部位別の症例報告(改善例)

足関節、下腿の痛みの改善例(症例報告)

足底、スネ、アキレス腱周辺の痛みの改善例

 

シンスプリント、アキレス腱周辺の痛み、足底腱膜炎などのスポーツ障害、それ以外の足のトラブルの改善例について随時UPしていきます。

スポーツ障害による足の痛みの改善例

スポーツ障害による足の痛みの改善例を随時UPしていきます。

踵骨骨膜炎と診断され長引く踵の痛み(野球)

10代 男性

〇主訴

3ヶ月前から左側の踵に痛みが発生。痛みは軽減してきたが練習後は痛みもしくは違和感がある。

〇既往歴:現病歴

右肩の腱板損傷

左足首の捻挫

現病歴は手首の痛み

〇病院での診断

整形外科⇒踵骨骨膜炎

治療は電気治療、マッサージ

〇カイロプラクティック心の主な検査

  • 姿勢分析
  • 動作分析
  • 触診
  • 整形学テスト
  • 筋力テスト(NKT)
  • カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)

〇所感

全体的な姿勢は、骨盤が前方移動しているため、フクラハギ、太もも前側に負担がかかりやすい。足関節をみると痛めている側は回内足(踵がハの字に開く)

練習後でなければ痛みはなく、ジャンプ動作で違和感が生じる。痛みの部分を確認すると踵後方(アキレス腱の下あたり)に押して痛むポイントがある。距骨と踵骨(踵骨の上に距骨が乗る状態で足関節は形成さている)のバランスを調整して保持すると押したときの痛みが軽減された。

足関節周りの筋力テストは問題なく、痛めている側に大腿直筋、左腹斜筋の弱化がみられた。痛めている側に体重を乗せた時に体幹部及び膝関節の安定性に関わる筋肉の機能低下がみられるため、足関節に余分な負担がかかっている可能性を示す。

〇カイロプラクティック心の施術

足への負担を軽減させるために左腹斜筋、大腿直筋の機能回復を優先して行う。これらの筋肉の機能低下は横隔膜の影響が考えられるため、横隔膜に関与する部分(頸椎、胸郭など)を調整した。また、距骨、踵骨を含めた足関節のアライメントを調整。

施術後は踵の押した痛みは軽減されるが、練習後の違和感は生じていた。

4回目の施術時に改めて足関節の動きを1つ1つ確認していくと他動的にゆっくりした底屈(つま先立ちをする動き)では、引っかかり感と弾発音が確認できた。(動作中にカクッとなる感じ)引っかかりを感じない関節運動と筋拘縮をチェックし、足首にある屈筋支帯の伸張テクニックで引っかかりが解消された。また、関節運動を正常におこなうため、関節運動学テクニック(踵を保持して動いてもらう)も行った。

足底への刺激(裸足で色々な所を歩く、簡単なエクササイズを行うなど)および関節の位置感覚を取り戻すエクササイズも指導。

5回目の施術時には、踵に痛みが和らぎ、7回目の施術時には通常の練習メニューをこなしても痛みや違和感が生じることがなかった(1週間に1回の施術ペース)痛みが改善されたため、施術を終了し違和感が生じたら早めに連絡をしてもらうようにした。

〇カイロプラクティック心からのコメント

踵骨骨膜炎の問題は解消されており、足関節のアライメント不良と関節の位置感覚のズレにより、踵への負担がかかっていた症例です。

踵の圧痛は、足関節のアライメント不良を調整することで施術後に消失していました。ただ、練習後には痛みや違和感が生じていたため、何らかの負担がかかっていると想定して再度、検査をすると底屈の問題がみられました。ガクッとなるようなひっかかりであるため、踵付近が擦られるようなストレスが多くなり、痛みや違和感が生じていた可能性が考えられます。

足関節の底屈で引っかかりがなくなるように調整し、ホームエクササイズも指導すると練習後の違和感もなくなりました。

足裏には姿勢を調整する固有受容器(身体の重心や傾きなどを脳に伝えるセンサーの役割)がたくさんあります。クライアントは、踵の痛みのため足関節の動きは少なく、重心も偏重していたことが予測されます。このようなことが長期化すると神経系への刺激が不足して、関節の位置感覚が鈍ります。また、関節の動きが減ると少なからず関節拘縮がおこるため、その影響により関節の動きも引っかかりが生じたと考えられます。

病院で電気治療やマッサージを受けていたそうですが、「どこが」「どう問題であるか」をしっかり把握する必要があり、ただ「筋肉が固い」「動きが悪い」という理由だけでマッサージをしても本当の問題が解消されません。また、位置感覚の問題は、それに対するエクササイズが必要になることが多いです。

病院では対応しきれていない部分に対してアプローチできたことで、最終的な練習後の痛みや違和感が消失したと考えられます。

足の甲と内側踝(くるぶし)の下辺りの痛み(サーフィン)

30代 女性

〇主訴

1ヶ月前からトレーニングでボルダリングを行った後から左足の甲、内側踝の下辺りに痛みが発生した。

〇既往歴:現病歴

捻挫グセがある

現病歴として腰痛、手首の痛みなどもたまにある

〇病院での診断

整形外科⇒骨には異状なし

治療は足への装具、塗り薬の処方

整骨院では電気治療

どちらも痛みに変化なし

〇カイロプラクティック心の主な検査

  • 姿勢分析
  • 動作分析
  • 触診
  • 整形学テスト
  • 筋力テスト(NKT)
  • 機能神経学テスト
  • カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)

〇所感

足部は両側ともに回内足がみられ、左側は股関節が内旋位した状態で立っている。また、立っているだけでも痛みを感じる状態であった。

片脚立ちは左側が不安定であり、片脚スクワットは左側の回内足が強まってしまう。このことから左側は不安定なうえ、動きをくわえると足関節の捻じれが強まり負担が大きいと言える。

触診およびカイロプラクティック検査をしてみると足底の外側(立方骨)の可動制限、および舟状骨(内側)の圧痛がみられた。また、足関節全体では背屈制限(つま先をスネの方向に動かす)がある。

筋力テストで足底の保持力をみると後脛骨筋、長母趾屈筋(土踏まず側を支える筋肉)の弱化がみられた。このような筋機能の低下からも回内足が強まり、足の甲や踝下にはストレスがかかると推測される。

足関節のアライメント不良(回内足)はあるが、それを増長してしまう筋機能低下や身体の使い方により、痛みを悪化させてしまっていると推測される。足の負担を減らすために筋機能の回復および関節の正常な運動が行えるようにすることが必要。

〇カイロプラクティック心の施術

筋機能の低下は腰方形筋の影響が考えられるため、右側腰方形筋へのアプローチを行う。また、股関節の内旋位は仙腸関節の代償性がみられたため、仙腸関節の調整も行った。足関節のアライメント不良も調整することで立位での痛みが軽減された。

2回目は機能神経学の検査も行い左側の追従眼球運動が苦手であり、それに伴い頸椎も左回旋の変位(頸椎一番)がみられた。また、足関節の背屈制限が首を右向けることで改善されるため、頸椎の調整も行った(カイロプラクティックアジャストは左側から)

ホームケアに眼球運動や身体の使い方などを指導。

6回目の施術以降(週1回の施術ペース:約1ヶ月半)日常生活では足の痛みが気にならない程度に回復。12回の施術までは徐々に間隔を空けながら、再発予防、現病歴の調整などを行い、症状が落ち着いたため施術を終了。

〇カイロプラクティック心からのコメント

病院や整骨院では、このような機能的な問題はあまりみてもらえず、回内足(装具)炎症性の痛み(塗り薬、電気治療)を中心に治療をしたため変化がなかったと考えられます。

回内足の問題もありますが、色々な要因により足関節への負担が重なり、足の痛みとして現れた症例です。足の形成は8歳でほぼ完成されると言われ、遺伝的な要因もあります。そのため、施術だけで回内足が変わらないことも多くみられます。今回も回内足は、それほど変わりはみられませんが、他の要因を解決したことで痛みが改善されました。

他の要因は足関節の背屈制限、足底アーチを形成する筋機能の低下、身体の使い方、神経系の偏りです。

眼球運動の偏りは、大脳機能、小脳機能の偏りがみられることもあり、身体全体のバランス機能の崩れにもつながります。ボルダリングは、初めて行ったということで身体にも力が入り、頸部の回旋や眼球運動だけで次のルート(突起物)を探していた可能性があります。このようなことで、身体の偏りを強めてしまった可能性もあります。ただ、偏りを無くせばよいワケではありません。

クライアントは、サーフィン歴も長く、それに合った身体の使い方(使う筋肉、使わない筋肉の差がある)をしていることが大いに考えられます。一見、バランス悪く感じますが、競技に合った身体に自然とカスタマイズしていくことで、競技特性にあった身体の使い方ができ、技術の向上にも役立ちます。そのため、スポーツ選手は一概に左右バランスの良い身体にすれば良いということはありません。

このようなことから、サーフィンに必要なバランスや足底の安定感と今回の症状を考慮して施術を行う必要もあります。また、ホームケアで行ってもらう身体の使い方や足底を安定させるケアを指導させていただきした。

回内足の問題においては、ケアを習慣化することをおススメします。また、陸上で行う競技であれば、靴選びやインソールの着用も予防の1つになります。

スポーツ障害以外の足の痛みの改善例

2本足で生活する以上は、スポーツ障害以外でも足のトラブルは多いです。ここでは、スポーツ障害以外の足の痛みの改善例を随時UPしていきます。

腰椎椎間板ヘルニアと診断された足の痛み

30代 男性

〇主訴

10日前から急激に両側の足裏が痛くなり、現在も痛みが変わらない。

〇既往歴:現病歴

特になし

〇病院での診断

整形外科⇒椎間板ヘルニア 足底のレントゲンは異常なし

内科⇒痛風の検査は陰性

最初は内科を受診し、内科的な問題はなかった。

整形外科は2ヶ所を受診。MRI、レントゲン、神経伝達テストの検査をしてもらい足底には異常がみられず椎間板ヘルニアと診断された。

〇カイロプラクティック心の主な検査

  • 姿勢分析
  • 動作分析
  • 触診
  • 整形学テスト
  • 筋力テスト(NKT)
  • カイロプラクティック検査(モーションパルペーション・AKなど)

〇所感

立っているだけで足裏の痛みは強いが、座ったり寝たりすると痛みは感じない。また、爪先立ちでも痛みは感じず、踵に体重負荷がかかったときに痛みが増悪する。そのためか、前重心となり状態は前のめりで痛みから逃れるような姿勢であった。

触診では、足底が扁平になっており、冷えを感じる(職場は暖房が効かせられず水も扱うため寒い)ただ、圧痛部分はみられなかった。このようなことから組織が損傷して痛んでいる可能性は低く、循環の問題で痛みを感じている可能性がある。重度の血管性の問題(閉塞性動脈硬化症)は、カウンセリング、徴候をみても考えにくいため施術を前提に検査を進める。

指先を含め関節の状態をチェック(カイロプラクティック検査)すると、下肢全体のアライメント不良および、指の可動性も低下していた。足底のアライメントを正すように保持すると比較的楽に立てる(クライアントの自覚)足底の崩れがあると足底を支える内在筋の機能的もみられ、筋肉は血液循環を促す役割もあるため、このような機能低下は循環不良も招くと考えられる。

筋力テストでは、親指以外の指を握り込む力が低下しており、腰部を伸ばすようなストレスを加え筋力テストを行うと力が入りやすくなった。細かくみていくと腰椎1番の影響が大きいと考えられる。

循環不良の問題と考えられ、その1要因として足底の筋が機能していない。そのため、足の機能を改善させることを目的に施術を行う。

〇カイロプラクティック心の施術

腰椎1番を中心に背骨全体を気持ちよいと感じる程度の刺激を入れる(背骨には姿勢をコントロールするセンサーの役割をもつ神経があり、このようなアプローチで姿勢の変化がみられる)下肢全体のアライメントを調整し、足指関節のモビリティ(関節を動かす)を行う。施術後も痛みがあるため、足関節が働きやすいようテーピングを処方。テーピングをすることで痛みが和らぎ、歩きやすくなった(クライアントの自覚)

4日後の施術時には足底の痛みが10⇒4に軽減

施術は体循環をよくすることを目的に腹部、胸郭、頭蓋骨の調整を行なう。同様に施術方針で4回の施術で痛みが消失(施術期間は約2週間程度)

〇カイロプラクティック心からのコメント

足の機能低下と職場環境の冷えが重なったことで、循環不良による足底の痛みが発生したと考えられる症例でした。

足の痛みの中には循環不良が原因であることもあり、血管性の問題が考えられる場合は専門医(病院)の治療が必要です。今回は、病院も受診しており血管性の問題がみられなかったため施術も行いました。

テーピングはガチガチに固めるものを想像されることが多いですが、カイロプラクティック心は機能を高めることを目的にテーピングを使用することがあります。「これだけ?」という感想をお持ちの方もいらっしゃいますが、正しくできていれば症状の緩和がみられるためにご納得はいただけます。

足の機能には「ウインドラス」「トラス」の2つの機構があります。

詳しくはこちらをご参考ください⇒足部の重要な2つの機構!トラス機構とウィンドラス機構

これらの機構が機能するようにテーピングを貼ったことで、痛みが軽減したこともありますが筋肉も活動的に働きやすくそれに伴って血液循環がよくなり痛みが改善したと考えられます。このテーピング方法は、独自で考え試してみた結果、臨床でも効果があったものです。ただ、勉強を重ねていくうちに色々な分野でよく似た方法でテーピングが使われていることを知り、改めて推奨できるテーピング方法だと感じています。

ただ、今後テーピングに頼ることをおススメするワケではありませんので、ホームケアや日常の注意点も指導させていただき、テーピングを外しても痛みのない状態を目指しています。

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