ADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHDのカイロプラクティック対応~もっと快適に暮らしたい人へ

ADHD特有の苦手克服をカイロプラクティックでお手伝い

ADHDの特性を持つ人は、苦手なことが多く日常生活で困難を感じることが多いです。また、その苦手を周りに理解されずにいると自己肯定感の低下が強くなり2次障害(うつ、反抗性挑戦障害、行為障害など)を併発することもあります。

そのため、2次障害を併発する前に適切な治療やサポートを受けることが大切です。

ただ、ADHDの原因は特定されておらず、専門医が少ない現状であり、病院で完璧なサポートが受けられるワケではありません。そのため、色々な業種(臨床心理士、栄養士、作業療法士、ブレインジム、リズミックムーブメントなど)の人たちがADHDサポートに関わっています。

その中でもカイロプラクティックは、機能神経学的に評価、アプローチが可能なため、脳の機能異常といわれるADHDに対して有効な療法です。この記事では、ADHDに対する病院の治療方法、療育、カイロプラクティックなどについて書いています。少しでも苦手を克服したい人、こども苦手を何とかしてあげたい人は、ぜひ続きをお読みください。

ADHDの治療を受けるまでの流れ

ADHDを診断できる専門医は少なく(こどもに比べ大人を診断できる専門医はさらに少ないです)、地域によっては数ヶ月の診断待ちになることもあります。そのため、「ADHDかな?」と疑いをもった場合は、各地域にある専門機関での無料相談窓口の利用がおすすめです。

●主なADHD(発達障害)の相談窓口

【こども】

  • 保健センター
  • 子育て支援センター
  • 児童発達支援事業所
  • 発達障害者支援センター
  • かかりつけの小児科(発達障害の専門性がないと同じ小児科でもADHDの判断が難しいです)

【大人】

  • 発達障害者支援センター
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 相談支援事業所

上記の施設がどこにあるかわからない場合は、居住区の役所に相談することで教えてくれます。また、それぞれの専門機関に相談した上で疑いがある場合は、ADHDを診断できる専門医を紹介してもらいましょう。

カイロプラクティック心のある伊勢市では、以下の相談窓口があります。

こども発達支援室/伊勢市八日市場町13番1号 福祉健康センター3階

自閉症・発達障害支援センター

NPO法人南勢子どもの発達支援センターえがお

支援センターブレス

ADHDの一般的な病院治療

ADHDの原因は先天的な脳の機能障害と言われ、根本的に治療する方法はみつかっておらず、症状を緩和させる薬物療法や日常的に困難を乗り越えるための心理療法、環境を整える施策が中心となります。

ADHDの詳しい原因についてはこちらをご参考ください。

ADHDの原因は?/伊勢市カイロプラクティック心

こどもに対しては、まずは薬物療法よりも環境を整える方法(家庭、学校など)や心理社会的な介入が世界各国で推奨されています。大人のADHDは認知行動療法などの心理療法の介入が有効とされていますが、診れる専門医が少なく認知行動療法を十分に提供できる環境が整っていないそうです。そのため、薬物療法と月1回の診察というパターンが多くみられます。

このようなことから、病院では主に以下の薬物療法が中心になります。

ストラテラ(アトモキセチン)

ストラテラは、ノルアドレナリン再取り込み薬です。ADHDではノルアドレナリンという脳内神経伝達物質の不足により前頭前野が上手く機能せず、計画的な行動や適切な意思決定ができないと考えられています。そのため、ストラテラではノルアドレナリンが取り込まれることを抑制し、ノルアドレナリン量を確保することが目的となります。

薬の効果としては、約2週間でADHDの症状に改善がみられはじめ、安定した効果が得られるまでには6~8週間かかるとされています。薬の効果が現れれば、その効果は途切れることなく終日にわたって続くといわれていますが、効果が必ず現れるワケではありません。

ストラテラは、2012年には18歳以上の成人にも承認が拡大され、幅広い年齢の人への処方が可能となっています。ただ、6歳未満の子どもへの安全性と有効性は確立されていません。重大な副作用として、肝機能障害・黄疸・肝不全・アナフィラキシーショックが確認されており、軽度な副作用では頭痛、腹痛、眠気などがみられます。

副作用はありますが、ストラテラはADHDの症状の改善がみられたという研究報告が複数あります。

ストラテラ処置群(1日当たり0.5mg / kg、1日当たり1.2mg / kg、 1.8mg / kg /日)およびプラセボ治療群(偽薬の服用)に分けて約8週間投与したところストラテラを1日1.8mg/kgを服用したグループの症状が優位に改善し、ストラテラがADHD症状の改善に有効であることが明らかとなりました。

参考文献⇒https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19702486

コンサータ(メチルフェニデート)

コンサータは、ドーパミンが再度取り込まれることを抑制する薬です。ADHDでは、ノルアドレナリンの生成材料にもなるドーパミン不足が原因の1つと考えられています。また、ドーパミンは報酬系でもあり、学習や運動機能、向上心、モチベーションに関わります。そのため、ドーパミンが不足すると良い結果を予測して行動できず、計画的に作業を進めることが困難となり、衝動的な行動にはしることもあります。

薬の効果としては、1週間以内に症状の改善がみられ、服用すると薬効が12時間続くとされています。

コンサータは6歳以上で服用が承認されています。重大な副作用として、剥脱性皮膚炎(広い範囲にわたって、皮膚が赤くなったり、盛り上がったり、強いかゆみなどの症状があらわれる )、狭心症、悪性症候群(発熱、つよい筋肉の硬直、血液検査でCK(CPK)の上昇などがあらわれることがある )、 脳血管障害(血管炎、脳梗塞、脳出血、脳卒中)、肝不全、肝機能障害が報告されています。他の副作用としては食欲減退、不眠、頭痛、悪心などがみられます。

また、ADHDの併存障害でみられるチックの悪化がみられる報告があるため、チックを併発しているケースや家族にチック発症歴があるケースはコンサータは服用できません。

副作用はみられますが、6~12歳のこども282人を対象とした研究ではADHDの症状が改善されたという報告があります(1)また、薬の量を調査した研究では、最適な量は36mgがもっとも多かったものの、18~54mgまで幅広い分布がみられたと報告されています(2)違う研究では、ADHD混合型は1日54mgまで増量するほど効果が高まり(高量では不眠、食欲減退もみられた)不注意優勢型では18mgで効果がみられたと報告されています(3)

以下は参考論文です。

(1)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11581440

(2)https://uic.pure.elsevier.com/en/publications/initiating-concertatm-oros-methylphenidate-hcl-qd-in-children-wit

(3)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14595084

インチュニブ(グアンファシン)

インチュニブは、アドレナリン受容体を活性化させ、伝達される情報を取り込みやすくする薬です。ADHDでは、ノルアドレナリン不足により脳の前頭前野の異常があると考えられています。(ステラテラで説明したこと同様)この薬は、ノルアドレナリンの神経受容体であるアドレナリン受容体に作用することで神経伝達を増強させることが認められています。

薬の効果は1週間程度で現れ、その場合は症状の改善が終日持続するとされています。

インチュニブは、日本で製造販売が承認され、販売が開始されたのは2017年5月で、患者の体重、症状、薬の効き方を踏まえて飲む量を決まります。また、処方される年齢は6~17歳までと決められており、6歳未満、18歳以上の患者が使用した場合の安全性、有用性はまだ確認されていません。 重大な副作用として低血圧、徐脈、房室ブロック(徐脈の一種で悪化すると失神をおこすことがあります)があります。他の副作用にはウトウトと眠たくなる、血圧の低下、頭痛がみられます。

薬物療法の効果は認められていますが、効果には個人差があり症状の改善がみられないこともあります。

療育

療育とは日本大百科全書には以下のように書かれています。

心身に障害をもつ児童に対して、社会人として自立できるように医療と教育をバランスを保ちながら並行してすすめること。東京大学名誉教授の高木憲次(1888―1963)によって提唱された概念で、「治療をしながら教育する」ことがたいせつであるという意味合いが込められている。すなわち「療」とは医療あるいは治療を意味し、「育」とは養育や保育もしくは教育を意味する。「療育」は児童福祉法にもうたわれている概念で、ここでは長期療養を余儀なくされた児童などへの療育に対する指導や公費給付などについて規定されている。療育関連の公的給付としては、診察や治療・看護など医療全般ならびに学習、および療養生活に必要な物品が支給される。また知的障害者に対しては、福祉事務所で指導を受けたのちに療育手帳が交付され、決められた障害の等級に応じて給付金や障害基礎年金が受けられる。なお療育センターなどの名称で、療育診療、児童発達支援に携わる施設が各自治体に設置されている。

療育を分かりやすく簡単にまとめると、18歳以下の障害のある児童を対象に発達を促し、自立して生活できるように援助する取り組みです。

療育を受けれる施設を大きく分けると「入所型」「通所型」に分けることができます。また、施設によって福祉サービス中心の「福祉型」治療も併せ持つ「医療型にも分類できます。このように療育を受けれる施設もいくつかあり、援助の仕方も色々あります。

療育の内容

ADHDの療育で行われることは、主に環境調整、ソーシャルスキルトレーニング、ペアレントトレーニングです。こどもによって、そのときに必要な支援の仕方が異なるため、個別指導(集団が苦手、1対1のほうが効果的と考えられる場合)が行われたり、集団指導(他のこどもとコミュニケーションをとりながら学ぶ)で行われたりします。

これらの指導は、臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士など各分野の専門家が関わることが多いです。また、発達支援をおこなう学校、幼児教育施設では学校の先生や保育士が療育の指導を行うこともあります。

環境整備

学校や家庭の生活環境を調整します。例としては以下のようなことが行われます。

  • 視覚過敏⇒照明や色の調整
  • 聴覚過敏⇒テレビの音量や話声の大きさの配慮
  • 集中できない⇒勉強するときは目移りしないように周りに物を置かない
  • 忘れ物が多い、片付けられない⇒物を置く場所に名前を書く、毎日決まった場所に必要なものを置くなど

大人でも生活環境の見直しを医師の指導で行われることがあります。また、最近ではADHDに対応できる環境を整えている会社があり、仕事の説明や作業手順などの配慮してくれます。

ソーシャルスキルトレーニング

社会で他の人と関わりながら生きていくために欠かせない技術を身につける訓練のことです。発達障害のあるこどもなどに対して効果があるとされ、学校や療育施設、病院などで取り入れられています。

ソーシャルスキルトレーニングは以下の特徴の人に行われることが多いです。

  •  指示を理解したり、判断したりするのが苦手
  • 自分の行動をコントロールするのが苦手
  • 人とのコミュニケーションが苦手
  • 順番を守れない

etc

そもそも人は生まれて色々な人と関わることで「やってよいこと」「やってはいけないこと」「その場に合わせた行動」などを自然と身につけていきますが、ADHDを含む発達障害をもったこどもや大人は身につけられていないことがあります。そのため、上記の特徴でみられるような行動の良し悪しを周りの状況をみて判断できず、行動に移すことも苦手であり、何度注意されても改善がみられない人には有効とされています。

ソーシャルスキルトレーニングの方法は、「ゲーム」「共同作業」「ロールプレイ(状況に合わせてどのような行動を実際の場面を想定して練習します」などがあります。

ペアレントトレーニング

保護者側が障害のある子どもとの関わり方や、子育ての工夫の仕方を学ぶプログラムです。間違ったことをしたときの注意の仕方、行動に対するアドバイス、自己肯定感を低下させない褒め方など子どもとの接し方を中心に学びます。ADHDを持っている本人が学ぶわけではありませんが、自己肯定感の低下からさまざまな2次障害を併発するADHDは周りの接し方が重要です。

ペアレントトレーニングにもいくつか種類があり、プログラムの内容は違います。ただ、基本的には講義を受け、ワークショップ(実際どのように接するか)を得て家庭で実践するというようなサイクルで学んでいきます。

療育で行われるプログラムは、病院でも実施していることもあります。

ADHDに対応する各種療法

ADHDに限らず、発達障害に対応するアプローチ方法はいくつかあり代表的なものは以下のとおりです(カイロプラクティックを除く)

  • ブレインジム(教育キネシオロジー)
  • リズミックムーブメント
  • 発達支援コーチ
  • ビルディング・ブロック・アクティビティ

これらの療法の共通としては、原始反射に注目してアプローチしているところです。(ブレインジム以外)また、脳の仕組みについて言及しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射で生まれたての乳児にとっては必要不可欠です。そして、成長と共に原始反射は大脳でコントロールされるようになります。ただ、何らかの原因で原始反射がコントロールできずに成長すると、それが発達障害をもつ特有の振る舞いとして現れることがあります。このような理由から、各種療法で原始反射が注目されています。

脳でみていくと原始反射は脳幹が関与し、成長と共に大脳が成熟していくことでコントロールされます。そのため、大脳が未発達のこどもでは原始反射の影響を強く受けてしまうケースがあります。大人では大脳が成熟しているため、落ち着いているときは上手くコントロールできることが多いです。しかし、緊張した場面やストレスを強く受けると大脳の機能が低下し、大人でも原始反射が強く現れてしまうことがあります。それが、結果として大人のADHDの症状として現れることがあります。

このようなことから、ADHDの振る舞いに対して、原始反射を評価してアプローチしていくことも有効であり、成果をあげています。ブレインジムは、原始反射を評価しませんが、いくつかの脳を活性化させるエクササイズを組み合わせていくことで、発達障害にアプローチしています。

ADHDは脳へのアプローチがカギを握る

ここまで薬物療法から療育、各種療法を解説してきましたが、脳へのアプローチが主になります。

脳へのアプローチというと一般的には「難しそう」というイメージが多いかもしれませんが、身近なところでは「ゲームの脳トレ」があるようにホームワークでも脳へのアプローチは可能です。

ただ、脳の仕組みは複雑で可能であれば、あまり活動していない部分を中心に刺激してあげることが望ましいです。このように「脳のどこが?」が抜けてしまっていることで薬物療法や各種療法で効果の差がみられると考えられます。

また、身体は1つであり脳(中枢神経)と身体(末梢神経)は、常に情報を交換し合い良い状態を保とうとします。例えば、「恐怖を感じれば身体を緊張させて身を守る」「足を怪我すれば、早く回復するようにかばって行動するようになる」「坂道を歩いたり転倒しそうになったりそるえば、そのとき最適な姿勢になる」など無意識でも身体を最適化します。

このようなことから中枢神経と末梢神経は相互作用しており、どちらの機能が落ちても神経系の働きは不十分です。そのため、末梢に問題があれば、それらを解決することも脳へのアプローチには重要です。

カイロプラクティック心では、身体へのアプローチで脳からの連絡を受け取りやすい状態にします。また、機能神経学で脳のどの部分に活動が弱まっているかを評価し、脳の活性化を目指します。このようなことから、カイロプラクティック心のアプローチもADHDには有効です。

カイロプラクティック心のADHDアプローチ方法

カイロプラクティック心は、機能神経学、AKなど神経評価も取り入れてアプローチしています。また、発達支援コーチや宇佐川研などカイロプラクティック以外で発達障害の支援を行っている団体のセミナーにも参加し、発達障害について学んでいます。

※機能神経学は、アメリカで発達障害のアプローチ評価に取り入れられ効果がみられている学問です。

ADHDに有効な主なアプローチ方法は以下のとおりです。

AK(アプライド・キネシオロジー)

各種療法は、カイロプラクティックのAKを基に作り上げられた技法もあります。(AKを噛み砕いたものが教育キネシオロジーでもあります)そのため、各種療法で期待できる効果がカイロプラクティックでも期待できると言えます。

※すべてのカイロプラクティックがAKを取り入れているワケではありませんので、情報がないまま近くのカイロプラクティックへ行っても対応できないことの方が多いです。

AKの著書にも発達に関することが記されています。

通常、乳児のそれぞれの脳半球の特性は遺伝的に決定されており、それぞれの脳半球の優位性を割り当てることになる。適切な機能のためには、優位性は全身で統合されなければならない。DomanとDelacatoは、両側の機能と優位性を通して神経システムの発達について仮説を立てた。

~中略~

彼らのアプローチを失語症や失読症などの学習障害と神経機能の障害を持つ者に対して使用した。

~中略~

DomanとDelacatoによって示されたコンセプトは1960年代の教育やリハビリステーションの分野において活発に取り入れられ大きな成果を上げた。

引用元:アプライド・キネシオロジー シノプス

この考え以外にも神経学的不統合、筋紡錘(固有受容器)テクニックなどAKには、神経機能を評価、アプローチ方法が多くあります。

機能神経学

簡単に説明すると脳の偏り(左右どちらかの大脳機能低下)を評価して、機能低下側の大脳を活性化させるアプローチを行います。ただ、大脳の関りは複雑で他の部位(小脳、脳幹、前庭系など)も評価することになります。

脳の機能をどう活性化させる?

脳の可塑性についてヘッブの法則というものがあります。

神経系は外界の刺激などによって常に機能的、構造的な変化を起こすこしておりこの性質を一般に“可塑性”と呼んでいる。

 引用元:心理学者のドナルド・ヘッブによって提唱

ヘッブの法則は、ニューロン間の接合部であるシナプスにおいて、シナプス前ニューロンの繰り返し発火によってシナプス後ニューロンに発火がおこるとシナプスの伝達効率が増強されるというものです。 要約すれば、神経が活動するような刺激を繰り返しいれることで強化され、脳が活性化するということです。

ADHDでは、ドーパミン、ノルアドレナリン(脳内神経伝達物質)不足によって発火が起きにくくなっていると言われていますが、脳内神経伝達物質の量に関係なく発火しにくい状態である可能性もあります。もし、このような状態であれば、薬で脳内神経伝達物質の量を確保したとしても一時的な改善はみられても長期的には変化がみられないと考えられます。

ヘッブの法則で考えれば、機能低下している側の大脳半球に繰り返し発火する刺激を入れることができれば、神経伝達が正常に戻り調和のとれた脳の状態になります。

脳への刺激方法

カイロプラクティックでは、機能が低下している大脳半球に刺激がいくようにカイロプラクティックアジャストメント(基本的には大脳半球低下している反対側)運動、音を聞かせる、眼球運動などを行います。また、刺激には頻度、持続、強さに分類され、その人に合った適切な刺激を選択する必要があります。

脳への刺激は頻度も重要で、施術以外でも行ったほうが良いです。ただ、右側および左側の大脳半球に刺激を与える方法に違いがあるため、それを評価して大脳の機能低下側に刺激がいく方法(読書、片側の耳で音楽を聴く、バランスエクササイズ、計算をするなど)を行います。

脳の可塑性(活性化)には、刺激だけではなく栄養、酸素も必要です。栄養は糖質のため不足することは少ないですが、呼吸が上手くできておらず、酸素が上手く取り込めていなことが多いです。

発達障害とは関係ない書籍ですが、酸素不足について以下のことが述べられています。

脳が酸素不足になって疲弊すると、心身は緊張を緩めることができなくなります。例えば筋肉が過度に緊張する、光や音などの刺激に対して過敏に反応する、感情のコントロールができなくなるなどの症状が現れます。さらに運動能力、免疫機能、消化機能も低下し、脳が疲弊すると人間のもつほぼすべての能力が低下すると言っても差し支えないでしょう。

引用元:新しい呼吸の教科書 – 【最新】理論とエクササイズ

このように呼吸は神経機能を回復させるには重要であり、カイロプラクティック心では胸郭や呼吸指導なども行います。

原始反射統合

 人は生まれつき備わった原始反射を使って外界に対応していきます。成長するに従い、いくつかある原始反射が、上位の脳でコントロールされている状態(原始反射統合)となります。

上位の脳は大脳皮質のことで、反射は大脳皮質の下位にあたる脳幹という部分で行われます。 反射は脳幹で勝手におこるため、大脳皮質の発達が十分ではないこどもにとっては、その反射がおこす振る舞いをコントロールすることは不可能かもしれません。発達障害の子どもがみせる、場にそぐわない行動や年齢に不相応な振る舞いは、この原始反射が統合されていない可能性があります。

 ADHDでは、恐怖麻痺反射・モロー反射の残存が問題となります。

モロー反射は、息を吐きだす反射でもあり、息を止められないことを示します。 息を吐き続けた方が楽になるため、動き始めたら止められず、ADHDの多動の症状が振る舞いとして現れます。 また、発達の段階で注視する能力が弱まっていることも想定され、目に見えるものすべてに意識が向いてしまい、注意欠陥の症状が振る舞いとして現れます。

このような原始反射統合不全をカイロプラクティックのアプローチや療育で行われているような遊び、エクササイズをカイロプラクティック心では行います。

施術

大脳機能低下⇒関節運動学的テクニック、カイロプラクティックアジャストメント、眼球運動、バランスエクササイズなど

原始反射の問題⇒頭蓋骨調整(頭蓋仙骨療法)内臓マニュピレーション、原始反射統合エクササイズ

ホームケア指導⇒栄養、簡単なエクササイズ

カイロプラクティック心は施術歴10年の施術者が責任をもって一人で担当させていただきます。また、安心して施術を受けていただけるよう現在も文献を読んだり、セミナー、勉強会にも出向いて知識と技術向上に努めております。

カイロプラクティック心の役割は、土台をつくることにあります。

花で例えると、良い土壌があり、水や日光が与えられることで立派な花が咲きます。土壌、水、日光どれが欠けても花は咲きませんが、土壌という土台(カイロプラクティック)をつくり、根を張り水分を蓄えられるようにしてあげることで、日を浴びて水をえて(心理療法、療育、栄養素)成長しやすくなります。

「他の療法がなかなか効果が現れない」と感じている人は、療法を受ける前の土台作りをしたほうが良い可能性があるため、カイロプラクティックを一度お試しください。

家庭でもできること

①ただ叱らない

感情的に叱っても、何が悪かったのか理解できないため、自己肯定感が低下してしまうだけです。 感情的になりそうであれば、5秒待ちましょう。 もしかしたら、5秒後には褒めてあげれるような行動をしているかもしれません。 注意しなければいけない状態であれば、冷静にどうすれば良かったかを説明してあげてください。

②具体的かつ簡潔に方法を示す

多くの情報を処理できないことが、ADHDの特徴でもあります。 できるまでは、具体的かつ簡潔に伝え理解できるよう工夫して伝えるようにします。これは大人のADHDにも当てはまることです。

 ③得意なことを伸ばしてあげる

不得意なことも多いですが、得意なこともあります。 社会では役に立たないことや些細なことかもしれませんが 出来ることを褒められれば、やる気もあがり意欲の低下、自己肯定感の低下を防げます。

④食事のサポート

シカゴの小児記念病院の研究者が、サリチル酸を含む食事を摂らない食事方法に 反応を示すと結論づけました。 サリチル酸は、着色料を含む食品、ジャンクフード、加工食品に含まれているため そのような食品は避けるようにします。

また、アドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールの分泌減少もみられることがあるため 砂糖(甘いお菓子、ソフトドリンクなど)、小麦粉、カフェインも避けた方が良いです。 神経の状態を良くするためにタンパク質(卵、肉など) 神経伝達物質(ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなど)の合成に必要な鉄分 などを積極的に摂取してください。

苦手を克服して楽しく暮らす

ADHDの特性をもつと、一般的には理解してもらえない苦手なことが多くあります。

「徐々に慣れる」「生活の工夫をする」ということも苦手を克服する一つですが、身体的問題(神経や内臓の機能低下、感覚過敏など)を解消していくことで、今まで苦手だったことが気にならなくなるかもしれません。

もちろん、全ての苦手を身体的な問題だけでは解消できませんが、カイロプラクティック心は少しでも快適に生活できるようにお手伝いさせていただきます。

「今よりも快適に感じられるなら受けてみたい、こどもに受けさせた」「今の治療で効果があまりない」と感じている人は、ぜひご相談ください。

こどもだけではなく、大人でも対応させていただきます。

苦手を克服して快適な生活を送れるように一緒に取り組んでいきましょう。

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ご予約:0120-638-124

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