O脚を直すには?
「O脚を直したい」という人は、男女問わず多いです。
しかし、自己流ではO脚を直すことが難しく、整体や整骨院へ行くにしてもO脚の原因となるポイントを評価できないと施術の効果もありません。
一般の整体や整骨院で効果が現れない理由の1つとして、神経機能を評価できていないところです。
姿勢は脳(中枢神経)がコントロールする姿勢制御が重要であり、その影響を強く受けたO脚は「骨盤の歪み」「股関節の歪み」などで解消されません。
伊勢市にあるカイロプラクティック心は、神経機能から評価し、姿勢を含めたO脚を改善させます。
O脚を直したい人は、一度カイロプラクティック心にご相談ください。
パッと読みたい人は見出しをクリック
O脚とは
O脚とは、下肢の形態異常であり、膝が内反(向かって左の図)の状態です。
左:O脚 中央:通常 右:X脚
引用元:図解姿勢検査法
正常な下肢の状態は以下のように見えます。
- つま先が5~18°外を向く
- 膝蓋骨(膝のお皿)が正面を向く
- 左右の内側くるぶし、膝内側がくっつく
基準としては膝蓋骨が正面を向くことが正常であり、つま先が内を向く場合は「内股」つま先が18°以上、外を向く場合は「外股」とします。
そして、左右の内くるぶしがつき、左右の膝がつかない場合をO脚と判断します。(X脚は膝がつき、足首がつかない状態)
O脚の種類
O脚は大きく分けて先天性、機能性の2種類あります。
先天性は、生まれつき骨の状態がO脚を形成してしまうため改善が難しいです。
機能性は、関節位置や筋肉の状態によりO脚に見えるだけで、改善出来ることが多いです。
カイロプラクティックで改善がみられるのは、機能性O脚です。
機能性O脚パターン
機能性O脚もいくつかのパターンが観察されます。
- 両側の太もも、膝、フクラハギがつかない(ガニ股にみえる)
- 両側の膝だけがつかない
- 両側のふくらはぎだけがつかない(膝下O脚)
女性の場合は、正常であっても脚が細いことによって両側の太もも、ふくらはぎがつかないことがあるため、下肢の関節位置の評価が大事です。
それを知らずに無理やり太ももとふくらはぎをつけようとしても無理が生じ、脚を痛める可能性があります。
O脚の原因
O脚の原因は、先天的な問題以外は生活習慣に起因していることが多いです。
よく足を組むと骨盤が歪むと言われますが、足を組むこと自体は問題ではありません。
なかには足をがに股の方向に開くあぐらが原因と考える人もいますが、座禅を習慣にしている全ての人がO脚になることはないです。
また、姿勢もよく言われる原因ですが、ただ背筋を伸ばせばよいと考える人も多く、かえって体に悪影響を及ぼします。
姿勢についてはこちらの記事をご参考ください。
同じ姿勢を続ける
一般的に良いとされる背筋を伸ばす姿勢(カイロプラクティック心では推奨しませんが、、、)であっても、同じ姿勢を続ける習慣は骨格的にも神経機能的にもよくありません。
本来ならゴムのような性質をもった筋肉も不動の状態(同じ姿勢を続ける)が続けば、その性質を失い結果として筋肉が固く感じる状態になります。
また、それに伴い関節の位置感覚の乱れ(まっすぐ立っているつもりでも首が傾いていたり、片足だけつま先がひらいたりするなど)が生じます。
靴の問題
8歳ころまでは、とくに足の形成に重要な時期です。
そのため、最近では足のことを考えられた機能的なこどもの靴も多く販売されるようになりました。
しかし、一般的に靴の選び方の知識はなく、合わない靴やサンダルで遊ぶことも少なくありません。
それが結果として、足の機能を損ないO脚の原因となります。
また、大人であってもハイヒールやミュール、ムートンブーツなどデザインを優先した靴で長時間歩くような習慣があるとそこから問題が生じます。
過去のケガ
幼少期のケガも含めて、下肢のアライメントに問題が生じることがあります。
また、捻挫や骨折などのリハビリを行わなかったことによる神経機能の低下が起因しているケースもみられます。
O脚のデメリット
O脚は下肢の異常でもあるため、以下のようなスポーツ障害や変形性関節症の原因となります。
- 膝痛(腸脛靭帯炎・膝蓋大腿関節症候群など)
- シンスプリント(スネの痛み)
- アキレス腱炎
- 外反母趾
- 変形性膝関節症
O脚を放置して高齢になると変形性膝関節症となるリスクが高まり、変形した状態からは改善はできません。
ひどい場合は、手術となるため、若い間に対応することをおすすめします。
血行不良を招く?
O脚のタイプによっては鼠径部の大きな血管を圧迫しやすい関節位置となるため、冷え性、生理痛、夕方浮腫みやすいなどの症状がみられることがあります。
また、偏った脚の使い方になることも結果として血行不良を招くことがあります。
ここに挙げた症状がみられる人は、男女問わずO脚改善を始めたほうが良いです。
O脚を自分で直す方法を試しても結果がでないのは?
O脚改善の情報は、ネット、雑誌、テレビなどを利用して自分でも試せるようになりました。
しかし、自己流ではO脚改善ができない人も多いです。
その理由としては、O脚となる原因もいくつかあり、その人に合った方法を行う必要があるからです。
人によっては右側だけを重点的に改善エクササイズが必要であったり、股関節の可動性を重点的に改善する必要があったり、必要なエクササイズ、順番は人の数だけ違いがみられます。
自分自身の身体がどのような状態になっているかを専門家にみてもらうほうが効率よくO脚改善ができます。
整体・整骨院でもO脚改善されなかった人は?
残念ながら、全ての整体・整骨院がO脚改善が得意ではありません。
骨盤の歪みがO脚の原因とするところも多いですが、骨盤の歪みは1~2mmであり大きな原因とはならない人も少なくありません。
骨盤についてはこちらの記事をご参考ください
内ももの筋トレや股関節のストレッチを指導するところもありますが、関節の可動制限となる原因を先に改善させないと効果が少なくなります。
O脚の色々なタイプがあり、それらをしっかり評価できない整体・整骨院であると、全ての人に対して骨盤の歪みや同じエクササイズを指導し効果がでません。
足関節の調整が必要
O脚の改善で重要となるのは、足関節です。
足関節が回内足、ハイアーチ、扁平であることも多く、足関節からアプローチできない場合は、効果が現れないケースも多いです。
中枢神経系(脳)の評価が大事
姿勢は、中枢神経系が適切にコントロール(姿勢制御)しています。
そのため、O脚で推奨されているストレッチやエクササイズを行っても効果がみられない人は、中枢神経系のエラーが生じている可能性があります。
例えば、起立姿勢は背部の筋肉を活動させる必要がありますが、小脳や前庭系の機能が低下していると背部の筋肉を適切にコントロールできず腰痛、肩こりだけではなくO脚といった姿勢の問題がみられるようになります。
姿勢についてはこちらもご参考ください。
正しいセルフケア
とくにハイヒール、ミュールなど多く履き、足関節の回内、回外、ハンマートゥなどがみられる場合は、足関節のセルフケアは重要です。
なぜなら、足元は体の土台であり、足関節が機能的に働かなければ、歩くたびに問題は生じます。
また、O脚といった長年かけて形成された姿勢を変えていくためには、施術だけでは不可能であり、セルフケアは必須です。
カイロプラクティック心のO脚改善アプローチ
O脚改善が可能か簡単にチェックし、先天的およびどの程度の改善が見込めるかお話させていただきます。
その後にO脚改善を希望される場合は、詳細なO脚の原因を探る検査を行います。
足関節、膝関節、股関節などの関節の可動域チェック、筋力テストによる筋機能のチェック、神経機能チェックなど身体全体の評価を重要視します。
そうすることで、その人のO脚となる原因が解り、効率的にアプローチおよびホームケアの指導が行えます。
施術
- 足関節の調整
- 膝、股関節の可動域検査
- 背骨のモーションパルペーション
足関節を含めた下肢全体のアライメントを正常に戻す施術を行います。
神経系の影響によって下肢の筋バランスを崩す要因は、下肢だけに限らず背骨、腹部、頸部などにあることもあるため、下肢以外にもアプローチします。
施術は、カイロプラクティック心代表の施術歴12年となる岡が責任をもって行います。
ホームケア指導
O脚改善は、ホームケアが重要となります。
一人ひとりに合わせたエクササイズ、ストレッチ方法を指導致します。
カイロプラクティック心はスポーツ選手も多くみていることから、適切なフォームでエクササイズ、ストレッチを行えるようにアドバイスできます。
また、神経系を活性化させるためのエクササイズも指導します。
O脚改善された喜びの声
長年、悩んできたO脚が徐々に真っすぐな足になっていくのはとても嬉しく、先生に教えていただいた日頃の簡単なトレーニングをこれからもずっと続けていきたいと思っています。
O脚を直したい人へ
今は大丈夫でも、O脚は膝や足首を痛める原因となることがあります。
また、変形が始まってしまうと手術が必要になることがあり、早めに対応することをおすすめします。
女性、男性問わず、O脚がコンプレックスと考えることも少なくありません。
色々試したけど効果が無い、整体にも行ったけど変化がなかったという人も多いです。
それでもO脚を直したいと色々と調べているのであれば、ぜひカイロプラクティック心にご相談ください。
一緒にO脚を改善していきましょう。