脳機能

脳機能に好影響を与えるカイロプラクティック

カイロプラクティックは、一般的には「バキバキ」とする施術のイメージが根強いです。

また、骨格の歪みや骨盤の歪みを直していると考えている同業者も多くいます。

カイロプラクティック心は脳機能を向上させることを目的にしており、神経機能の改善が必要な発達障害、自律神経失調症、めまい、ジストニアなどにも対応しています。

しかし、「カイロプラクティックで脳機能を向上できるの?」と疑問に思う人は多いのではないでしょうか。

ここでは、科学的な知見から脳機能の向上にカイロプラクティックが好影響を与えることを解説しています。

カイロプラクティックが脳に変化を与える研究

カイロプラクティックが感覚運動統合を変化させるという研究報告は複数あります。

参考文献

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22483612/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18328937/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32349288/

2019年に慢性腰痛患者を対象としたカイロプラクティック後の脳内代謝物の変化を観察した報告があります。

20〜50歳の慢性的な非特異的腰痛患者25人脊椎操作後の脳代謝産物の変化を評価することを目的とした研究では、視床、島、および背外側前頭前野(DLPFC)領域のN-アセチルアスパラギン酸(NAA)ならびに視床、島、および体性感覚皮質(SSC)領域のコリン(Cho)が治療で有意に増加した。

出典:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31773541

カイロプラクティックで行われる背骨へのアプローチは、科学的にみて脳機能の変化が認められています。

感覚運動とは?

人が体を動かすためには、体が感覚を受け取り、それを脳で統合して動きに変換されます。

そのため、運動は感覚なくして行うことができません。

人の感覚は主に以下のように動作へつながります。

  • 視覚⇒目標物を掴む、動いているものを追いかけるなど
  • 聴覚⇒音がなったほうを向く、音に合わせて歌うなど
  • 嗅覚⇒臭いで危険か安全かを判断し、逃げる、食べないなどを判断するなど
  • 関節の位置覚⇒字を書くとき肩・肘・手首・手など適切な関節位置に調整するなど
  • 筋肉(筋紡錘)⇒関節の位置を適切に調整する、過剰な伸張を抑制し姿勢保持するなど
  • 前庭感覚⇒バランスをとって動く、重力を感じとるなど
  • 痛覚⇒痛くない姿勢、動作を選択するなど

カイロプラクティックでは筋肉や関節の位置覚に影響及ぼす

研究では、背骨へのアプローチが行われています。

カイロプラクティックの神経的なメカニズムとして、背骨に瞬間的な圧を加える(カイロプラクティックアジャストメント)ことで筋肉が伸張され筋紡錘(固有受容器)が反応し、神経を介して筋緊張が緩和されます。

ちなみに適切なマッサージは、振動や圧刺激によって皮膚の表面にあるパチニ小体、ルフィ小体(固有受容器)が反応し、迷走神経を介して副交感神経が活性化してリラックスすることで筋肉の緊張が緩和されます。

筋肉が関節に位置にも影響するため、カイロプラクティックでは主に筋肉や関節の位置覚に影響を及ぼし、感覚運動統合に変化がみられると考えられます。

感覚を受け取る重要性

感覚を受け取ることがなぜ重要なのでしょうか。

まず筋肉の状態(長さ、緊張度など)が解らなければ、体がどのような状態かわかりません。ただ、視覚によって代償的に体の位置は認識できるため、筋肉や関節の感覚は鈍くなっていても立つことは可能です。

試しに目を閉じて立ったり、片足立ちをしてみると解りやすいです。

目を開けて片足立ちができても目を閉じるとふらつく場合は、筋肉や関節の感覚を上手く受け取れていない可能性があります。

言い換えれば、自分の体がどのような状態かを把握できていないため、真っすぐ立っているつもりでも傾いていたり、つまづくことが多くなったりします。

運動神経が鈍いと一般的に言われますが、実際は感覚を受け取ることが下手であると考えられます。

発達障害は感覚の受け取りが乏しい

脳の機能障害といわれる発達障害は、まず脳が感覚を上手く処理する前段階の状態でつまづいているケースが多くみられます。

検査をすると瞳孔が収縮しない(光が眩しく感じる)鼻に左右差がある(左は匂いがわかっても右からの匂いがわからない)片足立ちが難しい、目を閉じると触っている場所がわからないなどがみられます。

このように発達障害では、基礎的な感覚の受け取りが極端に上手くできていないことが多いです。

そのため、運動の苦手、姿勢が悪い、音や光の過敏性がみられます。

運動の苦手は小脳も関係する

小脳には運動制御をする役割があり、受け取った情報をもとに運動を微調整(フィードバック機構)します。

物をとる動作にしても小脳が働かなければ、手が震えたり、適切なスピードで手を動かすことができません。

小脳には多くの情報が集まり、そのなかには関節の位置や筋肉の状態の情報も受け取っています。

脳を介した運動制御という意味でも関節の位置や筋肉にアプローチするカイロプラクティックは有効と言えます。

脳卒中、神経疾患のリハビリを行うセラピストも小脳への介入として筋肉や関節のアライメント修正に工夫が必要としています。(以下が引用です)

一方小脳はリアルタイムに感覚性フィードバックを用いて正確な運動を制御を可能にしてくれるので位置覚や運動覚、触覚や圧感覚、固有受容感覚を正確にフィードバックできる条件づくり、例えば、筋のアライメントを修正したり、関節覚が入りやすい骨的なアライメントの修正、単に静的なフィードバックだけでなく、運動を介したフィードバック(方向やタイミング、適度な出力の調整など)に工夫が必要なのではないでしょうか?

引用元:ニューロリハビリ研究所

カイロプラクティックは脳機能を向上させる初期段階として有効

感覚運動統合だけで全ての問題は解決できませんが、感覚を正しく受け取れなければ脳機能を向上させることもできません。

脳機能を含めた身体へのアプローチは、感覚の統合、脳の適切な処理、体の使い方の3段階に大きく分けれます。

スポーツで言えば、感覚の統合が上手くいっていないのにフォームを指導してもなかなか習得できなかったり、ケガが多くなったりします。

発達障害でもコミュニケーションや言葉の遅れなどみられますが、相手との距離感(前庭覚)聴覚や視覚などの感覚が統合されていない状態では、こどもは落ち着いた状態で話も聞けず、相手の言葉や行動を理解できません。

カイロプラクティック心は、施術だけではなく視覚や聴覚など他の感覚も評価します。

また、神経系エクササイズやビジョントレーニングなども用いて脳機能を向上させるアプローチを行っています。

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