息苦しさ、動悸を感じて不安という人も多いのではないでしょうか。
その背景には疾患(呼吸器疾患、心疾患など)が隠れている可能性があるため、病院の受診は必要です。
しかし、病院では異常が見当たらないケースも少なくありません。
そうなると自律神経失調症と診断されたり、精神科を紹介されたりして、病院では有効な治療方法がないことも現状です。
自律神経が関わっている場合、「呼吸が浅い」「栄養状況に問題がある」「ストレスに弱い」などの問題がみられ、それらに介入していくことで息苦しや動悸が改善されることがあります。
カイロプラクティック心は、施術だけではなく呼吸エクササイズ、栄養サポートなどで自律神経の改善を目指しています。
動悸や息苦しさで悩んでいる人は、一度ご相談ください。
息苦しさ、動悸を感じたら病院を受診
息苦しさ、動悸の症状は、以下のような疾患が隠れている可能性があります。
- 慢性呼吸器疾患
- 心不全
- 肺梗塞
これらの疾患は、病院での治療が重要であり、カイロプラクティックや整体で治ることはありません。
自分の命を守るためにも病院は受診しましょう。
自律神経と息苦しさ、動悸との関係性
自律神経は、呼吸や心拍(心臓の動き)などを自動で行うために必要な神経システムです。
そのため、自律神経の乱れは呼吸の問題(息苦しさ)心拍の問題がみられることも少なくありません。
とくに交感神経は心拍を早め、呼吸数を増やすため、交感神経が過剰に働いた状態のとき「息苦しさ」「動悸」などを感じやすくなります。
呼吸についてはこちらもご参考ください
栄養と自律神経症状
身体に十分な酸素が供給されていないケースは、息苦しさや動悸を感じやすくなる可能性があります。
なぜなら、「酸素が欲しくなる」「酸素を体に供給するために心拍を早くして供給する」といった現象が人の生理反応として起こるからです。
呼吸の問題によって酸素供給が不十分となる以外に、鉄を中心としたミネラル不足による貧血が考えられます。
とくに女性は月経による出血があるため、血液の材料となるミネラル成分(鉄、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸)の栄養不足には注意する必要があるでしょう。
呼吸の問題のようでも栄養状況の悪さが関わっていることもあります。
体はPHを中性に保つ特性があり、体は酸性に傾くと息を多く吸うことでPHを中性に戻します。
「動物性食品:肉、乳製品など」「お菓子」などを多く摂取すると体は酸性に傾くため、食べ過ぎには注意が必要です。
もちろん、動物性食品も重要な栄養素は含まれており摂取することは大切ですが、野菜を中心とした植物性食品もバランスよく摂っていくことがポイントになります。
栄養と不定愁訴の関連についてはこちらをご参考ください
息苦しさ、動悸を解決するには?
1つは自律神経の働きを評価し、問題があれば自律神経の機能を改善させるアプローチが必要です。
自律神経の働きは簡易的には、左右の手汗の量、瞳孔収縮など自分の意志でコントロールできない現象を評価していきます。
カイロプラクテイック心では心拍変動を測定し、自律神経の状態を客観的に評価します。
そして、過剰な交感神経の活動がみられる場合は、内臓(栄養サポートを含む)前庭系エクササイズが必要となるケースが多いです。
また、自律神経がある程度安定していても息苦しさや動悸が現れるケースも有り、軽度の呼吸機能および胸郭の機能低下を改善が重要となります。
カイロプラクティックによる胸郭アプローチ
胸郭は肋骨、背骨(胸椎)、鎖骨で構成され、その周辺に腹筋群、頸部筋群など呼吸をするために働く筋肉が付着しています。
息苦しい、動悸がある方は、胸郭の動きが少ないケースが多くみられます。
例えば、深呼吸を行う場合に胸郭が拡張しない、肩を上げて息を吸うなどがみられます。
呼吸時に胸郭が動きやすくなるだけでも、息苦しさや動悸などが楽に感じられることも少なくありません。
カイロプラクテイック心では、関節運動学テクニック、筋伸長テクニック、カイロプラクティックアジャストメントなどで胸郭の動きを改善させていきます。
呼吸エクササイズ
とくに息苦しく感じている人は「呼吸が浅い」「呼吸時に胸郭の拡大、収縮の動きが少ない」「息を数十秒止めることが困難」「口呼吸」など人が本来もつ呼吸パターンに乱れが生じていることがあります。
胸郭へのアプローチだけでも一時的には改善されますが、長期的に構築された呼吸パターンの乱れは呼吸エクササイズを必要とするケースも少なくありません。
呼吸エクササイズは、体力やその人の状態に合わせて行うため、高齢者の方でも取り組みやすいな内容です。
栄養サポート
カウンセリングにて栄養問題が隠されている可能性があるケース(頭痛、めまい、疲労感なども併発している、起床時に症状が現れやすいなど)は、栄養サポートを行います。
また、病院で原因の解らない症状は、栄養問題が隠れていることも多いです。
ご自身で料理を作り食品から十分な栄養を補給することは大事ですが、難しい場合はサプリメントもアドバイスさせていただきます。
※高額なサプリメントを販売することはありません。
その他の息苦しさ、動悸を改善するアプローチ
ストレスを強く感じている人には、迷走神経アプローチおよび副交感神経を働かせやすい生活習慣をアドバイスいたします。
自律神経の乱れは、脳機能のアンバランス(感覚機能の低下、脳幹部の過剰活動など)も考えられるため、神経可塑性を目的とした施術やエクササイズを指導します。
息苦しさ、動悸の機能的な原因を解決
疾患が関わる原因を見つけるために、病院の受診は必要です。
しかし、ここで解説したような体の機能が低下している原因は、病院で解決されにくいことがあります。
カイロプラクテイック心は、機能的な問題を解決して症状改善を目指します。
息苦しさ、動悸でお悩みの方は、一度ご相談ください。