頭痛は、人によって「こめかみ」「頭のてっぺん」「後頭部」など痛みを感じる場所が違います。
頭の痛む場所の違いは、自分の頭痛のタイプを知るうえで重要な判断材料となります。
ここではこめかみに感じる頭痛について解説していきます。
両側こめかみ 頭痛
両側のこめかみが痛くなる頭痛は、緊張型頭痛と呼ばれ以下の特徴もあります。
- こめかみだけではなく両側の後頭部、側頭部に頭痛が現れる人もいる
- 30分から数日(長くて7日程度)頭痛が継続する
- 圧迫感、重く感じると表現される痛み
- 吐き気が伴わない
- 光や音の過敏性はみられない、もしくはどちらか一方
緊張型頭痛は何らかの原因(姿勢、顎関節の問題、ストレスなど)によって、筋肉が緊張することにより頭痛を発症します。
緊張型頭痛について詳しくはこちらをご参考ください。
肩こりを伴うことも多い
筋肉の緊張が影響するため、肩こりを伴っていることが多いです。
そのため、肩こりが酷くなってくると頭痛を発症すると訴える人がいます。
肩こりを伴う頭痛は、病院治療だけではなく整体、カイロプラクティックでも効果的に改善がみられます。
片側(左側or右側)こめかみの頭痛
片側のこめかみが痛む頭痛は、片頭痛と呼ばれ以下のような特徴があります。
- ズキズキとした痛み
- 眼の奥の痛みを感じる人もいる
- 前兆がある(1~2割の人)
- 吐き気、下痢、悪心などの症状を伴うことが多い
片頭痛は血管が起因して痛みが発症すると考えられていますが、最近では三叉神経由来の原因ではないかとも言われています。
緊張型頭痛とは違い、自律神経を含めた神経系の影響を受けている可能性もあり、なかなか改善されないケースもあります。
片頭痛について詳しくはこちらをご参考ください
吐き気には注意が必要
頭痛に伴う吐き気は、片頭痛の特徴でもありますが、危険な頭痛(緊急性が高く専門医に1秒でも早く診断してもらう必要がある頭痛)の徴候でもあります。
継続的に吐き気を伴っているケースは危険度は低いですが、以下のようなケースでは脳疾患も疑われるため必ず病院を受診しましょう。
- 今まで感じたことのない痛みを伴う頭痛
- 起床時の嘔吐とともに頭痛が楽になる
- めまい、目がかすむ、意識障害などの症状が伴う
このような頭痛であっても問題がみられないケースもありますが、脳疾患は早期に治療することが重要なため、迷わず受診してください。
危険な頭痛についてはこちらもご参考ください
夜中におこる片側のこめかみ頭痛
片側のこめかみ頭痛でも夜中に起こりやすい頭痛は、群発性頭痛と呼ばれ以下の特徴があります。
- 男性に多い
- えぐられるような激しい痛み
- 発作的に15分から3時間続きそのほとんどが就寝中および夜中
- 頭痛発作は数週間から数ヶ月続く
- 目の充血、眼瞼下垂、鼻水が出るなど自律神経症状を伴う
生活習慣の見直しが重要とされており、まずは専門医を受診することが大切です。
群発性頭痛についてはこちらもご参考ください
こめかみ頭痛の不定愁訴
こめかみ頭痛は、服薬により即効性の効果が期待できます。
ただ、服薬を続けることで薬剤性の頭痛に移行する可能性もあり、注意が必要です。
なかには服薬も効果が現れず、慢性化したこめかみ頭痛やさまざまな症状が伴う不定愁訴の1つとしてみられるこめかみ頭痛があります。
このようなケースにおいては、栄養や神経機能など多角的な視点で原因を考える必要があります。
カイロプラクテイック心は、栄養面、神経機能面からアプローチしています。
詳しくはこちらをご参考ください。
こめかみ頭痛は生活習慣を見直そう
こめかみに痛みを感じる頭痛にもいくつか種類があり、治療方法も異なります。
そのため、自己判断はせずに病院を受診して診断してもらうことが大切です。
ただ、頭痛の改善方法について共通することは、生活習慣を見直すことです。
「お酒、たばこを控える」「睡眠時間を十分に確保(最低8時間)」「運動習慣を身につける」「栄養のバランスを考える」など悪習慣を見直すことが大切になります。
生活習慣を見直せないとどのような治療も短期的な効果に終わってしまう可能性もあります。
カイロプラクテイック心では、生活習慣、食生活なども合わせ、長期的に頭痛が治まるようアドバイスさせていただきます。