伊勢市カイロプラクティック心があなたの膝の痛みを改善
膝の痛みは、スポーツ選手だけでなく中高年にも多く、生活に支障がみられる症状です。
グルコサミン、コンドロイチンなどのサプリメント、サポーターやテーピング、湿布など治療方法を試す人は多いですが、膝の痛みから解放されない人も少なくありません。
また、病院へ行っても「軟骨がすり減っている」「変形がみられる」など画像診断結果を告知され、良くなることを諦めてしまう人もいます。
しかし、画像でみられる異常と実際の痛みは一致しません。
その証拠として膝の痛みを訴えていないNBA(アメリカプロバスケットボール)選手の膝をMRI撮影をしたところ約90%に異常がみられたという研究報告があります。
膝の異常がみつかって痛みが治らないことを諦めないでください。
膝の痛みは、下肢のアライメント不良の改善、正常な関節運動の獲得などによって辛い膝の痛みは解消されることがあります。
1つでも当てはまる方は、続きをお読みください。
すでに「変形性膝関節症」「オスグッド」「ジャンパー膝」などと診断されている人はこちら
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軟骨がすり減るだけで膝は痛くない
膝の痛みを訴えて病院を受診すると「軟骨がすり減っている」と説明されることが多いです。
しかし、軟骨には痛みを感じる神経(侵害受容器)が存在しないため、例え軟骨にハリを刺しても痛みを感じることはありません。
アメリカの研究者が、膝の組織の中で一番痛みを感じる部分を調査しました。(麻酔をせず、膝にハリを刺したそうです)
そして、一番痛みを感じた部分は、関節包だったそうです。
関節包は、深部で膝関節を包む膜状の組織で膝関節を安定させる役割があります。
関節包が痛みを感じるケースで多いのは、膝に水が溜まった状態(滑液が過剰に分泌されている)になると関節包が伸ばされ痛みを誘発します。
関節包には侵害受容器がたくさんあり、伸ばされるとそれが刺激となり痛みを感じるため、膝の水を抜くと楽になることが多いです。
このようなことから、膝の軟骨が少しすり減っただけでは痛みを感じることはありません。
膝痛治療(一般的な病院)
「痛み止め薬」「ヒアルロン酸の注入注射」「運動指導」「人工関節置換手術」「靭帯再建手術」などが一般的に行われる治療方法です。
手術
靭帯の断裂、進行した変形性(膝の可動性が少ない)においては手術が有効です。
ただ、変形した関節の換わりに人工関節を利用する場合は、人工関節の寿命もあり40~60代では行われないことが多いです。
注)手術ですぐに歩けるワケではなく、リハビリが必要になります。
薬
薬は主に炎症を抑えることが目的であり、とくに初期症状には有効です。
しかし、炎症を起こした原因を解決しないと再発リスクは高いままです。
また、薬には副作用もあり長期間服用することはおすすめできません。
ヒアルロン酸注射
一般的には、1週間に1度を5週続けてヒアルロン酸を膝関節内に注射する治療方法です。
ヒアルロン酸は関節軟骨の成分であり、副作用も少なく効果を感じる人も少なくありません。
ただ、ご自身での予防も重要であり、他の組織の問題(関節包、靭帯など)で痛みが発生していれば、効果はみられません。
病院の治療で良くなることは勿論ありますが、数ヶ月たっても痛みが治まらなかったり、何度も再発したりするのは膝痛の原因と治療方針が合っていないからです。
このような場合は、違う視点から身体を回復させることを考えることも大切ではないでしょうか。
本当の膝痛の原因は?
膝関節には色々な組織(靭帯、半月板、関節包、骨、筋肉)があり、関節包以外にもこれらの組織に負担がかかると痛みの原因となります。
ここでは膝関節に負担をかけてしまう原因を書いていきます。
股関節、足関節などを含めた下肢アライメント不良
一般的に馴染みのある下肢のアライメント不良は、O脚、X脚ではないでしょうか。
O脚を例にすると膝の外側の組織(関節包、外側側副靭帯など)は伸張、内側は圧迫されるストレスを受けつづけます。
また、そのようなアンバランスにより正常な関節運動が行えていない状態になります。
身体の使い方の問題
膝を痛める人の特徴としては「膝が内側に入る動作」「股関節の屈曲動作」「トレンデンブルグ兆候側方動揺」などがみられます。
一見クセのような動きであっても神経系の問題(モーターコントロール異常)により、筋肉の協調運動ができていないことが原因のケースもあります。
内臓起因性
膝の痛みを訴える人は、水が溜まり膝が腫れぼったい人が多いです。
水が溜まる原因の一つとして、身体の循環不良があり、内臓が起因していることがあります。
内臓は、栄養の吸収、排泄物の処理などにより水分のコントロールも行っています。
そのため、水分が上手く排出されていないと体内の水分が溜まってしまい、結果として膝の関節包内にも水が溜まりやすく痛みの原因となります。
また、カイロプラクティックでは内臓と筋肉は関連していると言われ、一例として「大腿四頭筋⇒小腸」「膝窩筋⇒胆のう」「大腿筋膜張筋⇒大腸」などの関連性があります。
このようなことから、食生活の改善を含め内臓へのアプローチが有効なケースも多くみられます。
膝痛を改善・予防には何が良い?
膝痛を改善させようと情報を集めると、色々な方法があります。
ただ、実際に効果があるのか一般の人には解らないことが多いです。
ここでは膝痛に関するセルフケアや予防方法について簡単に解説します。
運動
膝を痛めると医師から「痩せなさい」と指導されることが多いようです。
肥満は生活習慣病リスクが高くなるため、健康を維持向上するためには痩せることも大切です。
また、膝痛治療のガイドラインにも運動の科学的根拠は示されています。
膝痛改善で運動を始める場合は、痛みのない範囲で運動を開始し、徐々に運動強度を上げていくことが大切です。
膝関節のアライメントを修正する場合、スクワットを正しく行うことが重要となります。
基本的には、つま先、膝、股関節が一直線になるようにゆっくり動かすことがポイントです。
また、鏡を見ながら行うことで体の使い方を修正しながら行えます。
ランニング
趣味やスポーツのトレーニングの一環としてランニングを行う人の中でも、膝を痛めてしまうことがあります。
このケースで「いつからランニングを開始して良いですか?」とよく質問されますが、基本的には痛みのない範囲で強度(走るペース、インターバル走、ジョギングなど)距離をコントロールしてくださいとお伝えします。
また、ランニングに限らず運動が習慣化している人は、練習内容、シューズなど環境の要因やフォームなどが問題となることがあるため、専門家に一度相談する方が早期の改善、予防につながりやすいです。
筋トレ
筋トレは健康に寄与する研究報告が多数あり、膝痛に限らず無理ない範囲で始めていくことが望ましいです。
膝痛において、スクワットは下肢全体の筋力アップになると共に使い方の習得にもおすすめできます。
ただ、スクワットはフォームも重要であり、一般的に言われている「膝を前に出さない」フォームが良いとは言えません。
専門家がこたえるスポーツメディア「MUSTER」にもスクワットについて書かれていますので、ご興味のある方はご参考にご覧ください。
湿布
湿布は、日本人の治療の定番ですが、海外では利用されることはありません。
湿布も初期の炎症期には効果がみられることもありますが、長期的に使用すると副作用も生じる可能性があります。そのため、良い湿布薬を探すのではなく、他の方法で改善、予防を行ったほうが良いです。
湿布について詳しくはこちらもご参考ください
サポーター
サポーターも色々な種類があり、膝痛の原因によって使い分けるほうが効果的です。
ただ、痛みの改善よりも予防(急激に捻る動作)として活用したほうが良いでしょう。
サポーターを巻くことで痛みが和らぐ場合は、膝に水が溜まっている状態に近いことが予想されるため、痛みのない範囲で運動を行う、むくみを予防するなどの処置も必要です。
サプリメント(グルコサミン)
グルコサミンのサプリメントが、膝の痛みの効果的かは疑問です。
経口摂取となるサプリメントは、胃や腸でサプリメントが分解されるため、膝の軟骨の修復に使われるかは不明です。また、関節軟骨はグルコサミン以外の栄養素も必要です。
このようなことから、グルコサミンが膝痛の改善、予防に効果的とは考えられません。
改善させるためのセルフケア、予防意識はとても大切です。しかし、目的がズレてしまうと、良いことをしていても効果が現れません。そのため、膝痛を早く解消したい人は、信頼できる専門家に相談してから自分に合ったセルフケア、予防方法を実践することをおすすめします。
カイロプラクティック心の膝痛アプローチ法
カイロプラクティック心は、三重県では数少ないNKT(NeuroKinetic Therapy® )と機能神経学、原始反射の評価法を取り入れ神経系の機能低下の評価を行います。
ほかにもカウンセリング、姿勢チェック、徒手的整形学検査など行い痛みの原因を多角的に分析します。
身体評価を重視することで原因が特定しやすく、根本的な原因が改善されます。
施術
それぞれのチェックに基づいて必要な部分に施術(アプローチ)していきます。
- 下肢ミスアライメントへのアプローチ
普段の歩き方、立ち方、靴の問題など下肢のミスアライメントは多くみられます。
とくに足関節、股関節の真ん中にある膝関節は、両関節のミスアライメントの代償をうけやすいです。
そのため、膝の痛みでも股関節や足関節の可動域が低下していることも少なくありません。
- 神経系へのアプローチ
非対称性緊張性頚反射、モーターコントロール異常など神経系が正常に働くよう、検査に基づいて筋肉や関節にアプローチしていきます。
- 内臓マニュピレーション
膝を動かす筋肉は、内臓との関わりも強く(小腸⇒大腿四頭筋【太もも前】大腸⇒大腿筋膜張筋【太もも外側】胆のう⇒膝窩筋【膝裏】など)内臓へのアプローチが効果的なケースもあります。
また、食事指導も合わせて行います。
- 動き作り
基礎的な身体の使い方を指導して、スポーツだけではなく日常生活にも役立てていただきます。
- 筋力エクササイズ
モーターコントロール異常を改善させたうえでエクササイズを行い、回復を早めていきます。
初回の施術で全ての痛みがとれるワケではありません。
まずは負荷のない状態での可動域改善(ベッドに寝た状態で膝の曲げる角度が増える)させ膝への負荷を軽減させます。
身体の使い方の指導と並行して施術経過を基に原因を改善させ、膝の痛みを緩和させていきます。
膝痛の改善例は、こちらもご参考ください。
よくある質問
膝痛でよくある質問をまとめました。
運動、膝を曲げる動作は控えたほうが良いですか?
A.痛みが無い範囲で運動は継続したほうが良いです
病院では極端に運動を制限することもありますが、研究では運動の有効性が示唆された報告が多くあります。
ウォーキング、自転車など膝に痛みがなければ、継続していくことが大切になります。
ただ、痛みをともなう運動は症状を悪化させる可能性もあるため、それは中止したほうが良いです。
体重を乗せて痛みがある場合は、座りながら膝を曲げ伸ばしするなど痛みのない方法で動かしていくことも重要となります。
運動したほうが良い理由は、例えば軟骨に問題があったとしても筋肉には問題がなく運動しなければ問題のない筋肉まで膝痛を引き起こす原因(筋拘縮、協調運動の低下など)となるからです。
そうなると、軟骨だけの問題だけであった膝痛が筋肉の問題も絡むことになり、より痛みの改善に時間を要することになります。
変形性膝関節症であっても運動の有効性は報告されており、変形を悪化させないために運動しないということはリスクを高める可能性があります。
変形があっても膝痛は改善されますか?
A.痛みの改善もしくは軽減がみられる可能性はあります
変形の程度によりますが、施術によって痛みが軽減することはあります。
理由は痛みは骨の変形だけではなく、「関節の異常運動による関節包や靱帯への刺激」「筋肉の拘縮」など他の要因もあり、それらを対処していくことで痛みの軽減がみられるからです。
ただ、骨の変形がもとに戻ることはありません。
変形の程度によっては、現状維持(ある程度、生活に問題がないレベル)を目的に定期的に施術を行っていくことが大切になることもあります。
スポーツをするときだけ膝が痛いですが改善されますか?
A.改善されます
スポーツをするときの痛みが強まる動作を確認し、そこから原因を追究してアプローチ後にその動作で痛みが現れないかを確認していきます。
他にも筋力テスト、神経機能テストなど機能的な問題が起因していることが多いです。
施術だけではなく歩行、競技特有の動作などを見直していくことで改善されていくこともあります。
膝の痛みを改善するには痩せたほうが良いですか?
A.理想は痩せたほうが良いです
単純に肥満は、健康を害する研究報告があるため、少なからず肥満体型は改善したほうが健康面から見ても良いです。
ただ、症状の原因や程度によっては痩せなくても膝痛は改善されます。
肥満は炎症を誘発されやすく、内臓起因性(内臓と筋肉との関連性)による膝の痛みがあるため、このようなケースでは食事を見直していくことが膝痛改善には有効です。
膝痛から回復することを諦めないでください
中年以上の方で膝を痛めると、年齢や太りすぎと思われている方がいます。
一つの要因ではありますが、それだけではありません。太った方でも元気にスポーツをされている方もいますし70歳を過ぎても元気に農作業をこなしたり、スポーツをされる方がいます。
高齢の方でも下肢のアライメント調整や体に合った運動指導により、変形がみられるケースでも痛みの改善例が多くあります。
痛みをあきらめず、カイロプラクティック心と一緒に膝の痛みを改善させていきましょう。
予約について
※当日予約も可能ですが、施術中は電話にでることができないため、営業時間前(8時30分~45分)昼休み(12時30分~13時30分)にお電話ください。