(壁紙、蛍光灯など)も配慮する必要があります。
苦手を克服して楽しく暮らす
アスペルガー症候群の特性をもつと、一般的には理解してもらえない苦手なことが多く、それが生活の困難を招きます。
「徐々に慣れる」「生活の工夫をする」ということも大切ですが、身体的問題(神経や内臓の機能低下、感覚過敏など)を解消していくことで、今まで苦手だったことが気にならなくなるかもしれません。
もちろん、全ての苦手を身体的な問題だけでは解消できませんが、カイロプラクティック心は少しでも快適に生活できるようにお手伝いさせていただきます。
「今よりも快適に感じられるなら受けてみたい、こどもに受けさせた」「今の治療で効果があまりない」と感じている人は、ぜひご相談ください。
こどもだけではなく、大人でも対応させていただきます。
苦手を克服して快適な生活を送れるように一緒に取り組んでいきましょう。
あなたのお子様が良くなるかご不安かと思いますので、LINE、メールでご不明な点、ご質問など無料でお答えさせていただきます。
投稿者プロフィール

- カイロプラクター
-
伊勢市小俣町でカイロプラクターをしています。
病院では異常が見当たらず、どこに行っても良くならなかった方が体調を回復できるようサポートします。
機能神経学をベースに中枢神経の可塑性を利用したアプローチで発達障害、自律神経症状、不定愁訴にも対応しています。
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