オスグッド対処法

スポーツ障害

オスグッド解決する方法(カイロプラクティック×運動)

オスグッドは、成長期にみられる膝の痛みです。

一般的に行われているオスグッドの治療は、電気治療、湿布、太もも前(大腿四頭筋)のストレッチです。

このような治療でも改善はみられますが、原因が解決しておらず再発リスクも高く、なかなか治らないことも少なくありません。

現状、病院や整骨院などでこのような治療を受けても改善されないこどもが、カイロプラクテイック心に来ています。

ここでは全身を評価することでわかるオスグッドの原因とカイロプラクティック施術による解決方法について詳しく書いていきます。

カイロプラクテイック心の膝の痛みについての考え方はこちらもご参考ください。

カイロプラクテイック心のスポーツ障害についての考え方、アプローチ方法はこちらもご参考ください。

オスグッドの基礎知識

オスグッドの病態から一般的な治療方法までを書いていきます。

オスグッドとは

オスグッドは、正式にはオスグッド・シュラッター病といい、成長期(男子は12~15歳、女子は8~12歳に多い)に発症しやすいです。

膝関節解剖図

出典:プロメテウス解剖学アトラス

成長期にオスグッドが発生する原因は、膝蓋靱帯が骨(脛骨粗面)を過剰に引っ張ることで成長期の未成熟な骨を引き剥がすストレスを受けるためです。(図はクリックすると大きく表示されます)

成長期を過ぎると骨も成熟し、引き剥がされることがなくなるため、自然に痛みが治ることが一般的です。

しかし、大人の症例も報告されており、長期の追跡調査では40%が膝の痛みを報告しており、腱障害(大腿膝蓋腱障害)、慢性的な膝痛などの可能性が示唆されています。

このようなことから、自然に治ると放置せず早期の対処が必要です。

オスグッドがみられる傾向

オスグッドの有病率は6.8%から33%の範囲にあり、10人に1人にみられると言われています。

オーバーユース(使い過ぎ)が原因と言われますが、研究では練習時間の長さに関係いなく、オスグッドが発症していることが報告されています。(参考文献:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5761927/

男性と女性の発症比率は、14:1と男性に多くみられます。

また、女性は骨の成熟も早いため、有病率のピークは9~10歳であり、男性は14歳と報告されています。

全症例の10%は大人になるまで持続する可能性があります。

スポーツでは?

当然かもしれませんが、スポーツをしているほうがオスグッドは発症しやすいです。

とくにサッカー選手に多く、膝の全症例の13.6%を占めています。

また、他の競技(バスケットボール、空手、体操、バレーボールなど)でも多くオスグッドは報告されています。

オスグッドの症状

脛骨粗面(膝前面:お皿の下辺り)の鋭い局所痛です。

脛骨粗面を押すと痛みがみられると共に、ランニング、ジャンプ、階段の昇降などの膝を曲げる運動の反復動作によって症状が悪化します。

片側の膝だけではなく、両側の膝にオスグッドの症状が現れることもあります。(全症例の20~30%は両膝にオスグッドがみられる)

オスグッドの診断方法

脛骨粗面の痛み、脛骨粗面の隆起(膨れ上がっている)などの臨床的な所見で診断されます。

また、他の病気ではないかを判断するために、レントゲン、MRI、超音波などの検査を行います。

鑑別すべき疾患は以下のとおりです。

  • 骨折
  • 感染症
  • 腫瘍
  • 膝蓋下脂肪体炎
  • 腱障害

オスグッドの一般的な病院(西洋学的)治療

成長期の一過性の症状(成長期が過ぎれば自然に治る)ということもあり、症状の程度に関らず痛みが治まるまでスポーツの中止を指示されることが多いです。

また、ほとんどの場合は保存療法(手術以外)が選択されますが、剥離骨折に至る重度の場合は手術が行われます。

保存療法にて痛みの軽減や生活の質の向上がみられたのは、12週間で80%、12ヶ月後90%であり、スポーツ競技の復帰では、12週間後には16%、6ヶ月後には67%という研究報告があります。(参考文献:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32284945/

研究で行われた保存療法は、初期の12週は痛みの悪化する活動を中止し、筋力低下を防ぐためのエクササイズが指導されました。

そして、12週目以降は競技復帰に向けたエクササイズが行われています。

一般的に行われている保存療法は、湿布、物理療法、サポーター、ストレッチ&エクササイズなどです。

湿布

痛みのある部分に湿布を処方されます。

ただ、湿布は日本だけの処方であり(海外では塗り薬)湿布の効果について科学的な根拠はありません。

湿布を貼ることによる安心感によって痛みが軽減することもあるため、実際に使用してみて痛みに変化があれば、使用しても良いのではないでしょうか。

ただし、無暗にはると副作用もあると注意が必要です。

湿布についてはこちらの記事もご参考ください。

電気治療

大腿四頭筋(太もも前の筋肉)の緊張緩和、痛みのある部分の炎症緩和などを目的に電気治療が行われます。

ただ、大腿四頭筋の緊張や炎症による痛みだけが原因ではないため、効果を感じないケースもみられます。

サポーター、バンドなどの装具、およびテーピング

膝蓋靱帯を圧着するバンドによって、膝蓋靱帯が脛骨粗面を引っ張るストレスを軽減させます。

テーピングにおいても、このバンドと同じところに巻きます。

効果はみられますが、根本的な解決になっていないため、それらを外した時に痛みが現れます。

また、症状が重いとバンドやテーピングだけでは効果を感じないケースもみられます。

リハビリ(ストレッチ、筋力トレーニング)

オスグッドは太もも前(大腿四頭筋)の柔軟性低下が原因とされ、その部分のストレッチを指導されることが多いです。

理学療法士のいるリハビリ施設では、身体評価をしっかり行うところもあり、人に合わせたプログラムを作成してもらえる病院もあります。

主に太もも裏(ハムストリング)ふくらはぎ(腓腹筋)などのストレッチで足首、骨盤部の柔軟性の獲得、大腿四頭筋、ハムストリングの筋力トレーニング、動作の改善などが行われます。

手術

剥離した骨片、滑液包の除去手術が行われます。

重症化したケースでは、手術も必要ですが、手術根の癒着、筋機能の低下などもみられるため、手術しなくて済むよう早期に対処したほうが良いです。

病院へ行ってもダメなら整骨院という人も多いですが、整骨院でも同じような治療であれば効果を同じです。

一般的な治療(手術以外)でオスグッドが改善されないのはなぜ?

オスグッドの痛みが発生する原因は、脛骨粗面が強く引っ張られるストレスによって骨(骨膜)が刺激されることです。

そのため、このストレスを軽減させなければ、改善がされないことが多いです。

湿布、電気治療の目的は炎症の緩和であり(湿布により炎症が緩和するかは不明です)脛骨が引っ張られるストレスの軽減にはなりません。

そのため、治療後は一時的には良くなることもありますが、運動を始めれば脛骨を引っ張るストレスのより痛みが発生します。

大腿四頭筋の緊張の緩和、柔軟性の低下を目的にストレッチ、電気治療が行われることが多いです。

柔軟性が低下するのは使いすぎだけではなく、筋肉のアンバランス、腰椎の後弯、モーターコントロール異常などもあるため、ストレッチだけではその場しのぎにしかならないことが多いです。

このように膝周辺の問題だけアプローチする病院、整骨院などのやり方では、なかなか解決しないオスグッドの原因は多くみられます。

過度な練習を行っている場合は、スポーツを中止することが有効となりますが、現実的な問題として「スポーツ競技に打ち込んで切る子供」に多くみられる症状であり、休みたくないという想いに応えていません。

当然、休むことによって回復するケースもありますが、臨床的に過度の練習ではなく体の使い方に問題があることのほうが多いです。

オスグッドの原因は?

オスグッドの発生原因メカニズムは、脛骨粗面に大腿四頭筋を含む膝蓋靱帯が繰り返し引っ張るストレスが加わることです。

大人であれば骨が成熟しているため、多少の負荷では骨が引き剥がされることはありません。

しかし、成長期の脛骨粗面は、骨端が閉じておらず未熟な状態であるため骨が引き剝がされるストレスにより痛みを誘発します。

このオスグッドの発生原因にも色々あり、以下のことが考えられます。

動作

動作パターンを研究した報告では、片足着地のジャンプ、ブレーキ動作 (ストップするとき)、および方向転換で、大きな力が加わっていることが示唆されています。

また、本来であれば膝の最大屈曲可動域まで筋肉は伸びますが、オスグッドがみられる人は膝の屈曲角度が45~90°で大腿直筋(太もも前の筋肉)が固くなることが示唆されています。

このことから、効率の良い動作を身につけると共に日常的なケア(大腿直筋の柔軟性の維持)が必要と言えます。

下肢のアライメント不良および可動域の低下

オスグッドの危険因子としてBMI(体格指数)、両脚の柔軟性の低下、過去にシーバー病を発症しているなどがあります。

また、以下のような膝以外の可動域の低下やアライメント不良もリスクと考えられています。

  • 足関節の背屈可動域10°以下(一般的には20°)
  • 支持脚の足底のハイアーチ(右利きのサッカー選手では左足の土踏まずが高い)
  • 脛骨の外旋変位(膝のお皿の中心とオスグッドで痛む場所が直線上にない:とくに膝を曲げたとき)
  • 外反膝(X脚)
  • 回内足
  • 膝蓋骨のトラッキング異常(膝のお皿の可動域低下)

これらの問題は適切な徒手療法およびエクササイズ&ストレッチで改善可能です。

関節の異常運動

膝関節は、大腿骨(太ももの骨)脛骨(すねの骨)の関節運動として、膝を真っすぐ伸ばしたときに僅かに脛骨が外側に回ります(スクリューホームムーブメント)

僅かな動きではありますが、膝蓋靱帯が伸張され、それが脛骨粗面を引っ張るストレスになります。

先に解説したオスグッドのリスクである脛骨外旋は、スクリューホームムーブメントの異常とも言えます。

また、この異常がみられる原因として回内足、外反膝の影響も考えられます。

徒手療法として、スクリューホームムーブメントを改善していくことは重要です。

モーターコントロール異常

モーターコントロールは、脳を含めた神経ネットワークによる運動制御です。

姿勢維持、不意の動作、押されても倒れないなど無意識でも筋肉は活動し、その時の状況に合わせて筋肉が協調して動きます。

これは、脳を含めた神経系の働きによるものです。

スポーツでは、予想外のことが起きても立て直して動きだしたり、習得した技術を意識しなくても行えるのはこのような神経ネットワークがあるためです。

ただ、スポーツをしていると自分の動きやすいように良くも悪くも、筋肉がコントロールされるようになります。

そうなると活動しやすい筋肉と活動しない筋肉に分かれ(動きの癖のようなもの)結果として大腿四頭筋への負荷が大きくなることがあります。

また、反対に大腿四頭筋の機能が低下することもあります。

このケースで筋力トレーニングが選択されることもありますが、この状態で行ってもケガのリスクが高まるため、なぜ大腿四頭筋が機能低下したのかを解消する必要があります。

身体の使い方

関節の異常運動やモーターコントロール異常がみられると、思うような身体の使い方ができないこともありますが、そもそもどのような身体の使い方が良いかを理解できていないことが多いです。

オスグッドで多いのは、股関節の使い方が上手くできていないことです。

症状が軽度の場合であれば、動き方を指導するだけでもしゃがめるようになることがあります。

バイオメカニクス異常

ジャンパーズニーの研究ですが、ジャンプの時に脛骨の外旋(スネが外側に捻る動き)足関節の回内、膝関節の屈曲の増加がみられたと報告されています。

ジャンパーズニーとオスグッドは、同じお皿の下を痛めます。(痛める組織に違いがあります)

そのため、同様の動作がみられるとオスグッドを発症しやすいと考えられます。

ジャンプの少ない競技であってもランニングで同じような動作がみられれば、オスグッドを発症する可能性が高くバイオメカニクス異常を改善させる必要があります。

環境の問題(練習量、練習の質、生活習慣など)

スポーツを低年齢から始めることが多くなりました。

スポーツ競技の技術習得という面で、大きな成果はあげられるかもしれません。

しかし、同学年であっても身体能力には大きな個人差がみられ、さらには高学年と同様の練習を低学年が行うには負荷が大きく、スポーツの低年齢化はリスクを伴います。

また、指導者の過去の成功体験に依存した高強度の練習は、体が成長していないこどもにとってリスクとなります。

なかには、練習熱心になるあまり、練習量が増える割に睡眠不足という状況も少なくありません。

骨の未成熟が原因の一端であるオスグッドでは、身体的な成長を促すための休息も必要です。

痛めてから適切な休みをとるのは当然ですが、日常から休息させることも大切です。

睡眠時間は、9時間が理想とされスポーツ障害の減少、パフォーマンスアップの向上がみられた研究もあります。

参考文献はこちら⇒https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25028798

中高生を対象にした研究ですが、小学生もそれ以上の睡眠が必要です。

最近では練習が遅くまで行われていたり、テレビやスマホの閲覧などで夜遅くまで起きているこどもも多いようですが、睡眠不足はスポーツ障害の原因にもなります。

「日本のフィジカルスタンダードを変える」と謳ういわきFCのアンダーカテゴリー(15歳以下)では、しっかりとOFF日を設け冬休み、夏休みは練習をしないそうです。

そうした取り組みで冬休みの間にチームの平均身長が2センチ伸びたそうです。

このようなことから、長く練習をすれば良いということは一切なく、休息も身体を強くするために重要であり、睡眠を多くとる生活習慣を身につけることがスポーツ障害の予防になります。

内臓起因性

膝周辺を動かす筋肉は腸と関わりが大きく、腸の不調がオスグッドの原因になることもあります。

また、腸内環境の重要性は最近の研究でもわかっており、健康的な身体を保つ意味でも食事が重要になります。

身体を大きくしたいために「よく食べろ」と言われますが、甘いもの(お菓子、ジュース:スポーツ飲料も含む)炭水化物の過剰摂取は、一気に血糖値が上がり、それを抑えるためのインスリンが分泌されます。

インスリンの過剰分泌が続くとインスリン分泌の不調がみられ血糖が正常にエネルギーに変換できず、肥満にもなりやすく骨や筋肉の成長の妨げにもなります。

このことから、骨のもろさや関節の不安定にもつながります。

心理的要因

オスグッドに限ったことではありませんが、長期的な痛みが継続する可能性のあるケースにおいて、こどもは不安の増加、睡眠の悪化、気分の落ち込みを引き起こします。

そのため、専門家だけではなく家族のサポートも重要と言われています。

身長が急激に伸びるとオスグッドになる?

成長期には急激に身長が伸びることで、神経的な発達が追いつかない現象を指す「クラムジー」があります。

クラムジーは、英語で「ぎこちない・不器用な」という意味があります。

前述したことをもう少しわかりやすく言うと成長に伴って運動能力、身体能力が低下してしまいます。そして、可動性や柔軟性、筋力などが一時的に低下してしまうことが特徴的です。

オスグッドは骨の成長と筋肉の成長が追いついていないと説明されることは多いですが、実際は神経的な発達が追いついていないクラムジーが原因ではないかと考えられます。

クラムジーについて詳しくはこちらをご参考ください。

なかなか治らないオスグッドは、これらのように膝以外の問題がみられるため、〇〇すれば絶対に治りますよとは言えません。全身を評価し、生活習慣も考慮してオスグッドの原因を考え、アプローチしていくことが必要です。

オスグッドの予防方法

サポーターやテーピングに頼る方法も予防の1つですが、個人的にはおすすめしません。

臨床的には身体に使い方に問題が、結果としてオスグッドに限らず膝の痛みとなっていることが多いです。

そのため、今後スポーツを続けていく上で、サポーターやテーピングで痛みをごまかしていくと高校生、社会人と膝を痛めるリスクが高いです。

こどもの場合、病院や整骨院などに行くことを嫌がるケースもあり、予防方法をしっかり実践していくことも重要ではないでしょうか。

予防ストレッチ

太もものの前だけではなく、太もも裏のストレッチも合わせて行うほうが効果的です。

痛みのない程度に行いましょう。

マッサージ

スポーツ後に行うマッサージは、疲労回復には有効とされています。

しかし、強く揉んだり、筋肉の真ん中を押すのは筋損傷を増長してしまう恐れがあります。

コミュニケーションをとりながら、心地良いと感じる強さで十分です。

そもそも、マッサージは皮膚接触による神経応答であるため、いかに効率よく神経を刺激するかが重要であるため、強く揉む行為に意味はありません。

機器を使うならドクターエアのストレッチロールがおすすめです。

振動するストレッチロールのため、振動に反応する神経系が活性して、筋肉の緊張が緩和されるメカニズムです。

生活習慣を見直す

栄養のバランスのとれた食事と最低9時間の睡眠時間を確保することが大事です。

「体は栄養から作られる」という言葉があるように、栄養の過不足はオスグッドに限らず体を痛めるリスクを高めます。

睡眠は、体を修復するだけではなく成長させるためにも重要な時間です。

スポーツ障害を減らすだけではなく、パフォーマンスを上げるためにも睡眠は必要となる時間であるため、しっかりと確保するようにしましょう。

カイロプラクティック心のオスグッド施術

カイロプラクティック心は、筋骨格系の評価だけではなくNKT、機能神経学、原始反射などの神経系の評価も取り入れ、検査を重要視しています。

また、動作などもチェックし、身体の使い方に問題がないかもみていきます。

病院や他の治療院ではあまり検査をせず、問題を把握せずに治療を続けるところも多いです。

カイロプラクティック心は、施術の度に身体をチェックし原因を考え、その人に必要なアプローチ方法を選択して施術を行います。

身体のチェックから突き止めた原因は、主に以下のアプローチを行います。

関節障害、筋骨格系の問題⇒関節運動学的テクニック、カイロプラクティックアジャストメント

バイオメカニクス異常、モータコントロール異常⇒NKT

筋筋膜性⇒筋伸張テクニック、ストレイン・カウンターテクニック

内臓起因性⇒内臓マニュピレーション、栄養指導

カイロプラクティック心は施術歴15年の施術者が責任をもって一人で担当させていただきます。

また、安心して施術を受けていただけるよう現在も文献を読んだり、セミナー、勉強会にも出向いて知識と技術向上に努めております。

スポーツ選手が通うカイロプラクティック院で経験を積んでいるため、動作の問題も指導させていただきます。

軽度の場合は、それだけでもしゃがみやすくなりことがあります。

アライメント不良および可動域の改善

回内足、脛骨外旋などのアライメント不良、足関節及び股関節の可動域制限は、オスグッドの発症および再発要因となります。

これらは過度な筋緊張は動作不良が継続されたことによることが多く、筋骨格系の専門家であるカイロプラクティックで対応できます。

しかし、これらのアライメント不良は、捻挫や骨折を起因とすることもありますが、一般的に日常生活やスポーツ時の動作不良がほとんどです。

例えば、回内足は「合わない靴を履いていた」「幼少期からサンダルで遊ぶことが多い」などがあります。

そのため、カイロプラクテイック心では再発予防のために靴の選び方、動作の修正などを目的としたエクササイズなどのアドバイスをさせていただきます。

これらが修正されないとオスグッドは自然と改善されても、膝を痛めるリスクは高いままです。

カイロプラクテイック心では、その場の痛み解消だけではなく再発予防までしっかりと考えて対応いたします。

関節の異常運動、モーターコントロール異常

アライメント不良や関節可動域の低下によって、本来の関節運動ができていないことがあります。

例えば、膝を曲げるとき大腿骨外旋、下腿骨内旋の運動も起こっており、これを促すように膝を曲げるだけでも痛みが軽減されます。

このように、オスグッドは本来の関節運動を徒手的に回復させることが重要です。

また、関節を動かすためには筋肉が協調して動く必要があります。

当然、しゃがむ動作(スクワット)では、膝だけではなく股関節や足関節および体幹部が機能する必要があります。

オスグッドで多くみられるのは、臀部の筋機能が低下した結果、太ももに過剰な負荷がかかってます。

そのため、カイロプラクテイック心では、筋機能を評価して、筋肉が活動しやすい状態になるようアプローチしていきます。

オスグッドの痛みを改善して全力でスポーツに打ち込もう

オスグッドは、ただ成長の過程でおこる膝の痛みではありません。

仮に成長とともに膝の痛みが無くなったとしても身体の使い方、関節や筋肉、生活習慣などに問題があれば、膝を痛めるリスクがあります。

また、無理な身体の使い方、筋肉や神経機能の低下がみられれば、パフォーマンスにも影響します。

カイロプラクティック心は、痛みを改善させるだけではなくパフォーマンスの向上を目標にして施術を行います。

「1日でも早く競技復帰したい」「痛みを改善して全力でスポーツに打ち込みたい」「全国大会を目指しているけど痛みで練習に集中できない」などオスグッドで困っていることがあれば、ご相談ください。

一緒にオスグッドの痛みを解消させて、全力でスポーツに打ち込みましょう。

カイロプラクティック心 予約電話番号 0120-638-124 定休日 木曜日 日曜日 新規は1日3名

投稿者プロフィール

カイロプラクティック心
カイロプラクティック心カイロプラクター
伊勢市小俣町でカイロプラクターをしています。

病院では異常が見当たらず、どこに行っても良くならなかった方が体調を回復できるようサポートします。

機能神経学をベースに中枢神経の可塑性を利用したアプローチで発達障害、自律神経症状、不定愁訴にも対応しています。

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