自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラム障害の対応/脳バランス改善アプローチ

自閉症スペクトラム障害の特性をもつ人は、周りには理解されがたい「生きずらさ」を感じていることも少なくありません。

そして、その生きずらさが引き金となって二次障害とされる身体症状(頭痛、腹痛、チックなど)や精神疾患(うつ症、不安障害など)を併発することもあります。

このようなことから、できる限り早くこどもの頃から、その人に合った支援、対応を行うことが大切です。

しかし、現状は自閉症スペクトラム障害を診断できる専門医も少なく、有効な治療法は確立されていません。

そのため、どのように対応していくかも解らず悩まれている親御さん、当事者も多いです。

カイロプラクティック心では、機能神経学、BBIT(ブレインバランスインテグレーション)頭蓋仙骨療法などをベースに自閉症スペクトラム障害の苦手を克服するお手伝いをさせていただいております。

自閉症スペクトラム障害でも苦手なことを楽にする方法がないかお探しの方は、ぜひ続きをお読みください。

自閉症スペクトラム障害の治療を受けるまでの流れ

自閉症スペクトラム障害を診断できる専門医は少なく、地域によっては数ヶ月の診断待ちになることもあるそうです。

そのため、「自閉症スペクトラム障害かな?」と疑った場合は、相談窓口を利用することをお勧めします。

●主な発達障害の相談窓口

【こども】

  • 保健センター
  • 子育て支援センター
  • 児童発達支援事業所
  • 発達障害者支援センター
  • かかりつけの小児科(発達障害の専門性がないと同じ小児科でも診断は難しいです)

【大人】

  • 発達障害者支援センター
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 相談支援事業所

上記の施設がどこにあるかわからない場合は、居住区の役所に相談することで教えてくれます。

また、それぞれの専門機関に相談した上で疑いがある場合は、専門医を紹介してもらえます。

カイロプラクティック心のある伊勢市では、以下の相談窓口があります。

こども発達支援室/伊勢市八日市場町13番1号 福祉健康センター3階

自閉症・発達障害支援センター

NPO法人南勢子どもの発達支援センターえがお

支援センターブレス

自閉症スペクトラム障害の病院治療

自閉症スペクトラム障害の医学的な治療方法は確立しいません。

そのため、社会生活の困難を軽減させる療育や環境整備が中心となります。

ただ、療育(とくに大人)は病院では行われず、専門施設に通うことになるケースも多いです。

そのような場合、病院は定期的な診察を行っています。

自閉症スペクトラム障害に有効とされる薬はないため、「てんかん」「睡眠障害」「ADHD」など併存障害がみられる場合薬が処方されることがあります。

  • てんかん⇒抗てんかん薬
  • 睡眠障害⇒睡眠薬
  • ADHD⇒ストラテラ、コンサータ、インチュニブ
  • うつ症状⇒抗うつ剤

薬には副作用もあるため、医師と相談し経過を観察しながら服用する必要があります。

療育

療育を受けれる施設を大きく分けると「入所型」「通所型」に分けることができます。

また、施設によって福祉サービス中心の「福祉型」治療も併せ持つ「医療型」にも分類できます。

このように療育を受けれる施設もいくつかあり、援助の仕方も色々あります。

療育の内容

自閉症スペクトラム障害の療育で行われることは、主にABA、TEACCH、PECS、SST、ペアレントトレーニング、環境整備です。

こどもによって、そのときに必要な支援の仕方が異なるため、個別指導(集団が苦手、1対1のほうが効果的と考えられる場合)、集団指導(他のこどもとコミュニケーションをとりながら学ぶ)で行われたりします。

これらの指導は、臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士など各分野の専門家が関わることが多いです。

また、発達支援をおこなう学校、幼児教育施設では学校の先生や保育士が療育の指導を行うこともあります。

環境整備

学校や家庭の生活環境を調整します。

例としては以下のようなことが行われます。

  • 聴覚過敏⇒テレビの音や話し声などの音量を配慮
  • 光過敏⇒蛍光灯の明るさの工夫
  • 伝え方⇒具体的な方法で伝える
  • 生活⇒明確なルールを決める

こどもでは不登校の原因がこのような環境が整備されていないことで、日々過剰なストレスを感じていることが起因していることもあります。

ただ「学校へ行きなさい」と注意するのではなく、このようなことに気づいてあげられることも大切です。

大人では、このような環境整備や仕事の指示の仕方を工夫して、自閉症スペクトラム障害をもっていることを前提として雇っている会社もあります。

ただ、環境が整備された場所に一生身を置いて生活できるとは限らないため、環境整備以外の方法も試していく必要があるのではないでしょうか。

自閉症スペクトラム障害に対応する各種療法

自閉症スペクトラム障害に限らず、発達障害に対応するアプローチ方法はいくつかあり代表的なものは以下のとおりです(カイロプラクティックを除く)

  • ブレインジム(教育キネシオロジー)
  • リズミックムーブメント
  • 発達支援コーチ
  • ビルディング・ブロック・アクティビティ

これらの療法の共通としては、原始反射に注目してアプローチしているところです。(ブレインジム以外)

また、脳の仕組みについて言及しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射で生まれたての乳児にとっては必要不可欠です。]

そして、成長と共に原始反射は大脳でコントロールされるようになります。

ただ、何らかの原因で原始反射がコントロールできずに成長すると、それが発達障害をもつ特有の振る舞いとして現れることがり、このような理由から、各種療法で原始反射が注目されています。

療育の問題点

ABA、SSTトレーニングなどによって、社会に適切な行動を学ぶことができます。

そのことによって、社会と深く関われるようになるケースもあります。

しかし、この場面ではこうするというような指導にもなってしまうこともあり、機械的な社会行動となってしまうことがあります。

挨拶にしても「元気に挨拶する場面」「静かにする環境のなかでは小声で挨拶」「相手が誰かと話しているときは、待つもしくは会釈で挨拶」など場面によって挨拶の仕方も違います。

良い行動をとったときに報酬を与える場合(お菓子、褒めるなど)報酬をもらえるからその行動をとってしまうと本質から外れてしまいます。

また、脳科学的に短期的な報酬は左脳への刺激が強くなり、右脳の機能低下が考えられる自閉症においてより脳バランスを崩してしまいます。

原始反射だけでは解決しづらい

原始反射に注目している療法は多くありますが、発達障害において一端でしかないため、思うように効果があがらないケースもみられます。

また、カイロプラクティックのAKを簡略化した手法を用いている療法も多くあり、マニュアル化されています。

そのため、そのマニュアルから外れるケースは発達障害において少なくはなく、効果があがらないことがあります。

自閉症スペクトラム障害は脳へのアプローチがカギを握る

自閉症スペクトラム障害の原因は、脳機能の問題が一因であることから、脳へのアプローチが有効と考えられます。

自閉症スペクトラム障害の原因

遺伝や環境などの原因もありますが、脳の機能異常が一因と考えられます。

脳科学の進歩により、自閉症スペクトラム障害の脳を画像で観察する技術の発展に伴い、脳の機能異常が示唆される研究報告が複数あります。

自閉症スペクトラム障害の原因の詳細はこちらをご覧ください

 

 

脳の機能異常は脳へのアプローチが大事

脳へのアプローチというと一般的には「難しそう」というイメージが多いかもしれませんが、身近なところでは「ゲームの脳トレ」があるようにホームワークでも脳へのアプローチは可能です。

ただ、脳の仕組みは複雑で可能であれば、あまり活動していない部分を中心に刺激していくことが望ましいです。

このように「脳のどこが?」が抜けてしまっていることで各種療法で効果の差がみられると考えられます。

また、身体は1つであり脳(中枢神経)と身体(末梢神経)は、常に情報を交換し合い良い状態を保とうとします。

例えば、「恐怖を感じれば身体を緊張させて身を守る」「足を怪我すれば、早く回復するようにかばって行動するようになる」「坂道を歩いたり転倒しそうになったりそるえば、そのとき最適な姿勢になる」など日常生活でも神経系の相互作用によって、無意識に身体をコントロールしてます。

このようなことから中枢神経と末梢神経は相互作用しており、どちらの機能が落ちても神経系の働きは不十分です。

そのため、末梢に問題があれば、それらを解決することも脳へのアプローチには重要です。

カイロプラクティック心では、身体へのアプローチで脳からの連絡を受け取りやすい状態にします。

また、機能神経学では脳のどの部分に活動が弱まっているかを評価し、脳の活性化を目指します。

カイロプラクティック心自閉症スペクトラム障害アプローチ方法

カイロプラクティック心は、機能神経学、AKなど神経評価も取り入れてアプローチしています。

アプローチ方法は、神経可塑性を利用した施術および神経系エクササイズを行います。

神経可塑性について詳しくはこちら

また、発達支援コーチや宇佐川研などカイロプラクティック以外で発達障害の支援を行っている団体のセミナーにも参加し、発達障害について学んでいます。

※機能神経学は、アメリカで発達障害のアプローチ評価に取り入れられ効果がみられている学問です。

AK(アプライド・キネシオロジー)

各種療法は、カイロプラクティックのAKを基に作り上げられた技法もあります。(AKを噛み砕いたものがブレインジムの基になる教育キネシオロジーでもあります)

そのため、各種療法で期待できる効果がカイロプラクティックでも期待できると言えます。

※すべてのカイロプラクティックがAKを取り入れているワケではありませんので、情報がないまま近くのカイロプラクティックへ行っても対応できないことの方が多いです。

AKの著書にも発達に関することが記されています。

通常、乳児のそれぞれの脳半球の特性は遺伝的に決定されており、それぞれの脳半球の優位性を割り当てることになる。適切な機能のためには、優位性は全身で統合されなければならない。DomanとDelacatoは、両側の機能と優位性を通して神経システムの発達について仮説を立てた。

~中略~

彼らのアプローチを失語症や失読症などの学習障害と神経機能の障害を持つ者に対して使用した。

~中略~

DomanとDelacatoによって示されたコンセプトは1960年代の教育やリハビリステーションの分野において活発に取り入れられ大きな成果を上げた。

引用元:アプライド・キネシオロジー シノプス

この考え以外にも神経学的不統合、筋紡錘(固有受容器)テクニックなどAKには、神経機能を評価、アプローチ方法が多くあります。

機能神経学

脳の可塑性を利用したアプローチを行うため、脳機能の評価も行います。

「眼は脳をみる窓口」とも言われ、いくつかの眼球運動を観察していくことで、どの脳領域に問題があるかを推測することができます。

例)

  • 瞳孔収縮⇒自律神経、脳神経
  • 周辺視野⇒反対側の大脳
  • 追跡眼球運動⇒動かした側と同側の頭頂葉(右をみる動きは右側頭頂葉)
  • サッケード(瞬時に目的の物体を見る)⇒動かした側と反対側の前頭葉
  • 前庭動眼反射⇒前庭系
  • 眼球運動の動作中のブレ⇒小脳

もちろん、眼球運動だけでは全てを判断できないため、他の検査を用いて脳の機能低下領域を特定していきます。

脳の可塑性は、脳の機能が向上する生理的な現象です。

そのため、脳の機能低下がみられる領域は、脳の可塑性を利用したアプローチが有効です。

原始反射統合

 人は生まれつき備わった原始反射を使って外界に対応していきます。

成長するに従い、いくつかある原始反射が、上位の脳でコントロールされている状態(原始反射統合)となります。

上位の脳は大脳皮質のことで、反射は大脳皮質の下位にあたる脳幹という部分で行われます。

反射は脳幹で勝手におこるため、大脳皮質の発達が十分ではないこどもにとっては、その反射がおこす振る舞いをコントロールすることは不可能かもしれません。

発達障害の子どもがみせる、場にそぐわない行動や年齢に不相応な振る舞いは、この原始反射が統合されていない可能性があります。

原始反射について詳しくはこちら

 自閉症スペクトラム障害では、恐怖麻痺反射・モロー反射の残存(とくに恐怖麻痺反射)が問題となります。

恐怖麻痺反射は、ストレスを感じると身を丸めて固まります。

そのため、不安な状況に置かれると過度な緊張、新しい環境を嫌う傾向がみられます。

また、原始反射の初期の反射であり、発達も基礎が育っていないことが多く身体感覚、眼球運動、固有受容器など未成熟となります。

それが結果として過度な緊張や過敏性がみられるようになります。

このような原始反射統合不全をカイロプラクティックのアプローチや療育で行われているような遊び、エクササイズをカイロプラクティック心では行います。

施術

大脳機能低下⇒関節運動学的テクニック、カイロプラクティックアジャストメント、眼球運動、バランスエクササイズなど

原始反射の問題⇒頭蓋骨調整(頭蓋仙骨療法)内臓マニュピレーション、原始反射統合エクササイズ

ホームケア指導⇒栄養、簡単なエクササイズ

カイロプラクティック心は施術歴10年の施術者が責任をもって一人で担当させていただきます。

また、安心して施術を受けていただけるよう現在も文献を読んだり、セミナー、勉強会にも出向いて知識と技術向上に努めております。

カイロプラクティック心の役割は、土台をつくることにあります。

花で例えると、良い土壌があり、水や日光が与えられることで立派な花が咲きます。

土壌、水、日光どれが欠けても花は咲きませんが、土壌という土台(カイロプラクティック)をつくり、根を張り水分を蓄えられるようにしてあげることで、日を浴びて水をえて(心理療法、療育、栄養素)成長しやすくなります。

「他の療法がなかなか効果が現れない」と感じている人は、療法を受ける前の土台作りをしたほうが良い可能性があるため、カイロプラクティックを一度お試しください。

家庭でもできること

①褒める

記憶力が良い特徴があり、些細なことでも褒められた記憶が残りやすいです。

そして、褒められた行動はしやすく、新しいことにも取り組みやすくなります。

療育でできたことをしっかり褒めたり、日常生活でもできたこと長所を発見した場合などは褒めてあげましょう。

②具体的な方法を示す

曖昧な方法は理解できないため(適当にやっておいては通用しないことが多いです)、具体的(掃除機を使って床のごみや埃を吸い取って)な方法を示すことで作業が的確になります。

 ③明確なルールを作る

「朝起きたらあいさつをする」「○○時に食事をとる」など当たり前に思うようなことでもルール化することで、生活しやすくなります。

④過敏性にも配慮する

光、音、匂いなどに過敏であり、それがストレスとなるケースもあります。話し声の大きさ、洗剤や石鹸の匂い、部屋の明るさ(壁紙、蛍光灯など)も配慮する必要があります。

苦手を克服して楽しく暮らす

自閉症スペクトラム障害の特性をもつと、一般的には理解してもらえない苦手なことが多く、それが生活の困難を招きます。

「徐々に慣れる」「生活の工夫をする」ということも大切ですが、身体的問題(神経や内臓の機能低下、感覚過敏など)を解消していくことで、今まで苦手だったことが気にならなくなるかもしれません。

もちろん、全ての苦手を身体的な問題だけでは解消できませんが、カイロプラクティック心は少しでも快適に生活できるようにお手伝いさせていただきます。

「今よりも快適に感じられるなら受けてみたい、こどもに受けさせた」「今の治療で効果があまりない」と感じている人は、ぜひご相談ください。

こどもだけではなく、大人でも対応させていただきます。

苦手を克服して快適な生活を送れるように一緒に取り組んでいきましょう。

あなたのお子様が良くなるかご不安かと思いますので、LINE、メールでご不明な点、ご質問など無料でお答えさせていただきます。

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