
「年のせい」「軟骨のすり減り」と、諦めていませんか
階段を降りるとき、ふと膝に力が入らない瞬間がある。
正座がつらくて人前で座るのを避けている。
そんな小さな我慢をもう何年も続けていないでしょうか。
私は伊勢市でカイロプラクティック院を営む岡と申します。
臨床歴18年。これまで1万人以上の方の身体を診てきました。
そのなかで、はっきりお伝えできることがあります。
画像診断で見える「異常」と、実際の「痛み」は、必ずしも一致しません。
研究では膝の痛みを訴えていないNBA選手の膝をMRIで撮影したところ、約9割に何らかの異常が見つかったという報告があります。(この研究はアスリートを対象にしたものなので、一般の方にそのまま当てはまるとは限りません。参考としてお伝えします)
つまり、画像に写る変化だけが、あなたの痛みのすべての答えとは限らないのです。
1つでも当てはまる方は、続きをお読みください。
すでに「変形性膝関節症」「オスグッド」「ジャンパー膝」などと診断されている人はこちら
パッと読みたい人は見出しをクリック
なぜ、一般的な整体や整形外科では改善しにくいのか
多くの方が痛み止めやヒアルロン酸注射、湿布、一般的な整体を試してこられたと思います。
それでも改善しきらないのには、理由があります。
多くの治療は「痛みが出ている場所」だけをみます。
膝が痛ければ、膝だけを診る。
これは、車のタイヤが片減りしているときにタイヤだけを交換するようなものです。
タイヤの片減りの原因が、車体のゆがみ(アライメント)にあるなら、タイヤを変えても同じことが起こります。
膝の痛みも同じです。
私は、身体を構造・神経・栄養という3つの軸でみることを大切にしています。
構造:土台のバランス
膝は股関節と足関節にはさまれた関節です。
歩き方、O脚・X脚のような下肢のアライメント(骨や関節の並び方)の乱れがあると、そのしわ寄せは真ん中にある膝に集中します。
神経:身体の使い方のクセ
「膝が内側に入る歩き方」(内また、knee inなど)
一見、ただのクセにみえます。
しかし、これは脳と筋肉の連携(モーターコントロール)が、うまくいっていないサインであることがあります。
脳は身体全体の動きを指揮するオーケストラの指揮者のような存在です。
指揮者からの指示が乱れると、演奏者(筋肉)は、正しいタイミングで動けなくなります。
これは、レントゲンで確認することはできません。
栄養:身体の内側からくる負担
カイロプラクティックの考え方では、内臓と筋肉には関連があるとされています。
例えば、「太もも前の筋肉(大腿四頭筋)と小腸」「膝の裏の筋肉(膝窩筋)と胆のう」というような関係です。
内臓の働きが低下すると、水分代謝がうまくいかず、膝に水が溜まりやすくなることがあります。
膝という一箇所だけを診る治療では、こうした背景まではカバーしきれません。
だからこそ私は、構造・神経・栄養をみる必要があると考えています。
特別な理論ではありません。
身体は元々「ひとつのシステムとしてつながっている。」
その、ごく自然な前提に立っているだけです。
>>今の痛みの原因、まずはLINEで気軽にご相談ください
軟骨がすり減っているだけで膝は痛みません
病院で「軟骨がすり減っている」と説明されることは多いです。
しかし、軟骨そのものには痛みを感じる神経(侵害受容器)がありません。
膝の組織のなかでもっとも痛みを感じやすい部位が調べた研究では、関節包(膝関節を包む膜状の組織)でした。
膝に水が溜まると関節包が引き伸ばされるストレスが加わります。
それが結果として、風船を膨らませすぎたときのような張りつめた状態となり、そこに痛みが生まれます。
そのため、水を抜くと楽になるのは関節包を含めた組織が伸張される刺激が軽減されるからです。
つまり、軟骨が少しすり減った程度では、痛みの直接の原因にはなりにくいのです。
一般的な病院での治療について
「痛み止め薬」「ヒアルロン酸の注入注射」「運動指導」「人工関節置換手術」「靭帯再建手術」などが一般的に行われる治療方法です。
それぞれに役割があり、否定するものではありません。
手術
靭帯の断裂や進行した変形性の症例では、有効な選択肢です。
ただし、人工関節には寿命があります。
そのため、40〜60代では慎重に検討されることが多いようです。
手術後もリハビリが必要になる点は、あらかじめ知っておくとよいでしょう。
薬
主に炎症を抑える目的で使われます。
初期の症状には、有効とされています。
ただ、炎症の原因そのものを解決しない限り、再発のリスクは残ります。
長期間の服用は、副作用の観点からもおすすめできない薬もあります。
そのため、「服薬すれば、そのうち良くなる」という単純な話ではありません。
ヒアルロン酸注射
一般的には、週1回を5週ほど続ける方法です。
関節軟骨の成分であり、副作用が少なく効果を感じる方もいます。
ただ、関節包や靭帯など他の組織に原因がある場合は、効果を感じにくいこともあります。
以下の方は病院での治療の方向性とかみあっていないかもしれません。
- 数か月たっても変わらない
- 何度も再発する
このようなケースでは視点を変えて、身体を見直してみることも、ひとつの選択肢だと私は思います。
カイロプラクティック心での膝の痛みへのアプローチ
- 膝、股関節の可動域検査
- 内臓マニュピレーション
- 足関節の調整
当院では、NKT(ニューロキネティックセラピー、筋肉同士の連携を評価する手法)や機能神経学、原始反射(生まれつき備わった、自動的な身体反応)の評価法を用います。
これらによって中枢神経系の働きも確認します。
さらに、カウンセリング、姿勢チェック、徒手的な整形学検査を行い、痛みの原因を多角的に分析していきます。
施術について詳しくはこちら
下肢のミスアライメントへのアプローチ
歩き方、立ち方など下肢のバランスの崩れは、想像以上に多くみられます。
とくに膝は股関節と足関節、両方のしわ寄せを受けやすい場所であるため、股関節および足関節の評価し、必要に応じたアプローチは重要です。
筋骨格系に対するカイロプラクティック施術は、膝痛には有効です。
神経系へのアプローチ
検査結果にもとづいて身体の使い方(モーターコントロール)の改善を目指していきます。
多いケースとして、大殿筋や中殿筋(股関節付近の筋肉)大腿四頭筋(太もも前の筋肉)に力が入りにくくなり、膝関節の不安定性、股関節の問題による代償性が原因となっています。
また、身体の使い方の指導を行ったうえで、エクササイズをお伝えし、日常生活やスポーツに活かせる形にしていきます。
モーターコントロールの改善を土台にすることで、回復のスピードにも良い影響が期待できます。
中枢神経系から体の使い方をかえる感覚エクササイズについて詳しくはこちら
内臓マニピュレーション・栄養指導
膝を動かす筋肉と内臓の関連性を踏まえます。
小腸と大腿四頭筋、大腸と大腿筋膜張筋、胆のうと膝窩筋。こ
うした関係性を見ながら、内臓へのアプローチと食事指導もあわせて行います。
臨床的に栄養指導を行い、炎症の増進を抑える食事を実践(脂っこいものを控える、お菓子やスイーツを控える)してもらうだけで、数週間で痛みが緩和されました。
もちろん、全ての人が適応されるワケではありませんが、健康的な食生活を意識することはとても大切です。
栄養コンサルティングについて詳しくはこちら
臨床で感じること
私自身、臨床の現場でよく感じることがあります。
膝だけを施術しても歩き方のクセが残っていると痛みはぶり返しやすいということです。
以前、長年ヒアルロン酸注射を続けていた方がいました。
歩行と姿勢を確認すると、膝そのものより股関節の使い方(膝を痛めている反対側)に大きな癖がありました。
反対側の股関節で体重を支持できていないため、痛めている膝側はつまづきやすく、過度にももを高く上げる歩き方が結果として、がに股の着地となり部分的な膝への負荷となっていました。
その部分へのアプローチと歩き方の指導を並行して行ったところ、階段の上り下りが少しずつ楽になっていったのを覚えています。
(これは一例であり、すべての方に同じ経過をたどるとお約束するものではありません)
だからこそ当院では、施術と並行して身体の使い方の指導にも時間をかけています。
初回の施術で、すべての痛みが取れるわけではありません。
まずは、負荷のない状態(ベッドに寝た状態)での可動域の変化を確認します。
そこから、段階的に膝への負担を減らしていきます。
施術経過の詳しい例は、こちらもご参考ください。
改善が進むと生活はどう変わるか
膝の痛みが軽減していくと変化を感じる方が多くいらっしゃいます。
- 階段の上り下りで手すりに頼らなくてもよい
- 正座やしゃがむ動作を気にせず行える
- 散歩や趣味の運動を痛みを気にせず楽しめる
- 「この先、動けなくなるかもしれない」という不安が和らぐ
もちろん、改善のスピードや程度には個人差があります。
それでも、痛みのない生活を諦める前に一度、身体の状態を見直してみる価値はあると私は考えています。
膝痛のセルフケアと予防について
痛みを軽減させるだけでなく、再発予防のためにセルフケアは重要です。
しかし、多くの方が来院前のケア方法を聞くと間違っていることが多くみられます。
湿布
湿布は、日本では定番の対処法です。
初期の炎症には効果を感じることもありますが、長期使用には副作用のリスクもあります。
炎症を引き起こす原因を考え、対処していくことのほうが大切です。
湿布についての詳細は、こちらもご参考ください。
サプリメント(グルコサミン)
グルコサミンは、口から摂取するため、胃や腸で分解され、膝の軟骨修復にそのまま使われるかは明らかになっていません。
また、関節軟骨の材料はグルコサミンだけではなく、ミネラル成分も重要です。
これ単体で膝痛の改善・予防が期待できるとは現時点では考えられません。
セルフケアや予防の意識は、とても大切です。
ただ、方向性がずれてしまうと、頑張っていても、効果を感じにくいことがあります。
一日でも早く膝の痛みから解放されるようセルフケア方法もご紹介します。
運動
運動の有効性は、膝痛治療のガイドラインでも示されています。
痛みのない範囲で始め、少しずつ強度を上げていくことが大切です。
膝が痛いからといって、安静はかえって回復を遅らせることも少なくありません。
ランニング
「いつから走ってよいですか」という質問をいただきます。
基本的には、痛みのない範囲でペースや距離を調整しながら再開することをおすすめしています。
フォームやシューズが原因になっていることもあるため、ご相談ください。
筋トレ
膝痛に限らず、筋トレは健康全般によい影響があるとされています。
無理のない範囲で(体重をかけない動作から始める)動作を継続していくことで、膝の痛みなく動けるようになるケースも少なくありません。
サポーター
痛みの改善というよりは、急な動作による負担を防ぐ「予防」としての役割が主です。
サポーターで楽になる場合は、膝に水が溜まっている状態に近いことも考えられます。
むくみのケアをあわせて行うとよいでしょう。
早く楽になりたい方は、専門家に相談したうえで、自分に合ったセルフケアを選ぶことをおすすめします。
よくある質問
膝痛でよくある質問をまとめました。
運動、膝を曲げる動作は控えたほうが良いですか?
A.痛みが無い範囲で運動は継続したほうが良いです
病院では極端に運動を制限することもありますが、研究では運動の有効性が示唆された報告が多くあります。
ウォーキング、自転車など膝に痛みがなければ、継続していくことが大切になります。
ただ、痛みをともなう運動は症状を悪化させる可能性もあるため、それは中止したほうが良いです。
体重を乗せて痛みがある場合は、座りながら膝を曲げ伸ばしするなど痛みのない方法で動かしていくことも重要となります。
変形があっても膝痛は改善されますか?
A.痛みの改善もしくは軽減がみられる可能性はあります
変形の程度によりますが、施術によって痛みが軽減することはあります。
理由は痛みは骨の変形だけではなく、「関節の異常運動による関節包や靱帯への刺激」「筋肉の拘縮」など他の要因もあり、それらを対処していくことで痛みの軽減がみられるからです。
ただ、骨の変形がもとに戻ることはありません。
変形の程度によっては、現状維持(ある程度、生活に問題がないレベル)を目的に定期的に施術を行っていくことが大切になることもあります。
スポーツをするときだけ膝が痛いですが改善されますか?
A.改善されます
スポーツをするときの痛みが強まる動作を確認し、そこから原因を追究してアプローチ後にその動作で痛みが現れないかを確認していきます。
他にも筋力テスト、神経機能テストなど機能的な問題が起因していることが多いです。
施術だけではなく歩行、競技特有の動作などを見直していくことで改善されていくこともあります。
膝の痛みを改善するには痩せたほうが良いですか?
A.理想は痩せたほうが良いです
単純に肥満は、健康を害する研究報告があるため、少なからず肥満体型は改善したほうが健康面から見ても良いです。
ただ、症状の原因や程度によっては痩せなくても膝痛は改善されます。
肥満は炎症を誘発されやすく、内臓起因性(内臓と筋肉との関連性)による膝の痛みがあるため、このようなケースでは食事を見直していくことが膝痛改善には有効です。
>>ご自身の膝の状態について、まずは気軽にLINEでお話しください
伊勢市で膝の痛みにお悩みならカイロプラクティック心へ
「年のせい」
「軟骨がすり減っているから仕方ない」
そう諦めかけている方も多いと思います。
しかし、痛みの原因は膝そのものだけではありません。
身体全体のバランスや使い方、隠れていることが少なくないのです。
高齢の方でも、下肢のアライメント調整や運動指導によって、変形があっても痛みが軽減した例は多くあります。
一人で抱え込まず、伊勢市の【カイロプラクティック心】に、一度ご相談ください。
予約について
※当日予約も可能ですが、施術中は電話にでることができないため、営業時間前(8時30分~45分)昼休み(12時30分~13時30分)にお電話ください。
































