手根管症候群改善方法

手根管症候群

手根管症候群をカイロプラクティックで改善

手根管症候群は、手術で効果的に症状が改善するケースも多いです。

しかし、手根管症候群とは違う原因で痺れていたり、手首への負担が改善されなかったりすると手術後に再発したり、症状にあまり変化がみられなかったりします。

また、「手術を回避してなんとか症状を緩和させたい」という人も多く、整体や整骨院を頼って改善されないことも少なくありません。

手根管症候群は炎症性の痛みやしびれではないため、抗炎症薬(痛み止め薬)や電気治療、筋肉をほぐすだけではほとんど効果がみられないです。

このような場合は、手首への負担を減らすための姿勢や腕全体のアライメント不良を見直したり、手根管以外でしびれを誘発している原因を改善させる必要もあり、痺れに対する知識、技術が必要になります。

ここからはカイロプラクティックでの手根管症候群の改善方法について解説していきます。

病院治療が有効な手根管症候群

手根管症候群は何らかの原因によって、手根管をとおる正中神経を圧迫して手の痺れや痛みなどの症状が現れます。

手根管症候群の治療は保存療法が第一選択であり、35%程度は自然に症状が治まるとされています。

手術が検討される主な原因は以下のとおりです。

  • ガングリオン
  • 骨折による仮骨の形成
  • 先天的な屈筋支帯の肥厚
  • 他の疾患の影響(関節リウマチ、糖尿病、巨人症など)
  • 長期間の腎透析によるアミロイド沈着

また、保存療法が効果的でない場合は、手術が適用され症状が改善されることが多いです。

ただ、筋委縮が強くみられる場合は、症状の改善にも時間がかかります。

初期から中期にかけての手根管症候群では、ステロイド注射も症状の緩和がみられます。

このように徒手的なカイロプラクティックよりも手術やステロイド注射のほうが、即効性がみられるケースもあり、その判断をするためにもしっかりと検査を行う必要があります。

病院治療に効果がみられない場合は、手根管症候群が確定的とは言えない状況であったり、病院治療で改善できない原因がみられたりすることが考えられます。

カイロプラクティックが有効な手根管症候群

カイロプラクティックが有効なケースは以下のとおりです。

  • 手根骨の変位
  • 手の使いすぎによる手根管内の腱および正中神経の滑走性の低下
  • ダブルクラッシュシンドローム
  • 正中神経の伸張性低下
  • 原始反射
  • 大脳機能低下
  • 関連痛(筋筋膜性疼痛)
  • 手術をしても再発する、変化がない

手根管症候群の主な原因は、手関節の使いすぎとも言われています。

手を使いすぎると腱鞘炎の2次的な問題、もしくはマイクロトラウマ(微細損傷)の積み重ねがが生じます。

そうなると結果として炎症によるむくみが生じ、手根管内の内圧が上昇して手根管症候群を引き起こします。

ただの手の使いすぎだけではなく、手根骨及び上肢全体のアライメント不良(手根骨、橈骨、尺骨などの変位および異常な関節運動)原始反射残存、大脳機能低下による手の過剰緊張を伴なっていることがあります。

手術を行っても再発するケースは、疾患(腎透析、糖尿病、関節リウマチなど)が起因していることが多いようです。

しかし、ダブルクラッシュシンドロームや複数の原因で手根管症候群がみられる可能性が考えられるため、手根管以外の問題(姿勢、頸椎性、関連痛など)にアプローチする必要もあるかもしれません。

病院、整体、整骨院に通うだけでは改善されない原因があります

病院では、ステロイド注射や痛み止め薬を処方されることが多いです。

しかし、ステロイド注射は初期治療としては良いですが副作用も強いため、長期間の治療は不向きです。

また、手根管症候群は炎症による痛みが少ないため、炎症を抑える痛み止め薬は効果がありません。

電気治療やマッサージは循環不良を一時的でも改善できるため、症状が和らぐこともあります。

しかし、根本的な循環不良の原因(手根管の狭窄、手根管の内圧上昇)を解消することができないです。

また、手術では正中神経を圧迫する原因を取り除くことはできますが、手首に負担をかけた原因(手の使いすぎ、姿勢不良、手根骨のアライメント不良など)まで解消することができません。

このような理由から、病院治療や整体、整骨院に通うだけでは症状が解消されない手根管症候群がみられます。

手根管症候群の原因について詳しくはこちら

手根管症候群のセルフケア

手根管症候群は、浮腫み姿勢が原因でもあるため、セルフケアも改善、再発予防には大切になります。

姿勢の見直し

姿勢の見直し

姿勢を無理に伸ばす必要はありません。

左の写真のように腰を反らした姿勢は交感神経が優位にもなるため、筋肉が緊張しやすいです。

また、机や椅子の高さは、手と腕が直線上に近い位置に合わせましょう。(手根管症候群は掌が腕に近づく掌屈位でしびれが強まることが多いため、しびれの現れにくい位置にします。)

食事の見直し

浮腫みは身体の排せつ機能(便の排泄)が衰えていることも多く、女性に多い便秘が間接的な要因になっていることも考えられます。

そのため、食事での便秘解消法をご紹介します。

  • 腸内細菌に適切な食材(大根、キャベツ、玉ねぎなどの白野菜)
  • 便通に必要な水溶性食物繊維(大麦、納豆など)
  • 便通に必要な油(Ω9系のオレイン酸を含むオリーブオイル)

便秘解消法について、詳しくはこちら

なかにはタンパク質不足によって、血液の浸透圧調整に必要なアルブミンが不足していることで浮腫んでいることもあります。

とくに「肉を食べない」「食事量が少ない」などがみられ、便通がある場合は、タンパク質をしっかりと摂取したほうが良いでしょう。

運動習慣を取り入れる

循環不良が症状を悪化させていることが多いため、運動習慣を取り入れて循環を改善させることが大切です。

ただ、筋力低下が伴っていることもあるため、症状が強いときは専門家の指導のもと行いましょう。

症状が和らぎ始めたらこまめに手の運動(グー、パー、手首のストレッチなど)ウォーキングや趣味のスポーツなども積極的に行い、全身の循環を改善させます。

カイロプラクティック心の手根管症候群アプローチ法

カイロプラクティック心では、関節、筋肉、神経系などの評価を行います。

また、手根管症候群、ダブルクラッシュシンドロームなどの原因を考え、手根骨の問題、正中神経および腱の滑走低下などへアプローチしていきます。

一般的な治療院(病院、整骨院、整体など)では、このような評価が行われることは少ないです。

また、機能神経学、NKT、原始反射などの神経機能評価を行うところはとくに少ないため、ほかの治療院ではわからなかった原始反射、大脳機能低下などの問題もみつかることがあります。

施術

身体の評価でわかった原因に合わせたアプローチ方法を行います。

手根骨の変位、上肢のアライメント不良⇒関節運動学的テクニック、カイロプラクティックアジャストメント

原始反射、大脳機能低下⇒カイロプラクティックアジャストメント、エクササイズ指導

筋肉の協調運動の問題⇒筋伸張テクニック、ストレイン・カウンターテクニック

腱、正中神経の問題⇒伸張リリース

身体の使い方の問題⇒エクササイズ指導

カイロプラクティック心は施術歴15年の施術者が責任をもって一人で担当させていただきます。

また、安心して施術を受けていただけるよう現在も文献を読んだり、セミナー、勉強会にも出向いて知識と技術向上に努めております。

施術についてさらに詳しく知りたい人はこちらもご参考ください。

病院治療との併用、手術後のリハビリにも有効

病院治療が効果がないと言っているワケではなく、治療でカバーできていない部分があれがカイロプラクティック心で補うことで、より早く症状改善が見込めます。

また、手術後の手術根のケア、筋肉の機能回復、神経機能の回復などもさせていただくことで、再発リスクを少なくすることができます。

カイロプラクティック心の想い

手根管症候群は、手術で回復することが多いです。

しかし、なかには「手術を回避したい」「手術後も痛みやしびれが続いている」という人もいらっしゃいます。

カイロプラクティック心は、そのようなお悩みを持った人全力でサポートさせていただきます。

そのために施術だけではなく、セルフケア、指の使い方など出し惜しみなくアドバイス致します。

また、1日でも早く症状が回復するように、知識や技術を日々向上させてお待ちしております。

手根管症候群を改善させて仕事や家事に集中したい、趣味を再開したいなどの想いのある人は、ぜひカイロプラクティック心にご相談ください。

あなたの想い描く楽しい生活を一緒に実現させましょう。

投稿者プロフィール

カイロプラクティック心
カイロプラクティック心カイロプラクター
伊勢市小俣町でカイロプラクターをしています。

病院では異常が見当たらず、どこに行っても良くならなかった方が体調を回復できるようサポートします。

機能神経学をベースに中枢神経の可塑性を利用したアプローチで発達障害、自律神経症状、不定愁訴にも対応しています。

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