カイロプラクティック心は、検査をもとに症状の原因に合わせてテクニックを組み合わせた施術を行います。
施術歴10年以上の経験と職人的な技術を目指して、日々精進しております。
〇カイロプラクティック心が受けてきた教育
- 2年間カイロプラクティックの専門機関で勉強し首席で卒業
- 約4年オリンピック選手や実業団選手など一流アスリートの通う施術院で経験を積む
- 禁忌症講座を定期的に受講(専門医の治療が最優先となる症状の鑑別などを学びます)
- 日本カイロプラクティック師協会 正会員
- 日本スポーツ徒手医学協会 会員
現在でも定期的にセミナーを受講し、医学的な論文も読むようにしています。
日本では簡単にカイロプラクターになれますが、人を触り症状改善に導くのは日々の努力と研鑽が必要です。
そのため、勉強には終わりがなく、尊敬する諸先輩方も今もなお勉強に励んでおられます。
カイロプラクティック心の施術に対する基本的な考え
カイロプラクティック心の施術で「症状を治す」のではなく、身体全体を観てバランスを崩している部分にアプローチして「自然治癒能力」を取り戻すことが目的の施術であり、症状を改善させるお手伝いをさせていただくスタンスです。
他人任せのように感じる人もいるかもしれませんが、この施術目的が5年先、10年先も重大な体調不良にならない最良の方法と考えています。
そして、機能神経学をベースに解剖学、生理学、生体バイオメカニクス、栄養などの知識を活かして症状の現れた部分だけに捉われず「なぜその症状が現れたのか」を身体全体を観て考え、その人に合ったテクニックで、身体全体のバランスを整えて、体調回復のお手伝いをさせていただきます。
カイロプラクターという職人
AIや精密機械が急激に進歩している現代ではありますが、まだまだ自動化が難しく人の手を必要とする技術はあります。
そして、医療業界でも薬や精密機械を利用した検査、手術だけではなく再生医療など、これからもドンドンと進歩していくことは考えられますが、まだまだ未知な部分も多く病院の治療では解決できない症状もあります。
なかなか症状が改善されない皆様のお役に立つためには医学的な知識だけではなく、医学では解明さらずらい職人的な手の感覚や思考が必要です。
触り方一つとっても改善効果も違い、自分自身の健康状態や姿勢によってクライアントから得られる情報量の違いがあり、このようなことは科学では解明することは難しいです。
そのような科学で解明できないことでも、症状が改善したという現象を積み重ねる職人的な気概をもって取り組んでいます。
カイロプラクティック心の施術内容
検査で考えられる原因およびその人に合ったテクニックを使って施術を行います。
様々な症状に対応するため、テクニックセミナーも多く参加してきましたが、主に使うテクニックをここでは紹介します。
ほとんどのテクニックがソフトです。
そのため、「これで終わり??」と思われることも多いようですが、施術後の検査で変わっていることを体感してもらえます。
ただ、症状によっては痛みを伴うケースもあるため、その場合はこちらからお伝えさせていただいてから施術させていただきます。
カイロプラクティックアジャストメント(ディバーシファイドテクニック)
「ねじる様な操作」や「瞬間的に押し込む操作」を使った矯正が多く カイロプラクティックの「バキバキ」と関節のなるイメージもたれているのはこのテクニックだと思います。
ですが、音が鳴れば矯正できているワケではありません。 音だけ鳴らすだけであれば、強く捻れば誰にでもでき、クセのように背中や首を鳴らしている人も多いのではないでしょうか。
カイロプラクティック心では、主に腰~首の背骨、骨盤の矯正に用います。 関節の矯正方向へ持続的に圧をかけてくため、音がなることはほとんどありません。
アクティベーター
矯正の時にパチンと音がしますが、機械的な刺激であり、電気的なものではありません。
痛みも少なく、非常に安全性の高いもので骨粗しょう症の方や女性の方にも優しいテクニックです。
カイロプラクティック心では、主に、足、手、背骨の矯正に用います。
AKT(Arthro-Kinesiological Technique)
Arthroとは関節、Kinesiologicalは運動学のことであり、AKTとは関節運動学的テクニックです。
カイロプラクティック心では、関節運動学的アプローチ(AKT)によって 科学的根拠に基づいた関節運動(論文で発表されている関節運動)を促し、関節の正常運動を取り戻します。
カイロプラクティックアジャストと大きな違いは、クライアント自身に動いてもらいながら関節を調整していきます。
そのため、動作痛(腰を曲げて痛い、膝を曲げると痛いなど)の改善にとても効果があります。
内臓マニュピレーション
食生活の乱れ、ストレスなどにより内臓起因の膝痛や腰痛があります。
内臓マニュピレーションはお腹にタッチし内臓に圧刺激(痛みはありません)を加え内臓の働きを取り戻します。
また、内臓が不調であると腹壁反射(お腹を固くして内臓を守ろうとする反射)が働き、少しお腹を押すだけでも不快感や痛みを感じます。
このことによって、腹筋群や胸郭の動きが悪くなって身体のバランスを崩すことになり、各筋肉の機能低下にもつながります。
腹部の緊張が緩和する肢位を探してアプローチすることで、筋肉の長さをコントロールしている神経受容器(センサーのような役割)をリセットし、筋肉のバランスを整えると共に内臓が働きやすい状態にします。
食生活のアドバイスもさせていただき、内臓起因の痛みを改善させていきます。
頭蓋骨療法(クラニアル)
頭蓋骨は、23個の骨で形成されており僅かな動きがみられます。 その動きによって、脳脊髄液を循環させていると言われています。
脳脊髄液は、脳から脊髄全体を循環し栄養を運んでいるため、上手く循環しないと様々な障害の原因となります。
また、顎関節は頭蓋骨と関節を形成しているため、顎の問題(意外と思うかもしれませんが、顎の問題は全身に影響します)がみられる場合は、頭蓋骨の調整も行います。
主な適応として原始反射の残存がみられる、神経機能が上手く働いていない、頭痛、循環系の問題、身体に緊張が強い人などに用いることが多いです。
※小顔矯正ではなく、美容目的では施術致しません。
ファシアリリース
ファシアは、筋膜と日本で訳されていますが、これは誤訳であり本来は結合組織(靭帯、関節包、筋膜など)を指します。
筋肉、関節包、靭帯、筋膜などの結合組織に問題がみられた場合に使うテクニックです。
筋肉は何層も重なり合って活動しています。何らかの原因によって筋肉間の滑走性が悪くなると関節の可動域が低下します。
また、使わなさすぎ(運動不足、スポーツ選手でもクセや競技特性によって使わない部分があります)、筋疲労の継続、ダメージ(外傷、炎症など)が回復しきれないなどにより組織が変化(高密度化、線維化)していきます。
このような状態にはファシアリリースが有効です。
テクニックは、問題部位にしっかりと圧をかけて、そこから関節を最大可動域まで広げるように動かしていくことで滑走性の向上、神経受容器の反応による筋緊張の緩和、筋間体液量の変化などにより関節可動域の向上がみられます。
一般的に「筋膜を作るコラーゲンを伸ばしてリリース」というようにフォームローラーでコロコロしたり、道具で表面を擦ったり、ストレッチしたりするアプローチで「関節の可動域があがって筋膜が伸びました」と説明されることが多いです。
しかし、その辺りの認識からして根本的にファシアに対する誤解があります。
ファシアに対する正しい知識があれば、コンプレフロスのように筋肉を圧迫するように巻くことで十分に可動域が改善します。
コンプレフロスの代理店サンクトジャパンのホームページ
シンクロ矯正法
手足の関節を調整して、全身の状態を整えていきます。
「物を扱う手」「二本足で立つための足」からの情報を基に脳で処理し、さらに繊細な動きで物を扱ったり、2本足でバランスをとりながら歩いたり走ったりすることができます。
また、「立つ」という当たり前のことも土台となる足が機能することで可能となります。
これらのことから、手足の調整は全身に影響を及ぼし身体のバランスを整えることができ、腰痛や肩こりなどが楽になるケースもあります。
AK(アプライド・キネシオロジー)
筋紡錘・ゴルジ腱テクニック、リンパ反射、神経血管反射、ストレイン・カウンターテクニックなど色々な原因に対してアプローチすることができます。
AKは神経機能、栄養など身体の機能に注目した評価・アプローチ方法です。
運動療法
その人に合った運動を指導します。
運動療法は、色々な症状に対して有効性が示されています。
カイロプラクティック心の運動療法は、筋力アップが目的ではありません。
具体的には、体幹トレーニングというと単純な腹筋(プランク、EMSなどの電気刺激)では、日常生活やスポーツ競技には活かされないため、姿勢制御や手足との連動性を考慮したエクササイズを指導します。
感覚エクササイズ
めまい、スポーツパフォーマンスの低下、慢性的な症状(頭痛、腰痛、頸部痛など)などは、神経機能の低下がみられることが多いです。
眼球運動、呼吸、バランス系エクササイズ、原始反射エクササイズなど脳機能の低下が考えられる脳領域を活性化させるエクササイズを指導します。
施術時間について
施術時間は20分前後です。(検査、カウンセリング除く)
※初回は詳しくお話も伺うため、全体を通して60分程度です。
施術時間が短いことを不満に思う人もいらっしゃいますが、症状を改善するのであれば、短い時間のほうが良くありませんか?
例えば、虫歯治療に10分かかる歯科医院と60分かかる歯科医院であれば、私は10分に行きます。
そうすれば、自由な時間が増え料理、家事、趣味の時間、家族との時間など有意義に使うことも可能です。
カイロプラクティック心の施術目的は、症状の改善です。
長くやればやるほど症状が改善されるのであれば、120分でもさせていただきますが、長時間の施術で身体は良い方向に変化しません。
経験上、刺激が多くなりすぎた施術では体調が回復しないばかりか自然治癒能力を損ね揉み返し、症状の悪化がみられることもあります。
施術後は72時間身体が変化します。
施術後は「あまりスッキリしない」と感じている人でも翌日や翌々日に体調が回復したという声も多くいただきます。
このような良い変化を起こすためにも施術時間は短めのにして、余分な刺激を入れないことが大切と考えています。
そうすることで、身体にある自然治癒能力のスイッチが入りやすいです。
また、「少し動いやすくなった」「目覚めが良い」など身体の変化を感じとれると効率的に身体が良くなります。
施術頻度
身体の不調の原因として、適切な刺激が身体に入っていないことがあります。かといって長時間刺激を入れ続ける(運動、マッサージなど)と身体の疲弊してしまい、前述したように効果が現れません。
そのため、初期は週1~2回の施術をおススメします。(72時間の変化をみるにも週2回は有効です)
ただ、症状によってはコンスタントに(毎日)適切な刺激を入れた方が良いです(発達の問題、ジストニアのような神経症状、生活に支障をきたす症状など)毎日というのは経済的に難しいため、ホームケアを指導させていただきます。
症状によっては1~3回の施術(1週間)でも変化はみられますが、目安としては6~10回(1ヶ月半~3ヶ月)で症状の消失および軽減がみられます。
変化がみられない場合は、今までの施術結果をもとに再検討しクライアントと話合いながら今後の施術方針を設定します。
自立を目指す
カイロプラクティック心の願いは、自立して健康を維持できるようになってもらうことです。
施術は一日でも早く改善させるための手段であり、身体を治す魔法の道具ではありません。
あくまで、身体を治すのはその人自身のです。
個人的に考えていることですが、最大の健康法は楽しく生きることです。
もちろん、生活習慣や食事など気をつけるに越したことはありませんが、好きなものを食べ、趣味を楽しむ人生に勝るものはないのではないでしょうか。
そのため、カイロプラクティック心は楽しい時間を過ごしてもらえるようカイロプラクティック心はお手伝いさせていただいています。
ただ、環境や年齢、考え方は月日と共に変わるものであり、不調と感じることもあるのが人です。
そういったときに頼ってもらえる存在ではありたいと思います。
ご縁のあった皆様とはゆる~く長い付き合い(数年ぶりでも身体をみてもらえる、ちょっとした不調を相談できるなど)をしていきたいです。