体位性頻脈症候群(POTS)とは、横になった状態から立ち上がるときに心拍数が急上昇し、さまざまな症状が現れる病気です。
個人によって症状の程度が異なるため、それぞれに合った支援や改善方法が求められますが、確立された治療方法はなく現状では経過観察だけで終わってしまうことも少なくありません。
カイロプラクティック心では、自律神経の機能評価、栄養状態、生活習慣など、さまざまな視点からその人に合った改善方法を提案しています。
ここでは、体位性頻脈症候群の原因や改善方法について分かりやすく解説していきます。
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- 体位性頻脈症候群
- 体位性頻脈症候群と自律神経との関係性
- 体位性頻脈症候群には運動が有効
- 体位性頻脈症候群のセルフケア
- カイロプラクティック心での体位性頻脈症候群の対応
- カイロプラクティックケア
- 運動指導
- 栄養サポート
- アプローチまでの流れ
- よくある質問
- カイロプラクティック施術は安全ですか?
- 医師の診断や許可は必要ですか?
- 施術で悪化することもありますか?
- 近所の整体やマッサージに行っても同じ効果が得られますか?
- 栄養面はどのような指導をしてもらえますか?
- 体調が回復に有効な栄養素はありますか?
- サプリメントを強制的に買わされることはありませんか?
- 食事指導は個別でカスタマイズされていますか?
- どの程度の症状改善が見込めますか?
- どの程度の期間で体調が回復しますか?
- 病院の治療で良くなりませんが改善されますか?
- 外出することが困難ですが出来ることはありますか
- ウイルスに感染後に症状が現れましたが効果はありますか?
- 女性に多いのはなぜですか
- 病院で「異常なし」症状があるのはなぜですか?
- 食事や水分摂取でも症状は変わりますか?
- オンライン相談も可能ですか?
- 保険は使えますか?
- 体位性頻脈症候群は改善可能
体位性頻脈症候群
体位性頻脈症候群は、起立不耐症および起立性調整障害といった寝た状態から立ったときに異常を示す病態の一つです。
立った時に異常を示すのは「血圧」「心拍」「血管迷走神経性」であり、心拍が増大(頻脈)する病態を体位性頻脈症候群と呼びます。
広義の意味合では起立不耐症と診断されることもあるようです。
起立不耐症の定義は以下のとおりです。
起立時に交感神経亢進による症状、過剰な心拍増加、脳循環低下による症状が出現するもの
引用元:ロバートソンの自律神経学
また、起立不耐性と同様の病態ではありますが、小児(10代のこども)では起立性調整障害と診断されることがあります。
体位性頻脈症候群の主な特徴
体位性頻脈症候群は、13~50歳で発症し、女性に多く見られます。(とくに出産可能年齢)
また、家族歴が13~25%みられます。
慢性疲労症候群、自己免疫疾患、線維筋痛症など併存する疾患もみられることもあります。
症状
立っているとき、主に以下の症状がみられます。
- 頭部のフラフラ感
- 浮動性めまい
- 前失神状態
- 動悸
- 胸痛または不快感
- 脱力感
- 立ちくらみ
- 息切れ
立っていないときでも以下のような症状が現れることもあります。
- 悪心
- 下痢
- 便秘
- 腹痛
- 吐き気(嘔吐)
これらの症状に加えて、以下のような関連症状を併発するケースがあります。
- 倦怠感
- 頭痛
- 睡眠障害
- 体の痛み
これらの症状は、「生理」「食事」「アルコール」「暑さ」「急激な運動」で悪化することが多いです。
体位性頻脈症候群はの症状は、自律神経および脳循環が起因していると考えられます。
診断
体位性頻脈症候群は、自己判断せずに病院を受診する必要があります。
なかにはすべき検査がされずに精神的な問題とされることもあるため、セカンドピニオンも含めて適切な診断を受けることが大切です。
また、他の疾患との鑑別も必要であり、不整脈学会は以下の検査を推奨しています。
- 問診(病歴、生活習慣、食事と運動の履歴など)
- 身体検査(起立性バイタルサインと症状の取得、および心血管系、神経系、自律神経系、およびその他のシステムの包括的な評価を含める)
- 心電図(心疾患との鑑別)
- 起立性バイタル
この他にも甲状腺機能疾患、自律神経機能異常、貧血などと鑑別するため、必要に応じて血液検査、自律神経機能検査など行われることもあります。
診断基準
- 成人の直立姿勢から10分以内に心拍数が30bpm以上増加します。12〜19歳の青年では、10分以内に40bpm以上の心拍数を上げる必要があります。
- 起立性低血圧の欠如は、直立姿勢から3分以内に20/10mmHg以上の血圧が持続的に低下することとして定義されます。
- 6か月以上の起立性不耐性の症状。
- 急性の生理学的刺激、食事の影響、その他の病状や投薬など、洞性頻脈の明白な原因がないこと。
体位性頻脈症候群は、持続的な心拍の増加(立位になって45秒以上の心拍増加)がみられます。
また、慢性的疾患であるため、半年以上は症状が継続しいます。
そして、寝た状態で症状が回復し、立位で悪化する典型的な症状がない限り、体位性頻脈症候群と診断されることはありません。
体位性頻脈症候群の機能的な問題
体位性頻脈症候群は一つの特定された問題だけではなく、いくつかの病態が結果として立った時に頻脈が引き起こされると考えられています。
ただ、病態を考慮しても原因を特定していくことが難しいとされています。
体位性頻脈症候群の人を観察すると「神経障害」「高アドレナリン」などがみられています。
神経障害性
下肢に分布する交感神経の活動が低下している結果、循環機能に悪影響を及ぼしていることが研究で示唆されています。
本来なら立ち上がった時に下肢から血液は、心臓に還流されますが、下肢の交感神経が低下することで下肢に血液が溜まった状態となります。
そうなると脳に血流量が足らないことが伝わり、心臓の交感神経を優位にして血液を体に排出しようとする働きにより、結果として交感神経過活動の頻脈を引き起こします。
高アドレナリン性
過剰な交感神経亢進が、頻脈の原因と考えられる体位性頻脈の病態です。
高アドレナリン性は、600pg/mL以上の立位血漿ノルアドレナリン、10mmHg以上の収縮期血圧の上昇、または交感神経活性化の症状(動悸、震えなど)を特徴と報告されています。
ノルアドレナリンは、交感神経を活動させる神経伝達物質です。
ノルアドレナリントランスポーター欠乏
ノルアドレナリンを受け取るトランスポーター(神経伝達物質を再取り込みその神経伝達を終結させる役割)の機能低下によって、血中にノルアドレナリンが過剰になります。
体位性頻脈症候群の家系では、この遺伝子異常が確認されています(ただし、このような機能変異はまれ)
注意したいのはこのトランスポーターを阻害する薬剤は、精神疾患の治療に使われることが多く、服薬による体位性頻脈症候群もみられることです。
肥満細胞活性化障害
一過性に顔面紅潮がみられることが多いです。
関連症状としては、「呼吸困難感」「頭痛」「多尿」「下痢」「悪心嘔吐」などの胃腸障害もみられます。
また、顔面紅潮は長時間の立位および運動、月経前、食事によって誘発されることが多いです。
この障害がみられると、体位変換時に高血圧および高アドレナリン反応が起きやすいとされています。
この機能的な問題が、肥満細胞の活性化なのか交感神経の活性化なのかは不明です。
血液量の減少
体位性頻脈症候群の人には、赤血球および血漿量が少ないことが観察されています。
血症量の減少は、腎臓を介した血圧を上昇させるメカニズムに影響を与えていると考えられ、それが結果として体位性頻脈症候群の症状を呈します。
血漿量の減少は、腎臓の関与する末梢神経および交感神経が起因している可能性があります。
免疫性の炎症
ウイルス感染後に発症することも多いため、自己免疫の問題が考えられています。
体位性頻脈症候群の人は、2~6ヶ月前にインフルエンザ、エプスタイン-バーウイルスなどのウイルスや細菌に感染していることが多かったという報告があります。
最近では新型コロナウイルスの感染後にも体位性頻脈症候群がみられたという症例も報告されました。
脳循環自動調整機能の低下
脳は血圧が変動したとしても、脳循環自動調整機能によって脳の血流は一定を保つことができます。
しかし、体位性頻脈症候群の人は起立性の低血圧がみられない状態でも起立が困難になることから、脳循環自動調整機能の低下がみられるのではないかと考えられています。
体調不良
体位性頻脈症候群の症状は、長時間の安静または宇宙飛行にみられる体調偏移(頻脈、運動不耐性、左心室質量、一回拍出量、血液量の減少など)を伴う人の臨床的な徴候に似ています。
宇宙飛行士について詳細な説明は割愛させていただきますが、無重力空間である宇宙から帰還した宇宙飛行士は、重力下で生活するための機能が低下しており、様々な不調がみられます。
※宇宙飛行士は数ヶ月のリハビリを行い、日常生活に戻ります。
長期間の安静(ベッドに寝続ける)も身体的な機能低下を引き起こします。
体位性頻脈症候群に関わらず、長期間の安静は体調に悪影響を及ぼすことは解ってきたため、最近では手術後も限りなく早い段階でリハビリを開始することが有効とされているのは身体的な機能低下を防ぐためでもあります。
体位性頻脈症候群と自律神経との関係性
体位性頻脈症候群は、過剰な洞性頻脈を伴う起立不耐性です。
心臓を動かす刺激伝導系は洞結節から始まり、そこからのリズム心臓が動きます。
このリズムは、自律神経である交感神経と副交感神経の2つで調整されており、リズムが早くなった状態を動性頻脈と呼びます。
このようなことから、体位性頻脈症候群は色々な体の機能的な問題はみられますが、自律神経が根本的に関与しているといえます。
自律神経は脳を含めた神経系ネットワークでコントロールされていることから、体位性頻脈症候群は中枢神経系(脳)障害である可能性も示唆されています。
中枢神経系と自律神経
自律神経は、脳にある視床下部という領域から始まり、それぞれの組織(血管、内臓、皮膚など)に分布されます。
また、色々な領域から刺激(内臓、感情、感覚器など)が脳に伝わり、そのときの環境に適した身体活動ができるよう交感神経や副交感神経のどちらかが優位に働きます。
脳領域と自律神経は相互作用しており、脳科学が進歩した現代では体位性頻脈症候群の脳の状態を観察した研究も複数あり、「右側の視床と偏桃体」「左側島皮質」などの異常が示唆されています。
中枢神経系のアプローチへの有効性
体位性頻脈症候群の治療方法は確立されていませんが、中枢神経系のアプローチの有効性は報告されています。
アプローチとしては、ヨガ、瞑想、運動療法などが行われており、脳の神経可塑性が、島、大脳辺縁系、および他の皮質自律神経中枢の特定のネットワークの再編成につながり、それによって交感神経過活動が抑えられたと考えられます。
ヨガや瞑想は、大脳皮質(とくに前頭前野)の機能向上、運動療法は内容によりますがプログラム次第では、脳のあらゆる領域に機能を高めることができます。
神経可塑性について詳しくはこちらの記事もご参考ください。
体位性頻脈症候群には運動が有効
体位性頻脈症候群は、確立された薬物療法はありません。
運動によって悪化する可能性はありますが、段階を踏んだ運動療法は体位性頻脈症候群には有効であることが研究で報告されています。
体位性頻脈症候群は、立位で症状が悪化するため、初期の段階は座位もしくは寝た状態から少し上体を起こした姿勢で運動を行います。
研究では、水泳、バイク(背もたれ付き)、ボートなどを最大心拍数の75~85%の強度(少し息が切れる程度)までに抑え、週2~4回(30~45分)を初期段階で行っています。
そして、立位の耐性が保てる段階で、背もたれのないバイク、ランニングなど持久トレーニングを週1回取り入れ、段階的にウエイトトレーニングも行っています。
運動療法を取り入れた体位性頻脈症候群の人は、3か月後には生活の質が大幅に改善されています。
また、左心室の質量の増加、腎臓を介した血液量を維持する指標の改善などもみられています。
体位性頻脈症候群のセルフケア
ここまで解説してきた原因をもとにセルフケアを行うことも体調回復の助けになる可能性があります。
食事の見直し
赤血球の減少が要因の1つに挙げられています。
とくに女性は月経もあり、赤血球の減少につながる食生活は体調不良の一因です。
赤血球のエネルギー源は糖質のみであるため、炭水化物の摂取が必要不可欠となります。
また、赤血球を構成する材料となる葉酸、ビタミンB12、鉄も摂取することが大切となります。
炭水化物は低GI食品(そば、玄米など)が望ましく、葉酸、ビタミンB12、鉄はサプリメントを利用していくことも1つの方法となります。
寝たきりにならない
体調が優れないときは、休息するべきです。
しかし、寝た状態は悪循環となる可能性もあり、休んだからと言って翌日に体調が回復する可能性は低いことが推測されます。
枕を高くするだけでも良いため、少しでも頭位を高くする時間も作るほうが良いでしょう。
運動
下肢の交感神経活動の低下が原因にも挙げられており、寝ながらでも足首の曲げ伸ばし、ストレッチなども行ったほうが良いです。
急激な運動は悪化要因にもなるため、徐々に運動量を増やしていきます。
仮に体調が悪化した場合は、前日の運動量の強度、回数などが許容量を超えている可能性があるため、強度や回数を少し抑えて行っていくことが望ましいです。
カイロプラクティック心での体位性頻脈症候群の対応
カイロプラクティック心は、中枢神経系も含めた神経機能を評価し、神経可塑性を利用してアプローチしていきます。
例えば、立位になるときの姿勢変化時には、前庭ー交感神経反射により下肢に血液が溜まらず心臓に還元される働きがあり、これらの機能に問題が認められれば、前庭系のエクササイズを行っていくことになります。
交感神経の過活動である場合、副交感神経の機能が低下しているとも考えられます。
そのようなケースでは、副交感神経との関りの強い迷走神経へのアプローチおよび迷走神経を活性化させる生活習慣のアドバイスを行います。
カイロプラクティックケア
体位性頻脈症候群は、運動が有効とされていますが、動くことに不安を感じる方は多いです。
そのため、施術によって呼吸の改善(胸郭および頸部の構造的な問題)、迷走神経へのアプローチなどを行います。
施術によって、活動しやすい体の土台を作ります。
また、過去の生活背景(慢性的な肩こり、眼精疲労、外傷歴など)によっては、施術が早期回復につながります。
例えば、慢性的な肩こり、首コリ、頭痛などであると頭頚部の過緊張およびそれに伴う頭頚部の感覚不全がみられることが多く、自律神経系の神経経路が頭頚部の問題によって悪影響を受けている可能性があり、それらを改善させるために施術が必要です。
迷走神経アプローチ
迷走神経は、脳幹部から頭頚部を通過して内臓にまで到達しています。
その迷走神経をソフトにタッチ(腹部、頸部、鎖骨下部、横隔膜など:1ヶ所30~60秒)していきます。
迷走神経が活性化することで、交感神経の過剰の過活動を抑制する目的で行います。
胸郭へのアプローチ
呼吸が浅くなっていることも多く、息をはき切れていないことも少なくありません。
呼吸エクササイズも重要ですが、根本的に胸郭の可動域が低下していることも多く、胸郭(胸部の背骨、その周辺の筋肉の緊張緩和など)の状態を改善させていきます。
それに合わせて呼吸エクササイズを組み合わせていくことで効果が上がります。
頭蓋療法/頸椎
神経系の疲弊がみられる場合はとくに、頭蓋療法のソフトなアプローチが有効です。
また、後頭骨と蝶形骨のつなぎ目から迷走神経が下へ降りていくため、迷走神経アプローチでも頭蓋療法は行います。
頸椎部は迷走神経や血管などが通るため、頸部の過緊張により迷走神経の滑走性不良、循環への悪影響がみられやすくなり、さらには呼吸が浅くなることで強い緊張がみられることが多いです。
そのため、体位性頻脈症候群では頸部の緊張緩和は重要となります。
その他
体性感覚の低下、下肢のミスアライメントなど過去の生活背景による問題も解消していくことで、関節可動制限や筋筋膜の適切な緊張を回復させ、ボディースキーマの向上につながります。
ボディスキーマは、自分自身の体の感覚です。
体調不良の人は「自分の体ではないみたいに○○」といった表現をすることもあり、自分自身の感覚が乏しくなっていることも多いです。
そのため、施術により皮膚や関節を触り、並行して体の動きを感じてもらうようなストレッチを行うことでボディスキーマの情報が脳内で更新され、結果として身体の痛みや自分の体である感覚を取り戻していきます。
運動指導
体位性頻脈症候群は、運動が有効であることから、家庭でもできる運動指導もさせていただきます。
出来る範囲の運動をパルスオキシメーターを利用して脈拍を測定しながら、適切な運動強度を提案いたします。
感覚エクササイズ
カイロプラクテイック心では、中枢神経機能の活性化を目的とした感覚エクササイズを行います。
体位性頻脈症候群の方は、立位姿勢(閉眼)でふらついたり、不安定な場所(柔らかいスポンジ状のマット)で立つことが困難であることが多いです。
これは中枢神経系(脳)を介した姿勢コントロールができていない徴候であり、不必要に体を緊張させて立つことしかできないため、交感神経も過剰に働きやすく不調の一因となります。
このようなケースでは、感覚エクササイズによって「しっかり立てる」を目標にしてプログラムを作成します。
感覚エクササイズについて詳しくはこちら
運動学習
呼吸機能の低下、過剰な緊張などがみられることが多く、結果として立位が不安定になっています。
呼吸機能向上のエクササイズは、寝た姿勢でできるため、初期の段階で行っていきます。
また、力を抜く感覚がわからず、呼吸をするだけでも頸部や背部を過剰に緊張させることもあるため、リラクゼーション的な動きで力を抜いた状態を学習します。
そして段階的に寝た状態で低負荷の運動、座位、立位と運動様式を変更していきます。
栄養サポート
運動を行うにしても適切な栄養がなければ、運動にも無理が生じます。
神経可塑性も栄養不足は、効果的ではありません。
体位性頻脈症候群でみられる症状は、不定愁訴とも類似している部分もあり、栄養療法が効果的である可能性もあります。
とくに初期段階では、食事の見直しが重要です。
栄養療法についてはこちらもご参考ください。
アプローチ方法は起立性調整障害のページもご参考ください
体位性頻脈症候群のなかには低血糖、かくれ貧血がみられることもあり、栄養から見直していくことは重要です。
栄養状況に問題がある場合は、機能神経学的なアプローチおよび運動よりも先に栄養の見直しを行うことが大切です。
機能神経学および運動は、脳の神経可塑性を促すことが目的でもあります。
そのため、脳のエネルギー源や材料となる栄養素は必要不可欠です。
遠方で通えない方は、オンラインで栄養サポートもさせていただきますので、ご利用ください。
アプローチまでの流れ
1,質問票の記入およびカウンセリング
栄養、脳機能、治療歴など質問票に記入していただき、カウンセリングにて原因を絞っていきます。
2,評価
心拍変動(自律神経機能評価)心拍、血圧などの自律神経機能評価、神経機能評価などカウンセリングで考えられる原因が、実際に身体に悪影響を及ぼしているかを確認していきます。
3,今後の方針
評価をもとに今後の方針をお話させていただき、ご納得いただけましたら必要に応じた個別プログラム(施術、栄養サポート、運動療法)を行っていきます。
※施術、栄養サポート、運動療法はそれぞれの料金が必要です。
4,サポート
起き上がること自体が辛い場合は、栄養⇒施術⇒運動と段階的に進めていきます。
まず、栄養だけ試したいという場合でもサポート可能です。
起き上がれる時間もあり、簡単な運動なら可能な状態であれば、栄養、施術、運動療法を並行して行うこともできます。
よくある質問
体位性頻脈症候群に関するよくある質問をまとめました。
カイロプラクティック施術は安全ですか?
A.安全に行えるように配慮いたします
体位性頻脈症候群の症状には個人差もあり、中枢神経系の疲労が出やすい方は施術でもソフト(頭蓋療法:頭を触る施術)に行うほうが良いです。
そのため、身体評価のときに症状の悪化(少し気分が悪い気がする、自身の症状が顕著にみられやすいなど)が少しでもみられる場合は、ご遠慮なく申し出ください。
身体評価でも悪化がみられる場合は、栄養サポートから行ったほうが良いケースがあります。
安全に行えるようカウンセリング、身体評価、施術後の経過などをお聞きいたしますので、包み隠さずにお話しいただけると、より安全な施術を受けられるため、ご協力ください。
医師の診断や許可は必要ですか?
A.必要ではありませんが、少なからず診断は受けることをお勧めします
まれにネットの情報のみで体位性頻脈症候群と判断されてご相談いただくこともありますが、診断が無い場合は基本的にお断りいたします。
理由として体位性頻脈症候群ではなく、病院治療が必須の疾患である可能性もあるからです。
すでに診断を受けている方は、医師の許可をとっていただく必要はありませんが、ご心配な方は医師にご相談のうえご来院ください。
施術で悪化することもありますか?
A.可能性はあります
回復過程でも波があり、症状の悪化がみられつつ回復していくことが多いです。
施術や脳の可塑性を促す過程で刺激量も増えていくため、翌日に疲労感や倦怠感がみられることもあります。
例えば、体位性頻脈症候群であれば寝た姿勢から座位姿勢、立位と段階的に立位姿勢での運動を増やしていきますが、調子が良く動けていても翌日に疲労感がみられることもあり、この場合は刺激量が多すぎたと判断できます。
施術も同様に刺激量が多くなりすぎると疲労感がみられやすくなります。
そのため、ご来院毎にカウンセリングを行い、過度な刺激を行わないよう心がけています。
近所の整体やマッサージに行っても同じ効果が得られますか?
A.リラックス効果は得られると思います
整体やマッサージは心地よい施術であれば、リラックス効果が得られます。
ただ、体位性頻脈症候群の知識をもっているセラピストは少ないことが考えられ、その場合はリラックス効果以外は期待できないと思われます。
カイロプラクティック心は、論文を読み効果的な運動および栄養療法の知見があります。
また、臨床経験もあるため、段階的に体調が回復するようにサポートさせていただきます。
栄養面はどのような指導をしてもらえますか?
A.最終的には3食バランスよく栄養を摂取できることを目指しています
「○○の栄養を絶対に摂取しましょう」といった指導は効果もないため行いません。
カイロプラクティック心は、栄養コンシェルジュ®2つ星の栄養資格を取得しており、健康的な食生活を基本軸として指導いたします。
体調が回復に有効な栄養素はありますか?
A.特定の栄養素はありません
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することが大切であり、この栄養素を摂取すれば良いことはありません。
サプリメントを強制的に買わされることはありませんか?
A.サプリメントを販売しておりません
食事で栄養を摂取することが大切です。
ただ、食欲不振、小食など絶対的な栄養不足が考えられる場合は、サプリメントの併用は有効と考えています。
そのため、サプリメントのご紹介はさせていただき、購入はご自身の気に入ったサプリメントのメーカーをご利用ください。
食事指導は個別でカスタマイズされていますか?
A.個別でカスタマイズされています
体格、好き嫌い、個別による体調不良の原因などをカウンセリング、血液検査(直近の血液検査内容を提出いただいた場合)などを踏まえて食事内容を指導させていただきます。
栄養サポートのコースでは日々の食事記録のフィードバックを行い、習慣化できるようお手伝いさせていただきます。
どの程度の症状改善が見込めますか?
A.生活に支障がない程度を目指して症状改善を見込んでサポートしています。
食生活の見直し、運動の習慣化などできることを適切に行っていただく必要があり、「最初から取組むことが難しい」と消極的な方は症状改善は難しいです。
症状の改善がみられる方は良くも悪くもご自身でも取り組め、フィードバックしていただき、その人に合った方法を修正して構築できるケースでは生活に支障がない程度までは改善されていきます。
どの程度の期間で体調が回復しますか?
A.3ヶ月~数年単位です。
症状の程度、過去の生活背景、症状改善を目指す取り組みなどによって、体調が回復する期間は異なりますが、まずは3ヶ月での体調回復を目指します。
体調回復が遅くなるケースとしては以下のとおりです。
- 慢性的な疲労(低血圧、不眠や頭痛、低血糖などが併発してみられる)
- 胃腸障害(日常的な下痢、腹痛など)
- 甲状腺の疾患、機能障害が考えられるケース
- 過去の生活背景からも体調不良がみられる(事故による脳震盪など中枢神経系へのダメージ、食生活や生活習慣の乱れなど)
体調を回復させるためには細胞を回復させることも大切であり、そのために必要な栄養素を摂取していくことが大事です。
しかし、慢性的な疲労がみられる場合は、エネルギー源となる炭水化物の吸収、エネルギー変換に問題が生じていることが多く、長期的な計画が必要となります。
また、胃腸障害がみられると栄養吸収が上手く機能していないため、必要な栄養素が取り込めないことで食生活の見直しに時間がかかります。
甲状腺の問題はホルモン分泌に影響を及ぼすため、病院治療が優先的になるケースもあります。
過去の生活背景を分かりやすく説明すれば、POTSになる前の体調が10(10段階で優良が10、最低が1)の人と5の人では大きな差が生まれます。
病院の治療で良くなりませんが改善されますか?
A.改善される可能性はあります
医学的に確立された治療方法はないため、病院での服薬治療に効果がみられない方は多いです。
また、体の機能的な問題である体位性頻脈症候群へのアプローチ方法は個人差が大きく、マニュアル的な手法では改善の見込みが少ないため、多くの多種多様な病態に対応しなければいけない病院では取り入れられない側面があると考えられます。
カイロプラクティック心は、一人ひとりに対応することができ、栄養、運動(脳の神経可塑性を促す)などの研究論文を応用して個別にサポートすることが可能です。
そして、段階的に栄養、運動、カイロプラクティックなどのアプローチを組み合わせていくことで体調が回復されていきます。
外出することが困難ですが出来ることはありますか
A.食事の見直しをおすすめします
体位性頻脈症候群と診断されていますが、低血糖および副腎疲労の症状と似ており、栄養サポートだけでも体調が回復することがあります。
ZOOMを利用してカウンセリングさせていただき、LINEやメールを利用して食事の見直しをサポートさせていただくことは可能です。
施術を受けたい場合は、当院から半径10㎞以内であれば出張可能です。
ウイルスに感染後に症状が現れましたが効果はありますか?
A.効果はあります
発症後は、免疫の専門医を受診することも有効と考えられます。
ただ、体位性頻脈症候群だけをみると確立された治療方法もなく、運動療法が有効と結論づけられている論文もあり、カイロプラクティックのプログラムで効果がみられるケースも少くありません。
女性に多いのはなぜですか
A.統計学的に多いことは証明されていますが、核心的な理由はわかりません
個人的な考えとしては、筋量の少ない女性では下肢の交感神経の活動が男性よりも低下しやすいと推測されます。
また、月経によって赤血球の減少リスクの高い女性の方が、体位性頻脈症候群になりやすいのではないでしょうか?
なかには過去に無理なダイエット、痩せすぎ(体位脂肪22%以下は体調を崩しやすく、15%以下は月経不順などの婦人科系疾患となりやすい)で女性は体調を崩しやすい傾向もあり、結果として体位性頻脈症候群を発症するかもしれません。
病院で「異常なし」症状があるのはなぜですか?
A.病院の検査は画像、生化学検査(血液、ホルモンなど)の異常を検出するため、それに問題がなければ症状があっても異常なしと言われます
病院の検査は万能ではありません。
しかし、命に関わる疾患を検出するには病院の検査が必須であることはご理解ください。
病院の検査でひっかからずに症状があるケースとして、一般的には自律神経失調症があたります。
自律神経は中枢神経系の機能的な問題であり、わかりやすく簡潔に解説すると人によっては50%の働きで元気な人もいれば、多くの体調不良を訴えることもあります。
このように機能的な問題は個人差が大きく、これから科学が発達したとしても検出が難しいと考えられます。
食事や水分摂取でも症状は変わりますか?
A.変わることが多いです
当院に来られる方の9割以上は、食事内容の変容をおこなってもらい適切に見直しができると体調変化がみられます。
食事の変容も個人差があり、微調整が必要となりますが、積極的にアドバイスを求めて良くも悪くもフィードバックしていただける方は、症状が改善されていきます。
フィードバックがないと微調整ができず、食事の状況を尋ねると「菓子パン食べた」「ラーメンを食べた」など現状は体調を回復しない食事内容であるケースもあり、当然ですが変化はみられません。
オンライン相談も可能ですか?
A.可能です
基本的には栄養サポートが中心になるかと思いますが、動けるようになれば簡単な運動指導、ご希望に応じて遠隔施術も行います。
オンライン(zoom)でのご相談も承っております。
相談料として1,000円いただきますが、実際にご予約された場合は、相談料1,000円分を値引いたします。
保険は使えますか?
A.使えません
カイロプラクティック院は保険が適用されません。
新型コロナウイルス後遺症と考えられる方は診断書があれば、無料でみさせていただきます。
無料でみる意義として、後遺症は社会的な問題にもなっており、SNSで入手できる情報の限りでは、カイロプラクティック心が以前から行っている手法が新型コロナウイルス後遺症にも有効と発信されています。
社会貢献の一環として、一日でも早く社会復帰できるようサポートいたします。
その代わり、サポート内容を実践できる方(できないことは理由を言っていただけると幸いです)に限らせていただきます。
体位性頻脈症候群は改善可能
体位性頻脈症候群は、段階的に栄養の見直し、運動を行えば改善可能です。
初めは動くこと自体が困難ではありますが、カイロプラクティック施術により「呼吸のしやすさ」「体の動かしやすさ」などを取り戻していきます。
呼吸機能が安定した状態からは、運動中心に切替えできることから体の機能を向上させ、同時並行として食事サポートを行います。
ケースによっては、栄養サポートだけでも有効となる場合もあります。
体位性頻脈症候群に対してマニュアル的な手法は存在しませんが、一人ひとり丁寧に状態を評価してオーダーメイドの回復までのプログラムを作成いたします。
遠方の方でもZOOMを利用して、栄養サポートはさせていただきますので、早く体調を回復させたい人はご相談ください。
参考文献
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6113123/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7936931/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2914315/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3142863/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3547265/
ロバートソンの自律神経学
投稿者プロフィール

- カイロプラクター
-
伊勢市小俣町でカイロプラクターをしています。
病院では異常が見当たらず、どこに行っても良くならなかった方が体調を回復できるようサポートします。
機能神経学をベースに中枢神経の可塑性を利用したアプローチで発達障害、自律神経症状、不定愁訴にも対応しています。
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部位別の症例報告(改善例)2025年8月4日伊勢市|首痛/手や腕のしびれや痛みのカイロプラクティック改善例(症例報告)
カイロプラクティック(整体)2025年7月25日ずっと痛い(慢性症状)方へ
脳機能2025年7月1日AVE(視聴覚リズム誘導)/脳をリフレッシュ
起立性調節障害2025年6月22日体位性頻脈症候群/体調の回復方法





























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